イテウォンってどんな場所?訪れるべき理由を全公開

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韓国

韓国ソウルの中心部に位置する「イテウォン」は、多国籍風情が魅力の人気エリアです。旅行者の間でその場所や特徴が話題になっていますが、具体的にどこにあるのかご存知でしょうか?

本記事ではイテウォンの地理的位置から、アクセス方法、エスニック料理やショッピングなどの楽しみ方を詳しく解説します。最新のトレンドスポットや安全面の注意点まで、2025年現在のイテウォン情報を幅広く取り上げていきますので、初めて訪れる方も何度も行ったことがある方もぜひご覧ください。

イテウォン 場所はどこ?ソウル中心地からのアクセス

「イテウォン」はソウル市の中心に近い龍山区(ヨンサング)に位置します。南山トンネルを抜けた北側、海外大使館が集まる地域のすぐそばで、多数の外国人が集まる異国情緒あふれる街として知られています。ソウル市内中心部(鐘路や明洞など)から地下鉄で約20~30分の距離で、アクセスは思いのほか便利です。

交通手段としては地下鉄とバスが代表的です。地下鉄では6号線「イテウォン駅」が最寄りで、駅を出ると目の前にハミルトン・ホテルがどーんとそびえています。明洞など南側から来る場合は、ソウル行きのバスやタクシーで南山トンネルを抜け、すぐ着くが便利です。

地下鉄・バスでの主要アクセス

ソウル市内からイテウォンへ行くには、地下鉄6号線が最もわかりやすいルートです。美味しい屋台やショップが並ぶ「世界食文化通り」はこの6号線に直結しており、各駅から一両編成の電車が頻繁に運行しています。また、地下鉄4号線や5号線からは「南大門」「東大門」といった中心地で乗り換えて6号線へアクセス可能です。バス路線も豊富で、ソウル駅方面からは緑莎坪(ノクサピョン)駅経由のバスが、弘大(ホンデ)・麻浦方面からは東湖大入口経由のバスなどがイテウォン周辺へ向かいます。

なお、イテウォンの街自体が坂道になっているため、駅を降りてから足に自信がない方はエスカレーターのある出入口やタクシー利用も検討してください。

仁川空港からのアクセス

日本からの直行便が到着する仁川国際空港からイテウォンまでは、リムジンバスや空港鉄道(AREX)を乗り継いで行く方法があります。空港リムジンバスの場合、

6030番のリムジンバスがイテウォン付近(龍山・ハンナム方面)に停車します。運賃は約17,000ウォンで、所要時間は交通事情にもよりますがおよそ1時間半です。

地下鉄ルートでは、空港鉄道でソウル駅まで行き(所要約45分・約7,000ウォン)、徒歩やタクシーでイテウォンへ移動する方法があります。ソウル駅からタクシーであれば約15分程度です。

早朝や深夜便を利用する場合、空港からの夜行バス(N6001バスなど)や市内のタクシーも選択肢です。タクシーの利用は割高になりますが、大きな荷物がある場合や複数人での移動時には便利です。

近隣エリアとの位置関係

イテウォンは南山(ナムサン)麓の丘陵地帯に位置しており、その周辺にも見所が多くあります。すぐ隣の漢南洞(ハンナムドン)にはおしゃれなカフェ街や外国人が多く住む住宅エリアが広がり、イテウォンから徒歩10分ほどで行けます。また、北側には戦争記念館や国立博物館がある竜山(ヨンサン)エリアが広がっています。南山公園(南山ケーブルカーやソウルNタワー)にもアクセスしやすく、イテウォンを拠点にそのまま登山・散策へ向かう観光客も多いです。

イテウォンの歴史と異国情緒

イテウォンは朝鮮時代から外国客を迎える宿泊地として栄え、その名は「漢陽(ソウルの旧称)近郊の客舎」を指す「梨泰院」に由来します。戦後の韓国には米軍基地が設置され、多くの米軍関係者や外国政府職員が周辺に住むようになったため、自然と外国食堂や輸入雑貨店が集積しました。「米軍基地」「大使館」「在留外国人」の3つの要素が重なり、イテウォンには外国の文化が混ざり合った独特の雰囲気が生まれました。

1960~70年代には特に在韓米軍の駐留が盛んで、基地で働く韓国人向けの洋品店が立ち並び、接客対応には英語が飛び交うようになりました。1970年代末にはソウル市がイテウォンを韓国初の「観光特区」に指定。以降、皮革製品のオーダーメイド店や民族衣装店が急増し、韓国内外の観光客にとって「買い物天国」の一つとして定着しました。

米軍基地と大使館街がもたらす異国情緒

イテウォンの街を歩くと、英語看板のカフェや各国料理店の数々が見られます。これは国連軍が解放後に置かれた市街地が発端で、周辺には二十数カ国もの大使館や領事館が集まっています。韓国人にとっては「異国を旅するかのような感覚」が味わえる場所であり、小さなスペインからインド、レバノン、アフリカ系、アメリカまで多様な民族が混在しています。街角にはハラール専門の食堂やモスクも存在し、世界の文化が南山の麓にギュッと詰まっています。

歴史的には韓国戦争からの復興期に基地の需要で発展し、その後も外国人観光客が多数訪れる観光街へと成長していきました。現在イテウォンは「ソウルの中の外国」と形容されることが多く、他の韓国の街では見られない民間服飾品やインテリア雑貨が並ぶ市場や町並みが評価されています。

観光特区指定と革製品市場

1997年、梨泰院はソウルで最初の観光特区に指定され、外国人向けサービスや商業施設がさらに充実しました。特に有名なのが革製品のサンプルショップやテーラーショップで、イテウォンでは革のジャケットや靴、さらにサイズ展開の豊富な衣類を注文できます。また、輸出向けの余剰商品を安価で売る露店スタイルの市場もあり、レザーを始めとする雑貨が豊富です。

こうした市場は地元民だけでなく海外からの観光客も魅了し、ソウル土産としての定番アイテムとなっています。最近では伝統屋台や古着屋、アンティーク家具店なども増え、国内外の若者層を中心に「ソウルで最もフォトジェニックなショッピングエリア」のひとつとして注目度が高まっています。

ドラマ『梨泰院クラス』ゆかりの地

近年は大人気韓国ドラマ『梨泰院クラス』の舞台となったことで、さらに知名度が急上昇しました。ドラマの主人公が開いた居酒屋「丹下」や背景に映る通りはファンの聖地となり、実際に撮影で使用された「the Booth」や「Heavy Moon」のバーは日本からの観光客にも人気です。このようにエンターテインメントを通してイテウォンを知った若い世代も増え、ソウル観光の新たな定番スポットとして定着しつつあります。

イテウォンで味わう多国籍グルメとショッピング

イテウォンは世界各国の料理店がひしめきあうグルメ天国でもあります。街を歩くだけで、韓国料理はもちろんアメリカ、メキシコ、インド、中東、アフリカ料理など多様なエスニックフードに出会えます。世界の料理に挑戦できるのがイテウォンの醍醐味で、屋台からレストラン、高級レストランまで選択肢が豊富です。

さらにカフェ文化も盛んで、「インスタ映え」するおしゃれなカフェやバーが次々と新規開店しています。昼はこだわりブレンドのコーヒーやデザートで一休みし、夜は多国籍なバーやクラブで遊べるのがイテウォンスタイルです。また、ショッピングでは前述のレザー製品以外にも、アンティーク家具や個人経営の雑貨店、韓国アーティストによるアクセサリーショップなど、掘り出し物店が並びます。お土産選びも飽きないエリアと言えるでしょう。

多国籍料理と屋台グルメ

有名なのは「世界食文化通り」と呼ばれる通り沿いに集中したグローバルな食堂街です。インドカレーやネパール餃子、タイ料理、ステーキハウスなどが連なり、毎晩世界各地の味を求める人々で賑わいます。お手頃価格でエキゾチックな味を楽しめる屋台やフードトラックも多く、韓国の定番食材と各国料理が融合したユニークなメニューも見逃せません。週末にはテイクアウトのハンバーガーやロブスターサンドイッチを片手に散策する観光客の姿もよく見られます。

個性的なカフェ・バーの楽しみ方

イテウォンには日本にはない刺激的なカフェ&バーが揃っています。例えば、店内でアンビエントな音楽を流す「Off The Record」や、レトロな内装の「Jekyll & Hyde」など、おしゃれなバーで過ごす人が多いです。最近の注目は若者に人気のフォトジェニックカフェで、夏季限定で豪雨を演出する「RAIN REPORT(豪雨注意報)」といったユニーク店もオープン。おしゃれなブランチカフェやティールームなどバリエーション豊かで、滞在中は毎回違った店に立ち寄る楽しみがあります。

老舗から最新ショップまでのショッピング

ショッピングスポットも充実しています。ハミルトンホテル前のハミルトンショッピングセンターは老舗の土産店・露店が集まり、定番の韓国みやげも手に入ります。一方、近年は個人経営のセレクトショップや若手デザイナーのブティックも増加し、ブランド品に頼らないファッションも楽しめます。

また、タトゥースタジオやオーダーメイドのスタジオなど、少しマニアックな店もあり、日本の観光地では味わえない「自由な買い物文化」が根付いています。最新のトレンドを敏感に取り入れたショップでは、週末にセールが開かれることもあり、韓国ファッションに興味がある人には見逃せません。

イテウォンの人気スポット・アクティビティ

イテウォンではショッピングやグルメ以外にも観光名所や散策スポットがたくさんあります。旅行者に人気のスポットをいくつか紹介します。

世界食文化通りのナイトライフ

上述した「世界食品文化通り」は夜になると特に活気づきます。通りにはネオンサインが灯り、ミュージックが流れるバーやダンスホール、ライブハウスなどが軒を連ねます。クラブニードルズやボデガといった外国人向けのバーでは平日でも多国籍な客層が交流し、週末は外国人パーティで盛り上がります。その一方で路地裏には落ち着いたワインバーもあり、静かに語らいながらお酒を楽しむこともできます。イテウォンで夜遊びをするならまずはこのエリアを目指しましょう。

ハミルトン前とショッピング街

イテウォン駅前にあるハミルトンホテルはエリアのランドマークで、その両脇に広がるショッピング街が観光客に親しまれています。ここには前述のショッピングセンターだけでなく、革製品店や専門店が連なり、年中無休で買い物ができます。また、ホテルの近くには小さな広場があり、週末にはフリーマーケットや野外イベントが開かれることもあります。時間があればゆっくり散策すると、地元アーティストの作品展示や屋台グルメに出会えるかもしれません。

南山・戦争記念館など近隣観光地

イテウォンに来たらついでに訪れたい近隣スポットも豊富です。救世主教会のある南山公園へは徒歩20分ほどで、自然の中を散策してソウルタワーに登るプランが人気です。また、少し足を伸ばせば世界最大級の戦争博物館である「戦争記念館」や、巨大な珍島礼拝などを所蔵する「国立中央博物館」などもあります。これらはいずれも龍山駅や会賢駅からすぐで、イテウォン散策と組み合わせるとソウル観光がさらに充実します。

イテウォンの最新トレンド・注目スポット

2025年現在、イテウォンでは新しいスポットが次々と話題を集めています。最新の動向をいくつかピックアップして紹介します。

話題の最新カフェ・ショップ

まず注目のカフェは、先述のRAIN REPORT(豪雨注意報)です。店内の中庭では30分に一度15分間だけ人工的に雨が降る仕掛けとなっており、SNS映えする光景が評判です。また、近年オープンした高級ブランチカフェ「Conhas Coffee(コンハスコーヒー)ハンナム店」は敷地内にプールがある斬新なデザインで人気を博しています。その他、インスタで

  • ストロベリーいっぱいのフォトジェニックカフェ(例: 極上の苺パフェで知られる「Berry Berry Berry MATCH」など)
  • 芝生の庭を持つアウトドアカフェやモダンアートギャラリー併設店
  • ヴィンテージ家具を使ったブティック(例: アンティーク家具店「73 Vintage」など)

が若者の間で話題です。これら新ショップはイテウォンの伝統的なイメージに新風を吹き込み、訪問者に新鮮な体験を提供しています。

SNS映えスポット

これらのカフェ以外にも、街中にはフォトジェニックなスポットが点在しています。有名な壁画スポットやオシャレなフードトラック、天使の羽のウォールアートなど、韓国の若者文化を感じる撮影スポットが豊富です。夜間になるとライトアップされる公園や展望台もあり、ソウル市街の夜景を背景に記念撮影する観光客も多く見られます。

人気ドラマ『梨泰院クラス』聖地巡礼

前述の通り、ドラマ『梨泰院クラス』はイテウォンエリアを世界中に知らしめました。撮影で使用されたお店だけでなく、登場人物にちなんだ商品を販売する店や、ドラマゆかりのレストランでは訪日ファン向けのメニューが提供されることもあります。この影響でイテウォンを訪れる外国人観光客は増加傾向にあり、公園や橋など風景が劇中に登場する場所はミニ観光名所となっています。

イテウォン訪問時の注意点・安全対策

多くの魅力を持つイテウォンですが、訪れる際にはいくつかの注意点を知っておくと安心です。特に近年の動向に留意しましょう。

ハロウィン混雑事故の影響

2014年以降、イテウォンでは毎年10月最終週に「ハロウィン・フェスティバル」が開催され、仮装した若者たちで街がにぎわうのが恒例でした。しかし2022年の悲劇的な群衆事故以降、この通りには厳重な規制が敷かれています。

2024年には2年ぶりにハロウィン行事が再開されましたが、警察官や消防隊員が厳戒体制で臨んでいます。警察・消防が群衆の移動を誘導するなど、安全対策が強化されています。

大型のイベント時は近隣の地下鉄駅が閉鎖されたり、車両交通が規制されることがあるため、公共交通機関の最新情報を確認してから訪れることをおすすめします。なお、事故現場となった細い路地は現在も供養スペースとして物が置かれており、付近は人通りが少ない状況です。このような背景を踏まえ、特に10月末には迂回ルートや早めの帰路計画を検討しましょう。

夜間の混雑・交通規制

イテウォンは夜遅くまで賑わうため、週末の夜間は通りが非常に混雑します。特に金土曜日の終電前後は人通りがピークに達し、徒歩での移動に時間がかかる場合があります。また、世界食文化通り付近では路上駐車や車両の往来もあるため、横断歩道を渡る際は十分注意してください。深夜帯の帰りはタクシーや配車サービスがつかまりにくくなるので、駅やバス停を利用する、あらかじめ迎車予約するなど工夫すると安心です。

地域のマナー・注意点

イテウォンでは外国人観光客が多い反面、地元韓国人も大勢訪れるため、基本的なマナーを守ることが大切です。飲酒後の大声や路上座り込み、ゴミのポイ捨てなどは迷惑行為とされるので控えましょう。また、夜遅い時間帯は周囲に飲食店が多いため、喫煙マナーも注意が必要です。さらに、古い街並みのため段差や坂道が多いので、歩きやすい靴を履いて歩きましょう。緊急時には近くのスマートフォンアプリで翻訳機能や緊急連絡先情報を準備しておくと安心です。

まとめ

イテウォンはソウルの中でも特に国際色豊かなエリアで、さまざまな文化や食が融合するユニークなスポットです。「イテウォン 場所」のアクセスは首都の中心から便利で、地下鉄やリムジンバスを使えばスムーズに行けます。米軍基地や外国大使館の影響で生まれた異国情緒、ドラマで話題になった背景、多国籍グルメやトレンドカフェなど、訪れる理由は盛りだくさん。華やかなナイトライフやショッピングも魅力的ですが、安全面には十分気をつけましょう。

2025年の今、イテウォンはコロナ後の活気が戻りつつあり、新しい人気店やイベント情報も増えています。このガイドを参考に、最新のイテウォンを存分に楽しんでください。

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