ソウル東部の東大門は夜まで賑わう巨大なショッピング街として有名です。最新トレンドのファッションビルから格安価格の卸売市場まで顔ぶれは多彩で、地元客にも人気が高い「不夜城」のようなエリアです。幅広い年齢層が集まり、24時間営業の店も少なくありません。
この記事では2025年最新情報に基づき、東大門での買い物スポットやおすすめアイテム、お得な攻略法を詳しくご紹介します。
目次
東大門で買い物!夜まで楽しめるショッピングスポット
東大門エリアは韓国最大級のショッピングエリアと呼ばれ、深夜でも買い物が楽しめるのが大きな魅力です。地下鉄1・2・4・5号線など複数の路線が通り、アクセスが良いこともポイント。夜になると主要ショッピングビルのネオンが灯り、まるで昼間のようににぎやかになります。
例えば、ソウルのランドマークであるDDP(東大門デザインプラザ)周辺では、定期的にメディアアートイベント「ソウルライト」などが開催され、東大門の夜をさらに華やかに彩っています。また周辺には屋台や飲食店が点在し、買い物の合間に焼き肉や屋台フードを楽しむこともできます。買い物で疲れたら、カフェで一息つくのもおすすめです。
東大門ナイトショッピングの魅力
東大門の特徴はナイトショッピングです。韓国では日中に営業する店が多い中、東大門では午後から深夜、早朝にかけて営業する店が数多くあります。観光客や旅行者は夜間を有効活用してショッピングを楽しめるため、旅行日程を丸ごと活かせるのが嬉しいポイントです。深夜の東大門は「不夜城」とも呼ばれ、24時間近くまで買い物客でにぎわいます。
さらに、東大門の夜は安全対策が整っており、夜遅くまで歩き回っても安心感があります。日本語・英語が通じる店舗スタッフがいるモールも多いので、言葉に不安があってもレジで困ることは少ないでしょう。
深夜営業のファッションビル
東大門には深夜まで営業する大型ファッションビルが集まっています。代表的な施設としては、DOOTA MALL(ドゥータモール)があります。ドゥータモールは7階建てで数百の店舗が入り、最新デザイントレンドの洋服や小物がそろいます。地下2階にはドラッグストア「オリーブヤング」があり、コスメ購入にも便利です。ドゥータは営業時間が10:30~24:00と遅くまで営業しており、夜型の買い物客にも多く利用されます。
その他、「ミリオレ東大門」「グッドモーニングシティ」などのファッションビルも夜間営業を行っています(ただし近年ミリオレやグッドモーニングシティではテナントの空きが目立ち、以前ほどの品揃えは見られない傾向にあります)。
東大門のファッションビルでは、ショッピングモール内に免税カウンターが設置されていたり、日本語表記の案内があったりと、外国人旅行者に配慮されたサービスが充実しています。免税対象の買い物も比較的スムーズに行えます。
夜間ライトアップとイベント
夜の東大門はライトアップも見どころです。とくにDDPは近年、「ソウルライト(Seoul Light)」などのメディアアートイベントで建物全体が巨大スクリーンになり、幻想的な映像が30分ごとに上映されます(2025年8月28日~9月7日に開催予定)。これらのライトアップにより、夜間の東大門散策はショッピング以外の楽しみも増えます。また東大門駅周辺の清渓川(チョンゲチョン)沿いも夜景が美しく、買い物の帰り道に立ち寄って夜景を眺める人も少なくありません。
東大門の夜グルメスポット
買い物で歩き疲れたら、東大門周辺の飲食店を楽しみましょう。ファッションビル内にはフードコートや飲食店街があり、カルチジョリム(カタクチイワシの辛炒め)や海鮮チヂミ、トッポッキなど韓国屋台料理を味わえます。さらに東大門歴史文化公園駅の近くには24時間営業の食堂もあるため、深夜でもガッツリ麺類やご飯ものを食べられます。ナイトマーケットらしく営業時間と食べ歩きで東大門の夜を満喫しましょう。
東大門ショッピングエリアの特徴と主な施設
東大門エリアは鍾路区と中区にまたがり、地下鉄1・4号線「東大門駅」、2・4・5号線「東大門歴史文化公園駅」など複数路線が交差する便利な立地にあります。周辺にはホテルや宿泊施設も多く、買い物ついでにすぐ休める環境が整っています。
ショッピングエリアとしては、大型ファッションビルから卸売市場、新しい商業施設まで多様です。観光客向けには「DOOTAモール」や「現代シティアウトレット東大門店」()のようなショッピングモールがあり、地元の卸売業者向けには「平和市場」「東大門総合市場」のような伝統的な市場エリアがあります。最近では賑わうサイトも刷新されており、2024年には10階建ての大型モール「dundun東大門」がオープンするなど、最新トレンドをまとめて楽しめるスポットも増えています。
アクセスとエリア概要
東大門エリアはソウル中心部に位置し、交通の便が非常に良いことが特徴です。東大門駅や東大門歴史文化公園駅をはじめ、乙支路4街駅や鐘路5街駅からも歩いてアクセス可能です。深夜まで賑わうため、深夜バスやタクシーの利用も含め、公共交通が24時間対応といった利便性もあります。
また、周辺には東大門デザインプラザ(DDP)の他、南大門市場や明洞などの主要観光地が近接しており、東大門での買い物と合わせて観光を楽しむことが可能です。
大型ファッションビル(DOOTAなど)
DOOTA MALL(ドゥータモール)は東大門の代表的なファッションビルで、7階建て、約300店以上のテナントが入居。営業時間は10:30~24:00と深夜まで開いており、幅広い年代のファッションアイテムがそろいます。地下2階にはコスメや日用雑貨の「オリーブヤング」、生活雑貨の「ノーブランド」などもあり、何でも揃うワンストップショッピングが可能です。ドゥータ1~5階は若者向けのトレンド服、6階以上は高級ブランドや免税店フロアになっています。
現代シティアウトレット東大門店は2016年にオープンした都市型アウトレットモールです。1~5階に有名ファッションブランドやスポーツブランド、飲食店が入居。特にアウトレット価格で服や靴が手に入るためお得感が高いです。近年2階に「SEOUL EDITION」という韓国トレンド体験スペースが設けられ、K-POP・K-FOOD・K-BEAUTYをテーマにした商品や展示が楽しめるようになりました。
なお、このモールも深夜まで営業しているので、東大門エリアの遅い時間帯の買い物には欠かせないスポットとなっています。
最新大型商業施設(現代シティOUTLET、dundunなど)
最新設備のショッピング施設も見逃せません。2024年には「dundun東大門」という10階建ての大型モールがオープンしました。地下2階には人気ドラッグストア「オリーブヤング」とアウトドアブランド「ノースフェイス」、1階にはユニクロ、2階には韓国ファストファッション「8Seconds」や「MIXXO」、3~5階には100円ショップやABCマート、コンバース直営店などが入居。
最上階にはインテリア・家具フロアやカフェ、レストラン街があり、一日中過ごせる内容です。最新トレンドから日用品までまとめてチェックできるため、東大門の新名所として注目されています。
その他、ドゥータ内の高層階には「現代免税店東大門店」があり、海外旅行者向けの高級ブランド品やコスメが揃います。免税購入を考えている人はここを利用すると便利です。また、ドゥータ1階には交番や案内所があるので、旅行者でも安心です。
東大門の人気ショッピングスポット:ファッションビル&市場
東大門ショッピングタウンには、長年にわたり愛されるファッションビルと伝統的な市場が並びます。ここでは特に人気の施設をピックアップして紹介します。
DOOTA(ドゥータ)モール
上記でも紹介したドゥータモールは、韓国内外からの買い物客が集まる人気スポットです。世界的人気ブランドや韓国国内ブランドがそろい、1~4階は若者向けファッション、5階以上は大型セレクトショップや卸売レベルの商品が並びます。レディース・メンズ・キッズ・アクセサリー・コスメなど、ここだけで総合的にショッピングが楽しめます。ドゥータはビル内スタッフに日本語が通じる店員も多く、免税手続きカウンターも設置されているので、初めての人でも安心して買い物できる環境です。
Migliore(ミリオレ)・Good Morning City
Migliore(ミリオレ)は東大門で最も歴史あるファッションビルで、地下2階から9階まで約300店が入居していました。最新ファッショントレンドを幅広く扱い、ファッションリーダーたちが集まる場所として知られています。中層階には女性服、上層階にメンズ・キッズ服、地下にはコスメ店やネイルサロンなどが入りました。現在はテナントが縮小されていますが、それでも女性向けドレスやアクセサリーなどが手に入ります。屋上にはホテルミリオレも併設され、買い物後に泊まるのにも便利です。
Good Morning City(グッドモーニングシティ)は以前は主にチャック柄や男性向けのファッションを扱うビルでしたが、近年リニューアルの影響か空室が目立ちます。かつてプラスサイズの洋服を扱っていたショップなどがありましたが、今はテナント募集が多い状態です。これから再開発される可能性もあるので、最新情報をチェックしたいところです。
Hello apM(ハローapM)・APM Place
Hello apMは比較的新しいファッションモールで、5~7階は男女・年齢問わず日常使いできる衣料が揃います。特に午後から深夜にかけてナイトショッピングができる点が人気です。1~4階のAPM Placeは多くが女性向けブティックで、客層は若い女性中心。店舗ごとに価格が付けられておらず交渉制のお店もあるのが特徴で、気に入った服があれば値段交渉して安くしてもらうのも楽しみの一つです。レディース用のかわいいアイテムやバッグなどがお手頃価格で手に入るスポットとして話題です。
卸売市場エリア:平和市場・東大門総合市場
平和市場は衣料品の卸売市場ですが、一般客向けの小売コーナーも充実しています。メンズ・レディース・子供服が年代別にそろい、まとめ買いすればさらに割安になります。洋服の他、靴やバッグ、下着も扱っており、輸入品やオリジナルブランドも見つかる場合があります。品数が非常に多いため、特別なお土産や掘り出し物を探したい人におすすめです。
また、東大門総合市場(旧・中央市場)は帽子、制服、アクセサリーなど多種多様な商品がフロアごとに分かれています。たとえば11階は布地フロア、5階は靴フロア、地下2階はキッズ服フロアといった形で、専門店が集積。ここでは量り売りの布やユニフォームパーツなど、専門的な商品も充実しています。深夜も営業しており、他では手に入らない商品を求める人でにぎわいます。
東大門で買えるおすすめアイテム
東大門では幅広い商品が購入できます。特にファッション関連アイテムが充実しており、日常使いの洋服から特別な場用のドレスまで、デザインや価格のバリエーションが豊富です。以下にジャンル別のおすすめアイテムと購入ポイントをご紹介します。
ファッション(洋服・靴・バッグ)
東大門はトレンドを取り入れた洋服、バッグ、靴を探すなら絶好のエリアです。安価なプチプラ服からセレクトショップ並みのアイテムまでそろい、サイズも豊富。若者向け店が多いものの、幅広い年齢層に向けた服も見つかります。靴・バッグ専門店も多く、国内ブランドから海外ブランド、手作り風の一点物までバリエーション豊かです。特にドゥータや現代アウトレット内のショップでは有名メーカー品も並びます。
アクセサリー・雑貨
東大門の目玉の一つにアクセサリーと雑貨があります。NYU NYU(ニュニュ東大門店)やMIMI LINEなどのアクセ専門店では、ヘアアクセやピアス、スマホアクセサリーが約2万点と膨大に揃います。オリジナルデザインで個性的なアイテムが多いので、ファッションのアクセントにぴったりな一品が見つかるでしょう。さらに、東大門駅周辺ではユニークな文具・雑貨店が集中する「文具玩具街」もあります。個性的なステーショナリーや韓国テイストの雑貨はお土産にもおすすめです。
K-POPグッズ
韓流ファンなら東大門でもK-POP関連商品をチェックしましょう。周辺のショップにはアイドルのCD、ポスター、公式グッズなどを扱う店が点在します。若干ミーハーな雰囲気ですが、人気アイドルのグッズを探したり、韓国音楽シーンに興味がある人なら立ち寄ってみると楽しいです。弘大(ホンデ)エリアほどではありませんが、深夜まで開いている店もあります。
コスメ・美容アイテム
韓国コスメも東大門で手に入ります。ファッションビル地下にある「オリーブヤング」はプチプラから最新コスメブランドまで幅広い品揃え。加えて独立店舗も多く、スキンケアやメイク用品を探すには困りません。東大門歴史文化公園駅周辺にはコスメ専門店やドラッグストアも多いので、人気商品がリストになければ覗いてみる価値ありです。韓国コスメは日本より安いアイテムもあり、掘り出し物が見つかるかもしれません。
お得に買い物するコツと情報
東大門で効率よくショッピングを楽しむためのポイントをまとめました。もう一歩踏み込んだお得情報や便利なサービスを活用して、賢く買い物しましょう。
お得な割引とクーポン
大型モールでは季節ごとにセールが行われます。旧正月後や秋夕後の1月、韓国版「ブラックフライデー」にあたる11月下旬などに大規模セールが開催され、大幅割引商品が出ます。また、現地ツアーや宿泊施設の割引特典でショッピングクーポンを配る場合もあります。さらに、東大門観光案内所や現金両替所でクーポン冊子を配布していたり、スマホの割引サイトで利用できるクーポンがあれば積極的に活用を。外国人向けにはTax Free Shopアプリを使った抽選クーポンも登場しています。
- 観光案内所や各モールのインフォメーションで配られるクーポン・割引券を活用する
- 大型セール時期(年明け、秋夕明け、年末など)を狙う
- 海外旅行者限定のキャンペーン(K-Travel Card、ショッピングイベントなど)を利用する
値引き交渉と支払い方法
東大門の一部店舗では価格交渉が可能です。特に卸売エリアや地下の小規模ショップ、アクセサリー店などで「いっぱい買うから安くして!」と交渉してみると、まとまった割引が受けられることがあります。ただし明確なタグ価格がない店も多いので、値札がないアイテムは店員に値段を確認しましょう。
また、支払いはクレジットカードが使える店も増えていますが、まだ現金を好む店舗が多いのも実情。特に卸売市場では「現金払いの方が安い」と提示されることもあるので、ある程度の小銭やウォンを用意しておくと安心です。街中の両替所より、空港やホテルであらかじめ両替しておく方がレート・安心度で有利です。
免税制度と外国人向けサービス
外国人旅行者は30,000ウォン以上の買い物で消費税(約10%)が免除されます。東大門内の多くの大型店では店頭で免税申告ができます。たとえば、ドゥータモール内の免税店や一部のショップでは会計時にパスポート提示で税金が免除されます。また、NYU NYUやドラッグストアのABCマートなどでは、店内に設置された購入レシート発行機で免税手続きができ、案内に従えば現金でウォン払い戻しを受けられる仕組みがあります(この場合、空港での手続きは不要)。
さらに、東大門の
各ショッピングセンターには外国人向けサービスカウンターが設けられています。ここでは手荷物預かりやWi-Fiレンタル、観光案内などを行うことができます。特に大きな荷物を持っている場合、ドゥータモールやアウトレット内にコインロッカー(小型1,000₩~/大型2,000₩~)があり、安全に荷物を預けられるので便利です。
まとめると、免税手続きは店内で完結するケースが増えていますが、購入時に必ずパスポートとクレジットカードを提示し、レシートを受け取るようにしましょう。
東大門ショッピングの注意点
快適で安全な買い物のために、事前に留意しておきたいポイントを挙げておきます。これらの点に注意すれば、思い出に残る東大門ショッピングがよりスムーズに楽しめます。
持ち物と両替のポイント
買い物時にはパスポートコピーやクレジットカードを必ず携帯しましょう。一部の店ではパスポート番号の登録を求められる場合があります。現金は多めに準備しておくと安心です。東大門周辺にも両替所がありますが、レートが悪いこともあるため、ソウル到着時に空港や市内の両替所でウォンを多めに両替しておくのが賢明です。また、スリ対策として夜間は貴重品に注意し、混雑した場所ではバッグは前持ちにするなどの対策を忘れずに。
試着・サイズ選びの注意
東大門では試着室がない店が多いです。洋服を購入する際は、サイズ感が分からなくても諦めずに店員に頼めば何とか試着できる場合もあります。特にレディース服はサイズ表記が日本と異なるので、上下・S/M/L表記よりも長さや丈をよく確認しましょう。一度購入すると交換が難しい店も多いので、サイズや素材は慎重に確認します。アクセサリーや靴選びも同様で、実際に身につけて状態を確認しましょう。
混雑時の安全対策
特に週末夕方~夜にかけては東大門の主要エリアが混雑します。貴重品は帽子の中など目立たない場所に入れておきましょう。大きなショッピングバッグを持ち歩く場合は、隣接するカフェやロッカーに預けると身軽になります。また、深夜にタクシーを利用する場合は、ホテルや大型モールからの配車を依頼すると安心です。東大門は遅くまで人通りがありますが、初めて訪れる場所では夜道で迷わないように駅周辺での移動を優先するとよいでしょう。
まとめ
東大門は「ソウルの夜を楽しむ」には最適のショッピングエリアです。2025年現在、新しい大型モールも加わり、一日中買い物が楽しめる環境が整っています。ナイトマーケットの活気ある雰囲気と多彩な品ぞろえを堪能し、最新のファッションアイテムやお得な掘り出し物を見つけましょう。事前に休業日や閉店時間をチェックし、現金や免税手続きの準備を万端にしておけば安心です。東大門でのショッピングを通して、ソウルの夜を存分に満喫してください。