韓国旅行で意外とハードルになるのが、地下鉄より分かりづらいバス移動です。停留所の名前もハングルだらけで、路線図も難しく感じる方が多いのではないでしょうか。
しかし、最近は日本語対応や日本人が使いやすい韓国バスアプリが増え、ソウルだけでなく地方観光でもバス移動がかなり快適になっています。
この記事では、日本語で使いやすいものを中心に、目的別のおすすめアプリや具体的な使い方、韓国ならではの注意点まで専門的に解説します。スマホ一つで迷わずバスに乗れるよう、ぜひ出発前の準備に役立ててください。
目次
韓国 バスアプリ 日本語 おすすめを総まとめ
まずは、韓国で使えるバスアプリの全体像と、日本語対応の有無を整理しておきます。韓国の公共交通アプリは非常に多く、バス専用アプリ、総合乗換案内アプリ、地図アプリの三つに大きく分かれます。
この中で、日本語表示まで完全対応しているもの、インターフェースは英語だが日本人にも使いやすいものなど、レベルに差があります。
韓国バスを初めて利用する旅行者にとって重要なのは、ルート検索のしやすさと停留所名の読みやすさ、そしてオフライン時の情報の見やすさです。これらを踏まえ、ここでは代表的なアプリをカテゴリー別に整理し、日本語対応のしやすさや操作性を比較します。
後続の見出しで個別のアプリを詳しく解説する前に、まずは全体の位置づけを把握してください。
日本語対応バス・乗換アプリの全体像
韓国で利用でき、日本からもインストールできる代表的な交通系アプリには、カカオマップ、ネイバーマップ、T map、カカオT、そして各地域のバス専用アプリなどがあります。
このうち、完全な日本語インターフェースを提供しているのは、現在のところ大手地図アプリの一部に限られています。一方、英語表示に切り替えれば、ハングルが読めない方でも直感的に扱えるアプリも多く、実用上は大きな問題にならないケースが増えています。
特に日本人旅行者にとっては、地下鉄・バス・徒歩をまとめて検索できる乗換アプリを中心に選ぶのが効率的です。バスだけに特化したローカルアプリは情報量が豊富ですが、言語が韓国語のみの場合も多いため、まずは日英対応の総合アプリをベースにし、必要に応じて補助的にローカルアプリを併用する構成が現実的です。
日本人に人気の代表的なアプリ一覧
代表的なアプリを一覧すると、次のような構成になります。
| アプリ名 | 主な機能 | 日本語対応 | バス情報の充実度 |
|---|---|---|---|
| カカオマップ | 地図・乗換案内 | 日本語インターフェース対応 | ソウル・地方ともに高い |
| ネイバーマップ | 地図・乗換案内 | 一部日本語表記対応 | 徒歩情報に強くバスも充実 |
| T map | ナビ・車中心 | 主に韓国語/英語 | バスも見られるがやや車寄り |
| カカオT | タクシー・バス位置など | 英語対応 | リアルタイム位置把握に便利 |
| 地域別バスアプリ | 路線検索・到着情報 | 多くが韓国語のみ | 該当地域では非常に高い |
この一覧から分かるように、日本語でストレスなく利用したいなら、カカオマップが最有力候補になります。続いて、徒歩ナビに優れたネイバーマップを組み合わせると、乗換から現地での移動までスムーズに対応できます。
観光・出張など目的別の選び方
韓国旅行の目的によって、最適なアプリの組み合わせは変わります。ソウル中心に観光をする短期旅行であれば、カカオマップ一本でも十分に対応可能です。日本語インターフェースで、地下鉄とバスの乗換検索、徒歩ルート案内まで網羅されているため、複数アプリを使い分ける負担が少ないからです。
一方、釜山や大邱、地方の温泉地や海辺の町などを周遊する場合、現地のバス路線を細かく調べる必要が出てきます。その際は、カカオマップを軸にしつつ、英語表示ができるネイバーマップや、地域別のバスアプリを補助的にチェックする構成が安心です。出張で時間に余裕がなく、確実に移動したい場合は、バス経路に加えてカカオTのタクシー機能も併用すると、万が一のトラブル時にも代替手段を確保できます。
日本語で使いやすい韓国バスアプリの定番はこれ

ここからは、日本語表示が可能、もしくは日本人に特に使いやすいアプリに絞って詳しく解説します。バス単体ではなく、地下鉄や徒歩も含めた総合アプリを押さえることで、乗り過ごしや迷子のリスクを大きく減らせます。
とくにカカオマップとネイバーマップは、韓国在住者も日常的に利用している実績のあるサービスで、情報の更新頻度や正確性の面でも安心して利用できます。
どのアプリも、韓国到着前に日本のApp StoreやGoogle Playからインストールしておくことをおすすめします。現地の回線に切り替えた直後にアカウント登録やダウンロードでつまずくケースがあるため、事前準備が大切です。それでは、代表的なアプリごとに特徴や設定方法を見ていきます。
カカオマップ:日本語インターフェースで初心者向け
カカオマップは、韓国最大級のメッセンジャーサービスを運営する企業が提供する地図・乗換アプリで、日本語インターフェースに対応している点が大きな強みです。アプリの設定から言語を日本語に変更すると、メニューやボタン、基本的な案内がすべて日本語で表示され、ハングルに慣れていない方でも直感的に操作できます。
バス機能としては、出発地と目的地を入力するだけで、地下鉄・バス・徒歩を組み合わせた複数のルートを提案してくれます。路線番号、所要時間、料金の目安が一覧で表示されるため、時間を優先するか、乗換回数を減らすかといった判断もしやすいです。さらに、停留所ごとのバス到着予定時刻がリアルタイムで表示される機能もあり、乗り場に着いてからどれくらい待つべきかがひと目で分かります。
ネイバーマップ:徒歩ナビに強くバス併用派に人気
ネイバーマップは、韓国の大手検索ポータルが提供する地図アプリで、徒歩ルート案内や周辺施設検索に特に強みがあります。インターフェース全体が完全な日本語というわけではありませんが、地名や主要スポット名が日本語併記されている場所も多く、英語表示と組み合わせることで十分に実用的です。
バスに関しては、ルート検索時に地下鉄・バス・徒歩を総合的に提案してくれるため、目的地までの最短経路を把握するのに向いています。特に、バスを降りた後の細かな徒歩ルートを丁寧にガイドしてくれる点は、初めて訪れるエリアで大きな安心材料になります。なお、施設レビューや営業時間などのローカル情報も充実しており、バスで移動しながら周辺の飲食店やカフェを探したい場合にも活用できます。
カカオT:タクシーと併用しながらバス位置も確認
カカオTは、韓国で広く利用されている配車アプリで、タクシー呼び出し機能が有名ですが、一部地域ではバスのリアルタイム位置情報や時刻案内も確認できます。インターフェースは主に韓国語と英語ですが、操作手順自体はシンプルで、慣れれば旅行者でも使いこなせるレベルです。
バスアプリとして見ると、路線検索よりも、今乗る予定のバスがどこまで来ているのか、あと何分で到着しそうかといったリアルタイム監視に向いています。特に、夜間や地方都市でバスの本数が少ない場合、バスが遅れているのか、すでに行ってしまったのかを把握できるのは大きな安心材料です。さらに、万が一バスに乗り遅れた場合には、そのままカカオTでタクシーを呼ぶという切り替えも可能なため、時間にシビアな出張時にも心強いアプリです。
日本語対応は少なめ?韓国バス専用アプリの実情
韓国には、ソウルバスや釜山バスなど、地域に特化したバス専用アプリが多数存在します。これらは路線ごとの詳細な停留所情報や、到着予定時刻、運行状況をリアルタイムで確認できる優れたツールですが、多くは韓国語のみの対応となっています。
そのため、日本語対応という観点だけで見るとハードルが高い印象を受けますが、旅行のスタイルや滞在エリアによっては、こうしたローカルアプリを併用する価値があります。
特に、地方の観光地では総合乗換アプリに反映される情報が限定的な場合があり、地域専用アプリの方が新路線やダイヤの変更に追随しているケースもあります。ここでは、日本語対応が限定的であることを前提に、韓国バス専用アプリの実情と、ハングルが読めない人でも最低限活用するコツを解説します。
ソウル・釜山など都市別バスアプリの特徴
ソウル市や釜山市など大都市圏では、それぞれの自治体や交通公社が公式のバスアプリを提供しています。これらのアプリは、特定都市のバス路線網に特化しており、停留所ベースでの詳細な時刻、バスのリアルタイム位置、満空情報など、かなり細かな情報まで閲覧できるのが特徴です。
ただし、言語設定は韓国語が基本で、日本語や英語に完全対応しているものは限られます。インターフェースに慣れてしまえば、路線番号と数字ベースの到着時刻を確認する程度であれば問題なく利用できますが、初めて利用する旅行者にはやや敷居が高い面があります。そのため、都市別アプリは、総合乗換アプリでは分かりづらい時刻の微調整や、始発・終バスの詳細を確認するためのサブツールと考えるとよいでしょう。
韓国語のみのアプリをどうやって使いこなすか
韓国語のみのアプリを活用する際は、すべてを理解しようとするよりも、必要な要素に絞って読み取るのが現実的です。具体的には、バス路線番号、到着予定時刻、方向を示す矢印や色分けといった、言語に依存しない情報に注目します。停留所名については、あらかじめカカオマップやネイバーマップでローマ字・日本語表記を確認しておき、形の似たハングルを照合する方法も有効です。
また、翻訳アプリを併用し、スクリーンショットや画面上の文字をカメラ翻訳する方法もあります。これにより、重要なボタン名やメニュー構造を一度理解してしまえば、二回目以降は翻訳に頼らず操作できるようになります。すべてを日本語化しようとすると負担が大きくなりますので、事前にチェックしておきたい情報を明確にし、それをピンポイントで確認するというスタンスで使いこなすのがおすすめです。
ローカルアプリと総合アプリの上手な併用術
総合乗換アプリとローカルバスアプリは、役割が異なるため、どちらか一方に絞るより併用する方が効率的です。ルート全体の設計や、おおまかな所要時間、料金を把握するにはカカオマップやネイバーマップが向いており、そこから選んだバス路線の運行状況や、実際の到着時刻のブレを確認するにはローカルアプリが得意です。
具体的な流れとしては、まず総合アプリで目的地までの候補ルートを複数チェックし、その中から乗換回数や徒歩距離が少ないものを選びます。その上で、時間に余裕がない場合や始発・最終近くの時間帯に乗る場合には、ローカルアプリで該当バス路線を検索し、現在の運行状況を確認する、という二段構えが安心です。こうした組み合わせを身につけることで、日本語対応が限られた環境でも、情報の精度と安全性を高めることができます。
韓国バスアプリの基本的な使い方と設定ポイント
どのアプリを選ぶにしても、基本的な使い方や設定を押さえておくことで、現地でのストレスが大きく変わります。特に、言語設定、位置情報の許可、出発地と目的地の検索方法は、事前に一度シミュレーションしておくと安心です。
ここでは、カカオマップなど代表的なアプリを想定しながら、共通する操作の流れと、旅行者がつまずきやすいポイントを解説します。
また、韓国ではバス停名が似ているケースや、同じ名前で複数の停留所が存在するケースもあり、誤った停留所を選んでしまうと大きく遠回りになることがあります。これを防ぐためのチェック方法や、乗るべきバスの見分け方も併せて確認しておきましょう。
言語設定と位置情報の許可
アプリをインストールしたら、最初に確認すべきは言語設定です。カカオマップの場合、アプリの設定メニューから言語を日本語に変更することで、メニューや案内が日本語で表示されます。ネイバーマップなど、完全な日本語化ではないアプリでも、英語インターフェースに切り替えることで、韓国語表示のままよりは格段に理解しやすくなります。
同時に、位置情報の利用許可を求められた場合は、基本的に許可する設定にしておくことをおすすめします。これにより、現在地を起点として最寄りのバス停や地下鉄駅を自動で検索できるようになり、入力の手間が大幅に減ります。また、徒歩ルート案内や、目的地までのナビゲーション精度も向上します。バッテリー消費が気になる場合は、必要なときだけオンにする運用も可能ですが、慣れない土地では常時オンの方が安心です。
出発地・目的地の検索方法と注意点
出発地と目的地の検索は、地名、施設名、住所、現在地のいずれかを使って行います。日本語対応アプリでは、東京発の旅行者にも馴染みのある観光スポット名が日本語でヒットする場合もありますが、すべてが日本語で検索できるわけではありません。そのため、英語表記やローマ字名も併用しながら検索するのが現実的です。
注意したいのは、同じような名前のバス停や施設が複数出てくるケースです。特に、大学や大規模ショッピングモールなどは周囲に複数の停留所があり、それぞれ微妙に位置が異なります。候補が複数表示された場合は、必ず地図上で位置を確認し、自分が実際に行きたい建物に最も近いポイントを選択してください。この一手間を省くと、目的地から離れたバス停に案内されてしまい、徒歩で大きく迂回することになりかねません。
候補ルートの見方とバス路線の選び方
出発地と目的地を指定すると、アプリは通常、複数のルート候補を提案してくれます。ここで見るべきポイントは、所要時間、乗換回数、徒歩距離、利用するバス路線の本数の多さです。最短時間のルートが常に最適とは限らず、バスの本数が少ない路線を含むルートは、一本乗り過ごしただけで大幅な遅延につながる可能性があります。
旅行者にとって扱いやすいのは、バス本数が比較的多い幹線路線を利用し、徒歩距離も長すぎないルートです。また、バス路線番号が二桁や三桁で分かりやすいものを選ぶと、停留所での確認や乗車時の不安も減らせます。候補ルートを比較する際には、アプリが表示する詳細情報を開き、途中で乗り換える停留所名や、歩く区間の地形も確認しておくと安心です。
韓国でバス移動を快適にするための実践テクニック
アプリの基本操作を理解したうえで、現地で実際にバスを利用する際のコツを押さえておくと、移動のストレスをさらに減らせます。韓国のバスは、日本と比べて乗降方法や料金の支払い方が若干異なり、初めて利用する方は戸惑うポイントが多いです。
ここでは、乗り場の探し方、乗車・降車の流れ、交通カードの使い方など、実践的なテクニックを整理します。
また、バスアプリと併用する小さな工夫として、停留所名のスクリーンショットを保存しておく、乗車前に運転手に行き先を見せて確認してもらうなど、言語の壁を補う方法も紹介します。これらを実践することで、韓国のバス移動は格段にスムーズになります。
停留所の探し方と乗り場の見分け方
バス停探しで最も重要なのは、方向を間違えないことです。韓国の大通りでは、道路の両側に似たような名称の停留所が向かい合って設置されていることが多く、反対方向のバス停で待ってしまうミスが頻繁に起こります。アプリで検索した際には、地図上で自分のいる側の道路にマーカーが示されているかを必ず確認してください。
停留所自体は、青や緑の標識と時刻表が目印で、バス路線番号と行き先の主要地名が一覧で掲示されています。アプリで表示された路線番号と一致しているかを確認し、同じ番号でも行き先が異なるバスがないかもチェックしましょう。特に快速や支線系統は、同じ番号にアルファベットが付くなど細かな違いがあるため、乗車前に停留所の案内板とアプリの情報を見比べる習慣をつけると安心です。
乗車時のタッチや降車ボタンなど基本ルール
韓国のバスでは、交通カードを利用する場合、乗車時と降車時の両方でカードリーダーにタッチするのが基本ルールです。乗車時のタッチで乗車記録を残し、降車時のタッチで距離に応じた正確な運賃が計算される仕組みになっています。降車時にタッチし忘れると、最大運賃が請求される可能性があるため、必ず忘れないようにしましょう。
降りる際は、目的の停留所の一つ前あたりで、車内に設置された降車ボタンを押して合図します。アプリのルート案内画面や、バス車内の次停留所表示を確認しながら、余裕を持って準備しておくと慌てずに済みます。なお、乗降は前扉から乗車し、後扉から降車する方式が一般的ですが、地域やバスの種類によって異なる場合もあるため、周りの乗客の動きを参考にするとよいでしょう。
交通カードとアプリを連携させた効率的な移動
韓国でのバス利用には、T-moneyやCashbeeなどの交通ICカードを用意しておくと非常に便利です。これらは地下鉄やコンビニでも利用でき、チャージも簡単に行えます。アプリと連携する場合、残高照会や乗車履歴の確認ができるサービスもあり、長期滞在者や頻繁に移動する方にとっては管理がしやすくなります。
また、ルート検索の際に、アプリが提示する運賃情報と、自分のカード残高を照らし合わせることで、事前にチャージのタイミングを計画することも可能です。特に複数人で移動する場合は、各自の残高を把握しておくことで、券売機やチャージ機の前で慌てる場面を減らせます。アプリは経路と時間の管理、交通カードは支払い手段として役割分担させると、全体として効率的な移動が実現できます。
地下鉄アプリと組み合わせてさらに便利に使う方法
韓国の公共交通は、バスと地下鉄を組み合わせて利用することで真価を発揮します。ソウルや釜山などの都市圏では、地下鉄網が非常に発達している一方で、観光スポットや住宅地はバスでないとアクセスしづらい場所も多くあります。
そのため、バスアプリだけでなく、地下鉄情報に強いアプリと併用することで、よりスムーズで自由度の高い移動が可能になります。
ここでは、地下鉄専用アプリや総合乗換アプリを活用しつつ、バスとの接続ポイントを見極める方法や、時間帯による使い分けのコツを解説します。また、乗換時間の見積もり方や、混雑を避けるルート選択の考え方もあわせて紹介します。
地下鉄専用アプリとの役割分担
地下鉄専用アプリは、各都市の地下鉄路線図、駅間の所要時間、乗換案内に特化しており、列車の発車時刻や終電情報など、バスアプリにはない詳細な情報を提供します。一方、バスアプリや総合乗換アプリは、地下鉄とバスの組み合わせを提案するものの、地下鉄車両の運行状況に関しては簡易的な情報にとどまることが一般的です。
このため、長距離を地下鉄で移動し、その前後をバスで接続するようなケースでは、まず地下鉄専用アプリで主要区間の時刻を確認し、その結果をもとにバスアプリで前後の移動手段を補完する使い方が有効です。たとえば、目的のコンサートや公演の時間に合わせて、到着駅に何時までに着くべきかを地下鉄アプリで逆算し、その時間に間に合うようにバスの出発時刻を調整する、といった形です。
時間帯別の最適ルート選び
韓国の都市部では、通勤ラッシュ時と日中、深夜で混雑状況や所要時間が大きく変わります。朝夕のラッシュ時は地下鉄が非常に混雑する一方で、一部のバス路線は比較的空いている場合や、逆に道路渋滞でバスが大きく遅延する場合もあります。時間帯によって最適な移動手段が変わるため、アプリで提案されたルートをそのまま鵜呑みにせず、時間帯の特性を踏まえて判断することが重要です。
具体的には、朝夕の通勤時間帯には、地下鉄中心のルートを選び、バス利用は短距離や補助的な役割にとどめるのが無難です。一方、日中や夜間は、渋滞の少ないエリアではバスを積極的に活用することで、乗換回数を減らし、座って移動できる可能性も高まります。アプリの所要時間表示はあくまで目安であることを理解し、自分の滞在スケジュールや体力に合わせて柔軟にルートを選びましょう。
徒歩ルートとバス停の位置関係を事前に確認
バスと地下鉄を乗り継ぐ際に見落としがちなのが、徒歩区間の距離と地形です。アプリ上で徒歩数分と表示されていても、実際には坂道が多かったり、大型交差点や歩道橋を渡る必要があったりして、体感時間が大きく変わるケースがあります。特にスーツケースを持って移動する場合や、暑さ・寒さが厳しい時期には、徒歩区間の負担が予想以上に大きくなりがちです。
そのため、ルートを決める段階で、地図を拡大して徒歩ルートの詳細を確認しておくことをおすすめします。バス停と地下鉄駅の出入口がどれくらい離れているか、横断すべき車線数は多くないか、などをチェックすることで、乗換時のストレスを事前に予測できます。必要であれば、徒歩距離が多少長くなっても、より安全で分かりやすい経路を選ぶ判断も大切です。
韓国バスアプリ利用時の注意点とトラブル対策
どれだけ優れたアプリを使っていても、現地の交通状況やシステム上の制約によって、想定外のトラブルが起こることはあります。アプリ上の時刻と実際の運行がずれる、通信環境が悪く検索ができない、バス番号を見間違えて別路線に乗ってしまう、などは典型的な事例です。
こうした場面でも落ち着いて対処できるよう、事前に注意点と対策を知っておくことが重要です。
ここでは、韓国バスアプリを利用するうえで特に気を付けたいポイントと、万が一トラブルに遭遇した際のリカバリー方法を、具体例とともに解説します。アプリはあくまで道具にすぎないという前提で、基本的な交通ルールや安全意識をしっかり持つことが、快適な移動につながります。
アプリ情報と実際の運行にズレが出るケース
バスアプリは、多くの場合、GPSや交通管制システムから得た情報をもとに到着予測を表示していますが、道路状況や一時的な迂回運行などにより、表示と実際の運行にズレが生じることがあります。特に、雨天時や事故発生時、大規模イベント開催日などは、渋滞が発生しやすく、到着予測が大きく外れることも珍しくありません。
このような状況を前提に、重要な予定がある移動では、アプリが示す所要時間よりも余裕を持って出発することが大切です。また、バス停に表示されている案内板や、現地の人々の行動も参考にし、アプリの表示だけに頼らない姿勢を持ちましょう。バスがなかなか来ない場合は、並行して走る地下鉄路線や、別のバス路線に切り替える選択肢も検討できるよう、ルート候補を複数頭に入れておくと安心です。
通信環境が悪いときのためのオフライン対策
地下やビル街、地方の一部エリアでは、通信環境が不安定になり、アプリでルート検索ができなくなることがあります。また、海外ローミングや現地SIMの容量制限の関係で、常にオンラインで詳細な地図を読み込むことが難しい場合もあります。そのような場面に備え、オフラインでも最低限の情報を参照できる工夫をしておくことが重要です。
具体的には、事前に利用予定のルート画面や、主要な停留所・周辺地図のスクリーンショットを撮影し、端末内に保存しておく方法があります。これにより、一時的にネット接続が切れても、ルートの概要やバス番号、目的の停留所名を確認することができます。また、ホテルやカフェのWi-Fi環境が整っている場所で、次の日の移動ルートをまとめて調べておく習慣をつけると、現地で慌てる場面が大幅に減ります。
バスを乗り間違えたときのリカバリー方法
最も避けたいトラブルの一つが、似た番号のバスを誤って乗ってしまうケースです。気づいたときには全く違う方向に進んでいた、ということも起こり得ます。このような場合、無理に元の停留所まで戻ろうとするのではなく、現在地から目的地への新しいルートをアプリで検索し直すのが効率的です。
まずは落ち着いて、次の停留所で一度下車し、アプリで現在地を取得します。そのうえで、目的地までのルートを再検索し、近くに地下鉄駅や主要バス路線がある場合は、そこまで移動して仕切り直すのがよいでしょう。もし韓国語に不安がなければ、運転手や周囲の乗客に、目的地を見せて相談するのも有効です。言語が通じなくても、停留所名や地図の画面を見せれば、ジェスチャーで最寄りの降車ポイントを教えてくれることも多いです。
まとめ
韓国でのバス移動は、一見ハードルが高く感じられますが、日本語対応や英語表示に対応したアプリを上手に活用すれば、初めての旅行者でも十分に使いこなせます。とくに、カカオマップやネイバーマップのような総合乗換アプリは、バス・地下鉄・徒歩を一括で案内してくれるため、日本の乗換案内アプリに近い感覚で使える点が大きな魅力です。
一方で、ソウルや釜山などの都市別バスアプリや、地域に特化したローカルアプリには、より詳細な運行情報が集約されています。言語面のハードルはありますが、総合アプリと組み合わせて使うことで、地方観光やタイトなスケジュールの出張でも、精度の高い移動計画を立てることができます。
最後に、どのアプリを利用する場合でも、時間には余裕を持ち、通信環境の不安定さや運行状況の変化を前提に行動することが大切です。事前にアプリをインストールし、基本操作に慣れておくことが、現地での安心感につながります。バスアプリを味方につけて、韓国での移動をより自由で快適なものにしていきましょう。