人気の韓国旅行は近年ますます手軽になり、2025年はLCC増便やホテル割引キャンペーンでさらに行きやすくなっています。1泊2日でもソウルや釜山の主要スポットを効率よく回り、美食やショッピングを満喫できます。ただし、短期間旅行では旅費管理がポイント。
初めての韓国旅行で予算の見当がつかない方も安心してください。
本記事では韓国旅行1泊2日の予算に必要な費用内訳を徹底解説します。航空券や宿泊費、現地交通、食事代など項目別の平均相場を紹介し、賢く旅する節約テクニックもお伝えします。
目次
韓国旅行1泊2日の予算相場と内訳
1泊2日の韓国旅行では、一般的に1人あたり6~7万円程度が目安です。航空券や宿泊費を中心に、食事代・交通費・お土産代・保険料などを合計すると、この程度の予算となります。例えば、往復航空券が約3万円、宿泊費が1.2万円、食費6000円、交通費4000円、その他5000円くらいを想定すれば合計約6.4万円になります。以下に主な費用項目ごとの内訳例をまとめます。
- 航空券: 往復3万~5万円(季節により変動)
- 宿泊費: 1万~1.5万円(ソウル中心部の3つ星ホテル・1泊)
- 食費: 約5,000~6,000円(2日間合計)
- 交通費: 約4,000円(空港往復・現地移動)
- お土産代: 約3,000円
- 海外旅行保険: 約2,000円
- 合計目安: 1人あたり約6万~7万円
平均的な費用内訳(交通・宿泊・食事・他)
上記の内訳を見ると、航空券と宿泊費が旅費の大部分を占めます。例えば航空券は割引航空券を使って3万円程度、宿泊はビジネスホテルなら1万円ちょっと、食事は屋台やカジュアル店を利用して6千円程度です。一方、現地交通費(地下鉄・バス等)は往復で4千円ほど、お土産やおやつ代などを3千円前後と見積もっておけば安全です。これらを合計すると6.4万円になり、これが一般的な1泊2日旅行の予算の目安となります。
旅行時期・人数で変わる予算の目安
旅行の時期によって予算感は大きく変わります。夏休みや年末年始などの繁忙期は航空券・宿泊費が高騰し、往復航空券が5~8万円になることもあります。一方、オフシーズン(冬の平日や秋)は航空券が3万円前後まで下がることもあります。
また、友人や家族と複数人で行く場合は部屋代を人数でシェアできるため、1人あたりの宿泊費を節約できます。2~3人で同室利用すれば、1泊のホテル代は半額以下になるケースもあるので、予算を大幅に抑えることが可能です。
往復航空券の費用とお得な予約術
韓国行き航空券は旅費の中でも大きな割合を占めます。2025年現在、オフシーズンで航空券往復が3万~5万円、ピーク時に6~8万円程度が相場です。LCC(格安航空会社)の就航便が増え、東京からソウル間ではPeachやJeju Airなどを使えば、往復3万円台で予約できることがあります。
航空券代の相場
航空券は購入時期や航空会社によって価格が変動します。通常、搭乗の2か月前頃に予約すると比較的安い運賃が出やすく、直前になると価格は高くなりがちです。祝日や連休を避けると安い便が見つかりやすいので、旅程に柔軟性がある場合は平日のフライトを選ぶと良いでしょう。
LCCや早割の活用で節約
航空券を安くするコツは、LCCや早期割引の利用です。LCC利用時には受託手荷物に別料金がかかることもありますが、軽装で行けば格安運賃を活用できます。旅行サイトや航空券比較サイト(スカイスキャナーなど)は複数社の価格を一括で探せるので便利です。ANA/JALやKorean Airといった大手でも早期予約割引やセールを頻繁に行っているため、こまめにチェックしましょう。
韓国宿泊費の相場と格安ホテルの選び方
宿泊費は都市やホテルグレードで大きく変わります。ソウルの中心部(明洞・江南など)ではビジネスホテルやチェーンホテルで1泊1万~1.5万円、安いゲストハウスなら5,000~8,000円からあります。釜山やその他都市もソウルと同程度~やや安めです。
エリア別宿泊費の目安
ソウル市内では明洞や東大門周辺、弘大エリアなどは施設が多く、やや値段が高めです。江南や狎鴎亭(アックジョン)周辺はグレードの高いホテルが多めです。一方、ソウル駅付近・新村(シンチョン)・乙支路(ウルチロ)などでは同クラスのホテルでもやや安く泊まれます。釜山は海雲台(ヘウンデ)や西面(ソミョン)など主要エリアでビジネスホテルが1万~2万円、バックパッカー向け宿泊施設は5,000円台からあります。
ホテル・ゲストハウス比較と予約のコツ
予算を抑えたいなら、ゲストハウスやホステルの利用も検討しましょう。カプセルホテルなどは1泊3,000~6,000円程度で、寝具やシャワーが付いているので清潔に快適に過ごせます。予約時は比較サイト(Booking.com、Hotels.comなど)や旅行会社サイト、ホテル公式を確認し、キャンセル料無料プランやポイント還元を比較するのがおすすめです。また、予約サイトのキャンペーンやクーポンを利用するとさらに安くなります。
現地交通費(ソウル・釜山)の目安
한국には市内・都市間移動が充実しており、地下鉄・バスは安価で便利です。ソウル・釜山の地下鉄初乗り運賃は約1,350ウォン(約150円)で、平均的な1泊2日の観光では交通費は4千円程度を見積もると安心です。
ソウル・釜山地下鉄・バス料金
ソウルの地下鉄は乗車距離に応じた加算制でも、主要観光スポット間の移動だけなら1回150円前後で済みます。釜山も地下鉄1回130円程度と、東京圏より安い料金です。主要駅やバス停間を地下鉄・バスで移動すると、1日4~5回の利用で4千円ほどになります。交通カード「T-money」(ティーマネー)を使用すれば各乗り換え割引や小額のキャッシュバックもあるので、カード購入時のデポジット(2,500ウォン程度)込みで予算に組み込むと良いでしょう。
空港~市内移動(AREX・リムジンバスなど)
空港からソウル市内への足としては、仁川(インチョン)空港なら地下鉄AREXエクスプレス(約9,000ウォン)や一般列車、リムジンバス(約10,000ウォン/空港~主要ホテル)が利用できます。金浦(キンポ)空港からは地下鉄で西大門、明洞などに直結しています。釜山の金海(キメ)空港からは地下鉄や空港リムジンバスが1,000~1,500円前後と手頃です。空港移動も往復で見ると1,500~2,000円程度となるため、往復費用として追加しておきましょう。
交通カードT-moneyの利用
交通カード「T-money」は自販機やコンビニで購入できます(チャージ別・デポジット約300円)。地下鉄・バスを利用するたび自動で割引が適用され、移動ごとに小額ですが料金が軽減されます。また、タクシーでも支払いに使えるので現金を持ち歩く必要が減ります。韓国旅行ではT-money1枚あれば交通費を無駄なく使えるため、目安として2,000~3,000円ほどチャージしておくと便利です。
食費・グルメ代の予算と節約ポイント
食事は滞在中の楽しみの一つですが予算に幅があります。韓国では屋台やB級グルメが充実しており、うまく利用すると1食数百円から楽しめます。全体で食費に5,000~6,000円見当てておけば、1日3食+軽いおやつがカバーできます。
一般的な食事代の目安
定番の食事では、屋台の一品料理(トッポッキ、キンパなど)はおよそ500~1,000円程度です。カジュアルな食堂で【ビビンバ定食(1食1,000~1,500円程度)、韓国焼肉(1人前1,500~2,000円程度)】、チェーンのレストランやカフェで揚げ物や麺類1,000~1,500円ほどが相場です。これらを1泊2日で2食ずつ利用すると、おおむね5,000~6,000円になります。
屋台・ローカルフードで節約
食費を抑えるには屋台やローカル市場を活用しましょう。例えば広蔵市場(クァンジャン市場)などでは、ピンデトッ(緑豆チヂミ)1枚1,000~1,500ウォン、麻薬キンパ1本1,000ウォン台など格安料金で韓国グルメが楽しめます。
またコンビニや食品店で即席麺やスナック類も豊富で、格安でお腹を満たせるため、軽食として利用するのもおすすめです。これらを組み合わせれば2日目の朝食・昼食を1人2,000~3,000円程度に抑えられます。
人気韓国グルメの価格相場
せっかくの韓国旅行では人気料理も狙いたいところです。明洞や江南で人気の「チーズタッカルビ」は1人前2,000~3,000円弱、「参鶏湯(サムゲタン)」は1,000~1,500円程度。韓国風フライドチキンは1羽2,000~3,000円ほどで、シェアして食べるとコスパが良いです。これらを体験する場合には、予算に数千円上乗せしてください。
観光・レジャー費用とおすすめスポット
観光では入場料や体験費が必要になりますが、1泊2日の弾丸旅行ではあまり高額なものは予定に入れにくいです。ソウル・釜山の定番スポットでも一部は無料、または低料金で楽しめる場所があります。
定番観光地・施設の料金目安
有料の観光地では、韓国文化の象徴【景福宮】や【昌徳宮】の入場料が大人約3,000ウォン(約300円)、【Nソウルタワー】展望台が約1万ウォン(約900円)です。釜山では【海雲台水族館】が入場料3兆ウォン(約3,000円)前後です。伝統体験では、韓服レンタル(1日利用)5,000~1万円、韓国文化村の入場2,000~3,000ウォンなど。行程に余裕があればこれらの観光を組み込んでください。
無料で楽しめるスポット・体験
予算を節約するなら、無料で楽しめるスポットを選びましょう。ソウルの【光化門広場】や【南山公園】、釜山の【海雲台ビーチ】【チャガルチ市場】周辺は入場無料で散策できます。路地カフェや屋台街を歩くだけでも韓国の雰囲気を味わえます。また、ソウルでは毎年ソウルファッションウィークなど無料イベントが開催されることもあるので、旅行日程に合わせて情報をチェックしてみてください。
お土産・ショッピングにかかる費用
韓国ではコスメや食品類が人気のお土産です。予算は買う物によって大きく変わりますが、少額のお土産なら1人1~3千円程度でも充実した品揃えがあります。
人気のお土産と予算目安
定番のお土産は韓国コスメ(フェイスパック200~500円、リップスティック1,000~2,000円程度)、韓国のりセット(500~1,000円)、お菓子詰め合わせ(1,000~2,000円)など手頃な価格帯です。これらを数点買えば1人5,000円弱で十分です。また免税エリアでブランド品や高級化粧品を購入すると数万円かかる可能性もあるので、予算をしっかり分けましょう。
免税店と市内での価格比較
ソウル・釜山の空港や中心街の免税店では、一部のブランド品・化粧品が割引価格で手に入ります。ただし、免税店特有の制限(購入額や受け取りが出国前提)があるため、小物は街中のドラッグストアやスーパーが安いこともあります。例えば、クーポン使用で有名化粧品が街中で1,000円以上安くなる場合も。大きな買い物をする場合は免税店、少量の購入なら市内店舗を利用するといいでしょう。
少額で喜ばれるお土産例
少ない予算でも喜ばれるお土産としては、韓国伝統食(インスタント参鶏湯・カップスープ各300~500円)、ご当地スナック、可愛いデザインの文房具や雑貨(300~1,000円)などがあります。これらは軽くてかさばらないうえ、オンラインで購入するよりリーズナブルに手に入るのでお得です。
通信費(Wi-Fi・SIM)と海外保険
短期旅行でもスマホは必須です。韓国ではレンタルWi-FiやプリペイドSIMが充実しており、通信費も比較的安価です。
Wi-Fiルーター・SIMカードの料金
1泊2日程度の短期なら、空港受取可能なWi-Fiルーターレンタルが便利です。日数で計算すると2,000~3,000円程度になります。またプリペイドSIMカード(一定量データ付き)は1,000~2,000円前後。最近はeSIMも普及し、事前に日本で契約しておくと特別な機器不要でデータ通信でき、価格はSIMと同程度です。携帯会社の海外パケット定額に比べて割安なので、必ず現地向けサービスを活用しましょう。
無料Wi-Fiスポットの活用術
韓国では駅やカフェ、コンビニなどに無料Wi-Fiが豊富に設置されています。特にカフェチェーンや一部のレストランでは安定した無料回線が利用可能です。長時間の通信が必要な場合は、ホテルやカフェでWi-Fiを使用し、外では必要最小限に通信することで費用節約に繋がります。
海外旅行保険の必要性と費用
海外旅行保険は、短期間でも万が一のケガや病気に備えて加入をおすすめします。一般的に1泊2日程度の保険料は数百円から1,000円程度の追加で済むことが多いです(補償内容による)。クレジットカード付帯保険が利用可能な場合もあるので、旅行前に確認して不要な保険料をカットしましょう。
韓国旅行の節約ポイントとお得情報
韓国旅行を安くするコツは、早めの予約や各種割引を活用することです。航空券も宿泊も、調べれば多くのお得情報があります。
早期予約・キャンペーン情報
航空券やホテルは早期予約割引や早得プランがよくあります。飛行機は2~3か月前に予約すると安い傾向があり、ホテルも早期割引プランが割安です。さらに、韓国系旅行会社や大手サイトではセールやクーポン配布があるため、事前に登録しておくとお得です。特に連休明けや年末年始直後はセールが多いので、こまめに情報収集しましょう。
交通パス・観光パスの活用
交通費や入場料をまとめて割引にできるパスを利用するのも節約になります。ソウルでは「トラベルカード」や市内乗り放題パス、釜山では観光地割引パスなどがあり、2日間利用するなら検討価値があります。また、韓国の「K-カルチャー体験キット」や割引アプリでミュージアム入場が安くなるケースもあります。短い滞在でも目的地が多い場合、パスの割安感をチェックしてみてください。
クレジットカード・クーポン利用術
韓国ではクレジットカード利用率が高く、カード会社の提携割引やポイント還元が充実しています。海外利用可能なカードを用意しておけば、買い物でポイントが貯まります。また、韓国のクーポンサービス(EXポリビ、Tmon、iCoupangなど)は飲食やアクティビティの割引券が手に入り、スマホで簡単に使えます。旅行前にインストールしておくと現地での節約に役立ちます。
1泊2日韓国旅行モデルプランと予算例
ここでは予算別にモデルプランの例を紹介します。費用を抑えたプランから標準的なプランまで、滞在中の移動・食事・観光を考慮した予算例を立ててみました。
低予算向けモデルプラン(2万円台)
- 【予算約2万2千円】交通費・滞在費・食費を最小限に抑えた節約プランです。LCC航空券(往復約2万円)とソウル市内の激安ホテル(1泊約5千円)、屋台での食事で組み立てています。交通は一日乗車券や空港バスを利用し、ショッピングは最小限に。宿泊は男女別ドミトリーやゲストハウスを使い、1人あたりの宿泊費を激安にしています。
- 【概算費用内訳】航空券:2.0万、宿泊:0.5万、食費:1.5万、交通費:1千+屋台2000円、その他(Wi-Fi,保険):5千円、合計約2.2万円
スタンダードモデルプラン(6万円台)
- 【予算約6万5千円】一般的な旅行者向けのプランです。往復航空券(LCC早割で約3万円)とソウル中心部ホテル(1泊1.2万円)、食費を一日3~4千円、空港~市内はAREXと交通カード、ショッピングも少額含めます。観光は景福宮や南大門市場を巡り、主要観光と食事をバランスよく組み込んだ充実プランです。
- 【概算費用内訳】航空券:3.0万、宿泊:1.2万、食費:1.0万、交通費:0.4万、観光入場:0.4万、お土産・雑費:0.5万、合計約6.5万円
予算別費用比較表
費用項目 | 節約プラン | 標準プラン | 豪華プラン |
---|---|---|---|
航空券(往復) | 約2.0万円 | 約3.0万円 | 約5.0万円 |
宿泊費(1泊) | 0.5万円(ゲストハウス) | 1.2万円(ビジネスホテル) | 3.0万円(グレード高) |
食費(1日3食) | 3,000円(屋台中心) | 6,000円 | 1.5万円 |
現地交通費 | 約2,000円 | 約4,000円 | 約1.0万円 |
その他・雑費 (お土産・通信費等) |
約3,000円 | 約5,000円 | 約1.0万円 |
合計(目安) | 約3.1万円 | 約5.7万円 | 約11.5万円 |
まとめ
以上、初めての1泊2日韓国旅行に必要な主な費用項目と予算例をご紹介しました。一般的には往復航空券3万~5万円と宿泊費1万~1.5万円で、1人6~7万円程度を想定すると安心です。節約したい場合はLCC利用やゲストハウス宿泊、屋台グルメ活用で予算2~3万円台も可能ですが、多少費用をかけても快適に楽しみたいなら標準的な6万円台を見込んでおくと良いでしょう。
旅行時期や人数、旅行先によって費用は変動します。早めの予約や割引情報の活用で安く抑え、予算計画を立てて上手に旅行を楽しんでください。