韓国旅行初心者も気になる「コンビニの営業時間」。韓国のコンビニは日本と同じように数多くあり、夜中でも開いているイメージがありますが実態は少し異なります。
この記事では韓国の主要コンビニチェーンごとの営業時間や24時間営業の有無、年末年始・旧正月の営業状況、さらには旅行中に営業時間を確認する方法まで、2025年の最新情報を詳しく解説します。これを読んでおけば、韓国旅行でコンビニを利用するときに安心です!
初めて韓国のコンビニを利用すると、日本との違いに驚くかもしれません。24時間営業が標準ではありますが、店舗の裁量で深夜に閉まる場合や祝日の営業短縮もあります。このガイドを読めば、各チェーンの営業時間から休業日ルールまでしっかり把握できます。
韓国コンビニの営業時間は何時まで?24時間営業の実態
韓国ではGS25やCUなど、都市部を中心に多数のコンビニチェーンが展開しています。多くの店舗は「24時間営業」をうたっており、深夜に小腹が空いたときや早朝の何かが必要なときに立ち寄れて便利です。
しかし実際には一部の店舗が営業時間を短縮し、24時間営業ではないケースもあります。都市部と地方、またフランチャイズ契約の条件などによって状況が異なるため、最新の情報を確認することが大切です。
韓国コンビニは24時間営業が基本
韓国の代表的なコンビニチェーン(GS25、CU、セブンイレブンなど)は、どれも公式には基本的に24時間営業、年中無休です。ソウルや釜山など大都市の中心部には必ずと言っていいほど店舗があり、観光客でも夜遅くに困ることはありません。一般的なコンビニメニュー(おにぎりやカップ麺、お弁当など)は深夜でも購入できます。年中無休で営業しているため、昼夜問わず必要なものが揃い、非常に便利です。
営業時間短縮・休止の事例
それでも店舗オーナーの判断で深夜(一般的には0時~朝6時頃)に閉店するケースがあります。特に人件費や電気代がかさむ深夜帯は売り上げが少ないため、経営状況によっては24時間営業を断念する店舗も見られます。2014年の法改正以降、契約条件が見直されたため、深夜営業を控えるオーナーが増えました。都市部でも事情により夜間に営業を止めている店舗がある点に留意しましょう。
法改正による深夜営業の変化
実際、2014年に施行された「加盟店保護法(公正取引法改正)」では、コンビニ本部による24時間営業の強制が禁止されました。これにより、多くの店舗オーナーが深夜時間帯の休業を選択できるようになりました。ソウル市の調査では、法改正後の2015年までに約1,200店が深夜に営業を休止し、深夜従業員の負担軽減につながったと報告されています。
郊外・地方の店舗事情
一方、大都市以外の郊外や地方では、店舗数が少なく営業時間が限られることがあります。地方都市でもチェーン店はありますが、24時間営業をしているかどうかは店舗によります。特にオーナー経営の小型店舗では、周辺住民の需要に合わせて夜遅くまで営業しない場合も少なくありません。予定している地域のコンビニの営業時間は、渡航前にあらかじめ確認しておくと安心です。
韓国主要コンビニチェーンの営業時間
韓国にはGS25、CU、セブンイレブン、eマート24などの大手コンビニチェーンがあります。いずれも基本的に24時間営業・年中無休を掲げています。下表に主要チェーンの営業時間と店舗数をまとめました。チェーンによる営業時間の違いはほとんどありませんが、各チェーン固有のサービスや店舗数の違いがあります。
チェーン | 営業時間 | 休業日 | 店舗数(約) |
---|---|---|---|
GS25 | 24時間営業 | 年中無休 (店舗により短縮の例あり) | 1.7万店 |
CU | 24時間営業 | 年中無休 | 1.7万店 |
セブンイレブン (コリアセブン) | 24時間営業 | 年中無休 | 約9300店 |
eマート24 | 24時間営業 | 年中無休 | 約6000店 |
GS25(지에스25)
GS25は1990年にスタートした韓国初のコンビニチェーンで、現在では約1.7万店を展開する国内最大手です。公式には24時間営業・年中無休をうたっており、ソウル市内ではとくに店舗数が多いです。都市部ではGS25が最も目にする機会が多いチェーンで、コンビニ店頭のコーヒーショップ「CAFE25」などオリジナルサービスも充実しています。営業時間は原則24時間ですが、一部の郊外店では深夜帯に閉店する例もあります。
CU(씨유)
CUはもともとファミリーマート韓国法人を前身とし、2012年にブランドを変更して誕生したチェーンです。現在はCUが店舗数約1.7万店で韓国コンビニ業界1位の規模になっています。こちらも24時間営業・年中無休が基本で、日本のファミリーマートと似たお弁当やおにぎり、飲料を豊富に取り揃えています。他チェーンと同じく、公式には年中無休ですが店舗によって閉店時間の幅は異なることがあります。
セブンイレブン(コリアセブン)
コリアセブンが運営する韓国のセブンイレブンは、韓国で約9300店舗を展開しています(ミニストップ統合後含む)。こちらも24時間営業・年中無休が多くの店舗で実施されています。ミニストップブランドの店舗がセブンイレブンに切り替わる例も多く、現在では韓国のいたるところで見かけるようになりました。チェーン統一後も営業時間の基本方針は変わっていません。
eマート24(이마트24)
eマート24は新世界グループ傘下のコンビニで、イーマートの食品ノウハウを活かした品揃えが特徴です。店舗数はおよそ6000店、ソウルや周辺地域に多く展開しています。営業時間は他チェーン同様24時間・年中無休で、eマート系列ならではの惣菜や自社ブランド商品が充実しています。一部の地方店では閉店時間を早めるケースもあるため、行く前に確認しておくと安心です。
その他のコンビニチェーン
上記以外にも、鉄道駅構内にある「ストーリーウェイ」などの区域限定チェーンがあります。しかし、韓国で日本のコンビニに相当する大きなチェーンは前述の4社でほぼ占められています(ファミリーマートはCUに、ミニストップはセブンイレブンに統合)。主要チェーン以外の小規模店では24時間営業していない場合もあるので、利用時は注意が必要です。
年末年始・祝日の韓国コンビニ営業時間
韓国のコンビニは基本的に年中無休ですが、年末年始(大晦日~元旦)や旧正月(旧暦正月)、秋夕(추석)といった大型連休中は一部店舗で営業時間が変わる場合があります。観光客が減る期間は人員を絞って営業する店舗もあるため、旅行前に連休中の開店状況を確認しておくと安心です。以下では主要な祝日ごとの営業事情を解説します。
12月31日〜1月1日
年末年始期間でも、ほとんどのコンビニは通常営業もしくは営業時間を短縮する程度です。韓国では公的機関を除いて多くの店が開いているイメージがあり、コンビニも例外ではありません。ただし31日の夜は帰省ラッシュで混雑するため、必要な物は余裕を持って早めに購入しておくのがおすすめです。
旧正月(설날)
旧正月(ソルラル)は韓国で最も重要な祝日です。連休中は公共交通機関や企業が休業することが多いのですが、コンビニは基本的に営業しています。ただし旧正月当日は客足が減るためチェーンによっては営業時間を短縮する場合があります。特に最終の大晦日や旧正月当日の深夜は混雑するので、早めの買い出しが安心です。
秋夕(추석)
秋夕(チュソク)も旧正月と並ぶ大型連休です。多くの人が帰省するため店が早く閉まるケースがありますが、主要コンビニは連休中も基本的に営業しています。ソウル市内も似た状態で、旧正月同様、連休前夜は早めに物を調達しておくと良いでしょう。
その他祝日の営業
光復節やハングルの日など、定められた祝日でもコンビニは通常営業することがほとんどです。韓国の祝日は日本のように国全体が休みに入るわけではないため、コンビニやドラッグストアなどは開いている場合が多いです。ただし、店舗によっては普段より閉店時間が早まることがあるため、遠出した際は注意しましょう。
韓国コンビニ営業時間の確認方法
旅行中に行きたい店の営業時間がわからない場合は、スマホで手軽に調べることができます。以下の方法で、最新の営業時間情報を入手しましょう。
公式サイト・コールセンターの利用
GS25やCU、セブンイレブン、eマート24には公式ウェブサイトやアプリで店舗検索機能があります。チェックしたい店舗を検索すると、営業時間を含む基本情報が表示されることがあります。
また、各チェーンのカスタマーセンターに電話で問い合わせる方法もあります(韓国語対応)。検索結果は韓国語ですが、ページを翻訳するか電話で確認すれば安心です。
スマホ地図アプリで検索
Googleマップやカカオマップで「コンビニ」「CU」「GS25」などと入力すると該当店舗が表示され、営業時間欄に最新情報が出る場合があります。利用者の投稿により営業時間が更新されることもあるので、現地で公式情報が手に入らない場合に参考になります。
SNS・口コミで情報収集
日本人旅行者によるブログやSNSにも役立つ情報があります。TwitterやInstagramで現在地周辺のコンビニ名を検索し、最近の投稿に「閉まっていた」「この時間は開いていた」などのコメントが見つかることもあります。リアルタイムで役立つ可能性があるため、複数の情報源を組み合わせてチェックしましょう。
店舗への直接問い合わせ
最も確実なのは、店頭で営業時間を直接確認する方法です。店の入口や窓ガラスに営業時間が表示されていることがありますし、店員さんに「여기(コンビニ名)는 몇 시까지 영업해요?(何時まで営業していますか?)」と尋ねれば教えてもらえます。韓国語が不安な場合はスマホ翻訳アプリで聞きたいフレーズを示すとよいでしょう。
まとめ
韓国のコンビニは基本的に24時間営業で年中無休のケースが多く、旅先でもいつでも利用できるのが魅力です。しかし、2014年以降はフランチャイズ店主の裁量で深夜営業を休止する店舗も増えており、特に郊外店や大型連休中は営業時間が変わることがあります。主なコンビニチェーン(GS25、CU、セブンイレブン、eマート24)は都市部でアクセスしやすく、必要なものはほぼ夜中でも手に入ります。
旅行前にスマホや公式サイトで営業時間を確認し、年末年始や旧正月を含む祝日にも気をつければ、韓国旅行を不安なく楽しめるでしょう。