韓国第3の都市大邱(テグ)は独自の食文化や見どころが満載の魅力的な街です。
ソウルからテグまでは、高速鉄道KTXを利用すれば最短約1時間40分で到着します。
これは東京―静岡間に相当する距離を日本の新幹線並みの速さで移動するようなものです。
KTXなら快適な車内設備とともに移動時間を短縮でき、日帰りや週末旅行にも適しています。
この記事では2025年最新の情報をもとに、ソウルからテグへの主要な交通手段と特急KTXの魅力、料金や予約方法などをわかりやすく解説します。
さらに、在来線特急や高速バスなどKTX以外の移動方法も紹介し、それぞれの特徴を比較します。
目次
ソウルからテグまでのアクセス方法
ソウルからテグまでの主な移動手段には、高速鉄道、在来線特急、高速バスの3つがあります。もっとも利用されているのは高速鉄道です。KTX(Korea Train Express)や江南エリア発着のSRTなどの高速列車は所要時間が短く、快適に移動できます。
高速バスは料金が安い一方、ソウル・大邱間を3時間半以上かけて移動します。かつては航空便もありましたが、現在は直行便が運航していません。以下ではそれぞれの移動手段の特徴を詳しく見ていきましょう。
高速鉄道KTXで行く
KTXはソウル駅、龍山駅(ヨンサン)、永登浦駅など複数の駅から出発し、東大邱駅(トンテグ)まで直通で運行しています。所要時間は約1時間40分~1時間50分で、日本の新幹線に匹敵する速さです。運行本数も多く、早朝から深夜まで便があるため、旅行プランに合わせて利用しやすいのが特徴です。
最新型のKTX車両は内装も充実しており、座席はゆったりしていて足元も広く設計されています。車内には無料Wi-Fiや電源コンセントが完備され、車内放送と案内表示は韓国語と英語の2か国語で行われます。また、KTXのチケットは韓国鉄道公社(KORAIL)の公式サイトやアプリで1か月前から予約可能で、オンライン購入すれば出発3時間前まで無料でキャンセルできます。
高速鉄道SRTで行く
SRTは2016年に開業した高速鉄道で、ソウル市南部の水西駅(수서駅)から東大邱駅まで直通運行しています。所要時間はKTXとほぼ同じ約1時間40分で、快適に移動できます。SRTの料金はKTXより低く設定されており、一般席で約36,400ウォン(約4,000円)です。江南・水西駅周辺に宿泊している場合は、安価に移動できるSRTの利用を検討するとよいでしょう。
在来線特急で行く
在来線特急にはムグンファ号やITXセマウル号があります。これらはKTXより本数が少ないものの運賃が安いのがメリットです。所要時間は約3時間30分~4時間ほどと長めになりますが、運賃は一般席で約20,900ウォン(約2,300円)~31,100ウォン(約3,400円)と格安です。時間に余裕があるなら、より安価な在来線特急の利用も選択肢になります。
高速バスで行く
ソウル市内から大邱へは高速バスでも移動できます。ソウル高速バスターミナル(地下鉄高速ターミナル駅付近)と東ソウル総合バスターミナル(地下鉄江辺駅付近)の2カ所から大邱行きのバスが発着しており、所要時間は約3時間30分~4時間です。
料金は一般の4列シートバスで約19,300ウォン(約2,100円)から利用でき、3列シートの優等バスやプレミアムバスは28,600~37,100ウォン(約3,200円~4,100円)程度です。高速バスは運賃が安い上にサービスエリアでの休憩が楽しめるメリットがありますが、道路渋滞などの影響を受けやすい点はデメリットです。
特急KTXの魅力と快適な旅

KTXは韓国の高速鉄道で、ソウルと大邱を結ぶ移動を非常に快適にしてくれます。まずスピード面では、約300km/hで走行しソウル~大邱間をわずか1時間40分程度で結びます。運転本数も多く、日中は20~30分に1本程度、早朝から深夜まで運行しているため、時間帯を気にせず利用しやすいのが魅力です。
また、KTXは1日あたり数十本の列車が運行されており、朝早い便から夜遅い便まで選択肢が豊富です。旅行のスケジュールに合わせて自由に時間を選べるので、フレキシブルな旅程を組みやすいというメリットがあります。
快適な車内設備とサービス
KTXの車内は広々としており、座席はリクライニングと足置きが付いた快適仕様です。全席に無料Wi-FiとUSBコンセントが完備されているので、移動中もスマートフォンやパソコンが使えます。車内放送と案内表示は韓国語と英語で行われ、日本語の案内板も一部の駅で用意されています。
さらに、一部のKTX車両には中央にカフェスペースがあり、飲み物や軽食を購入できます。車内はエアコンが効いており涼しく清潔なので、快適に過ごすことができます。
速さと運行頻度
KTXの最大の魅力はその速さです。ソウル~大邱間をわずか1時間40分ほどで移動でき、KTXに乗れば韓国版新幹線と呼ばれる高速移動が体験できます。この短時間移動のおかげで、ソウルを朝に出発して同日中に大邱へ戻る日帰り旅行も可能です。ただし大邱の観光もじっくり楽しむには、両都市に1泊ずつすると余裕が生まれます。
またKTXは1日に数十本の列車が運行されており、朝早い便から夜遅い便まで選択肢が豊富です。旅行の計画に合わせて便利な時間帯を選べるのもKTXの大きなメリットです。
沿線の景色や旅の楽しみ
KTXの車窓からはソウル郊外を抜けたあとの山や田園風景が広がり、のどかな韓国の田舎を感じられます。春には桜や菜の花、秋には紅葉に彩られた山々が美しく、移動中の風景も旅の良い思い出になります。夏の緑濃い山々や川沿いの景色も素晴らしく、飽きることがありません。
車内では座席が広いためリラックスしながら飲み物を楽しんだり、窓際に座って写真を撮ったりする人も多いです。一部の列車には2階席があり、より開放的な視界で景色を楽しめます。快適な内装と素晴らしい車窓風景を両方味わえるのがKTX旅の醍醐味です。
ソウルからテグの移動時間と料金を比較
次に、ソウルからテグ間の各交通手段の所要時間と料金を比較してみましょう。
交通手段別の所要時間・料金比較
| 移動手段 | 所要時間 | 運賃(参考) |
|---|---|---|
| KTX | 約1時間50分 | 約43,500ウォン (約4,700円) |
| SRT | 約1時間40分 | 約36,400ウォン (約4,000円) |
| ITXセマウル | 約3時間30分 | 約31,100ウォン (約3,400円) |
| ムグンファ号 | 約4時間 | 約20,900ウォン (約2,300円) |
| 高速バス (一般席) |
約3時間30分 | 約19,300ウォン (約2,100円) |
各手段のメリット・デメリット
- 高速鉄道 (KTX/SRT):最短時間で移動できますが、運賃は高めです。ただしソウル郊外から発着するSRTを利用すると料金を抑えることができます。
- 在来線特急:所要時間は長くなりますが、運賃が安いというメリットがあります。時間に余裕がある旅行者に向いています。
- 高速バス:移動コストを抑えられ、高速道路の休憩所めぐりを楽しむことができます。ただし渋滞などで所要時間が変わりやすい点に注意が必要です。
チケット予約と旅の準備
チケットの予約や旅行前の準備についても確認しておきましょう。
オンライン予約の方法
KTXや在来線特急のチケットは韓国鉄道公社(KORAIL)の公式サイトやスマホアプリで予約できます。これらの列車は乗車日の1か月前から予約可能で、オンライン購入すれば出発3時間前まで無料でキャンセルできます。クレジットカード決済に対応しており、座席を事前に選べるので便利です。なお、江南エリアのSRTも同様にKORAILサイトで予約できます(予約規定はKORAIL公式サイトでご確認ください)。
当日券購入と注意点
当日券は駅やバスターミナルの窓口・券売機で購入できます。ただしピーク時は満席になることもあるため、事前予約がおすすめです。高速バスはオンライン予約時に韓国の携帯電話番号が必要になる場合が多く、外国人は窓口購入が確実です。余裕を持って早めに窓口に行きましょう。
韓国鉄道パス(Korail Pass)の活用
韓国鉄道パス(KORAIL PASS)は、外国人観光客向けの乗り放題チケットです。3日間や5日間など複数の期間タイプがあり、このパスがあればKTXや在来線の普通車に自由に乗降できます。例えば大邱往復など複数回の移動がある場合、パスを使えば費用を節約できます。パスは海外の代理店やKORAIL公式サイトで引換券を購入し、韓国到着時に指定駅でパスポートと引換券を提示して受け取ります。
まとめ
ソウルからテグへの移動方法をまとめました。高速鉄道KTXは最速で快適に移動できますが、運賃は高めです。一方、在来線特急や高速バスは移動に時間がかかるものの運賃が安い点がメリットです。移動時間や予算に合わせて最適な交通手段を選び、快適な旅行を楽しんでください。
この記事がソウルからテグへの旅の計画に役立てば幸いです。快適な列車旅をお楽しみください!