韓国旅行やビジネスで現地の携帯番号や固定電話にかける際に、正しい市外局番を知らないとつながらないことがあります。日本とは電話番号体系が異なり、海外から国際電話をかける際には市外局番の先頭の「0」を外す必要があります。
本記事では「韓国市外局番」の仕組みとかけ方を解説し、電話番号を間違えずに使うコツをお伝えします。
目次
韓国市外局番とは?電話の基本ルール
韓国の固定電話番号は、市外局番(0から始まる地域コード)と加入者番号の組み合わせで構成されています。例えばソウルは市外局番「02」、釜山は「051」など、地域ごとに固有の番号が割り当てられています。市外局番は市内通話か市外通話かを区別する役割があり、韓国内で他地域へ電話をかける際は必ず入力します。
一方、韓国の携帯電話番号は「010-XXXX-XXXX」のように全国共通のプレフィックスを持ち、市外局番は使いません。かつては「011」など複数のプレフィックスが存在しましたが、現在はすべて「010」で統一されています。国内で携帯電話同士の通話は常にこの番号を使い、他に市外局番は必要ありません。
韓国の固定電話番号の構造
韓国の固定電話は、都市・地域ごとに0から始まる市外局番(地域番号)と、加入者番号からなります。番号全体は通常「0XX-XXXX-XXXX」または「0X-XXXX-XXXX」の形式です。例えばソウル市内の番号は「02-123-4567/1234」や「02-123-45678」のようになります。国内では市外局番+加入者番号、携帯電話は「010-XXXX-XXXX」で電話します。
行政区ではなく電話交換機のカバーエリアに基づくため、必ずしも市の境と一致しません。大都市近郊では隣接都市でも同じ市外局番を使う場合があります。詳しい一覧は後述します。
市外局番の役割とルール
市外局番は、市内通話か市外通話かを区別するための番号です。国内で同じ市や同じ電話交換エリア内の通話なら市外局番なしでダイヤルできますが、遠方の地域にかける際は市外局番から入力します。例としてソウルから仁川にかける場合、仁川の市外局番「032」を付けて電話します(ソウル市内同士なら「市外局番なし」でもつながります)。
携帯電話からは例外で、常に市外局番を押します。韓国の携帯電話は契約場所にかかわらずどこからでも市外局番を含めた番号で電話するルールです。そのため、携帯から自分の市外局番を省略してかけることはできません。
携帯電話番号(010プレフィックス)の特徴
韓国では携帯番号はすべて「010」で始まり、残りの番号で個人を識別します。つまり「010-1234-5678」といった形式です。かつて使われていた011などは2000年代後半から順次「010」に統一されました。携帯番号には市外局番がなく、市内外にかかわらず常にこの番号で通話します。
携帯電話から固定電話へかける際は、市外局番+加入者番号でダイヤルします。逆に、固定電話から携帯番号にかけるときは「010-XXXX-XXXX」とダイヤルし、追加の市外局番は不要です。
韓国の主要都市・地域別市外局番一覧

韓国の市外局番は、首都圏・大都市・各道(地方)ごとに決まっています。主な都市・地域の市外局番を一覧表でまとめました。
| 都市・地域 | 市外局番 |
|---|---|
| ソウル特別市 | 02 |
| 仁川広域市 | 032 |
| 釜山広域市 | 051 |
| 大邱広域市 | 053 |
| 大田広域市 | 042 |
| 光州広域市 | 062 |
| 蔚山広域市 | 052 |
| 世宗特別自治市 | 044 |
| 京畿道(京畿地方) | 031 |
| 江原道(江原地方) | 033 |
| 忠清北道 | 043 |
| 忠清南道 | 041 |
| 全羅北道 | 063 |
| 全羅南道 | 061 |
| 慶尚北道 | 054 |
| 慶尚南道 | 055 |
| 済州特別自治道 | 064 |
首都圏:ソウル・仁川の市外局番
韓国の首都圏にあたるソウル特別市の市外局番は「02」です。ソウルの中心部や周辺地域(光明、果川など)はすべて02で統一されています。隣接する仁川広域市の市外局番は「032」です。ソウル市内から仁川にかけるときは、ソウル側では市外通話とみなされるため「032」を付けてダイヤルします。
広域市と済州島:大都市の市外局番
ソウル・仁川以外の広域市には、それぞれ独自の市外局番があります。代表的なものは次のとおりです。釜山「051」、大邱「053」、大田「042」、光州「062」、蔚山「052」、世宗「044」です。また、観光地として人気の済州島は「064」です。韓国内ではこれらの広域市名で電話先がすぐにわかるようになっています。
地方(道)別の市外局番
その他の地域(道)には、道庁所在地(州庁所在地)の市外局番を代表として使うことがあります。省レベルの各地方は以下の市外局番です。京畿道「031」、江原道「033」、忠清北道「043」、忠清南道「041」、全羅北道「063」、全羅南道「061」、慶尚北道「054」、慶尚南道「055」、済州道は先述のように「064」です。
例えば忠清北道のすべての市区町村にまたがり「043」を使うわけではなく、地域ごとに細かい市外局番もありますが、概ね以上の番号で代表されます。
韓国内での電話:市内通話と市外通話
韓国内で電話をかける際は、市内通話(同じ市外局番の範囲内)と市外通話(市外局番が異なる範囲)でダイヤル方法が異なります。以下でかけ方を解説します。
市内通話のかけ方(同一地域内)
同じ市外局番内で通話する場合、固定電話では市外局番を省略できます。例えばソウル市内からソウル市内への電話なら、「123-4567」のように加入者番号だけダイヤルします。ただし携帯電話の場合は、市内通話であっても市外局番を含めた番号(例:010-1234-5678)でダイヤルするのが一般的です。
同一都市内でも古い固定電話同士で市外局番なしでつながるのは慣例ですが、スマホでは市外局番を自動的に付ける場合も多いため、実際にはどちらでもつながることが大半です。
市外通話のかけ方(他地域への通話)
他の市や他県に電話をかける場合、固定電話では市外局番からダイヤルします。たとえば、釜山(051)の固定電話から慶尚北道のある地域(054)の電話にかけるときは、「054-XXXX-XXXX」といった形です。市内通話のときと違い、必ず「0」を含む市外局番を最初に押してから加入者番号を入力します。これにより長距離料金や系統を指定することができます。
携帯電話からのかけ方
韓国の携帯電話(010で始まる番号)から固定電話へかけるときは、常に「0」から始まる市外局番+加入者番号でダイヤルします。携帯電話から携帯電話へかける場合は「010-XXXX-XXXX」の形式でダイヤルし、市外局番は使いません。携帯電話同士の通話は国内では自動的に最適ルートでつながる仕組みです。
まとめると、韓国国内では携帯電話からは必ず市外局番を含めた番号でかけ、固定電話からは市内・市外で上記のルールに従います。
日本から韓国への国際電話のかけ方
日本から韓国に電話をかける際には、海外への発信手順に従って国番号82と市外局番を組み合わせます。まず国際電話の識別番号(会社によって001、002、006、00720、00770など)をダイヤルし、次に韓国の国番号「82」、最後に相手の市外局番と電話番号を押します。
国際電話識別番号と国番号の入力
日本の固定電話や携帯電話から韓国に電話をかける場合、最初に日本の国際識別番号(発信番号)を入力します。代表的な番号は「001」(KT)、「002」(LG U+)、「005」(SK Telecom経由)、「006」や「008」(SK Telecomのプリペイド)、「010」や「011」のローミング番号などです。番号を長押しして「+」を入力する機種もあります。
続いて韓国の国番号「82」、そして韓国の市外局番(先頭の「0」を除いたもの)と加入者番号をつなげてダイヤルします。たとえばソウルの市外局番「02」の固定電話「123-4567」にかける場合は日本から「001-82-2-123-4567」のように入力します。
韓国の市外局番の扱い(0を引く)
海外から韓国へかける場合、韓国国内用の市外局番にある先頭の「0」は不要です。電話番号の例で説明すると、ソウルの「02-123-4567」は、国際電話では「+82-2-123-4567」となります。同様に、釜山(051)なら「+82-51-XXXX-XXXX」、大邱(053)なら「+82-53-XXXX-XXXX」となります。
携帯電話番号も同様に「010-1234-5678」は「+82-10-1234-5678」とします。日本から韓国の携帯にかける例では、001-82-10-1234-5678とします。電話会社のサービスによっては国際発信時に自動で番号を変換してくれる場合もありますが、基本的には「+82」を使って発信すると確実です。
スマートフォンでの「+」を使う方法
海外への電話では、国際識別番号入力の代わりにスマートフォンの「+」機能が便利です。スマホなら「+」を長押し(あるいは0120のようなボタン長押し)することで国際電話の接頭辞になります。たとえば電話帳に「+82 2 123 4567」と登録しておけば、日本から押すだけで国際電話になります。
連絡先には市外局番を含めない番号を登録せず、市外局番込みまたは+付きで登録しておくとミス防止になります。また、通話アプリでは相手の国籍に合わせて自動的に国番号を変換してくれる機能もあるので活用しましょう。
韓国から日本や海外への国際電話のかけ方
韓国に滞在中に日本や他国へ電話をかける場合も、市外局番の考え方は同様です。まず韓国の国際識別番号(日本宛ては001, 002などキャリアごと)を入力し、相手国の国番号、必要があれば都市番号と電話番号を入力します。ここでは例として日本へのかけ方を説明します。
韓国から日本への電話:国番号81の利用
韓国から日本へ電話する場合、日本の国番号「81」を使います。韓国国内の電話と同じく国外通話になりますので、001や002など大手キャリアの国際プレフィックスを押します。続いて「81」(日本)と、ダイヤル先の電話番号を入力します。例えば東京03-1234-5678にかける場合、韓国から「002-81-3-1234-5678」のようにダイヤルします。携帯電話にかける場合は先頭の「0」を除いて「-81-90-1234-5678」などとします。
韓国から他国への一般的なかけ方
他の国へかける場合も同様です。国番号を調べて同じ手順でダイヤルします。国際識別番号(001/002など)+相手国コード+相手国の市外局番(先頭の0除く)+加入者番号です。アジア諸国やヨーロッパの市外局番も韓国国内と同様「0」がついている場合が多いので、必ず0を外して入力してください。たとえば韓国から中国(国番号86)にかける場合、上海(021)の番号「021-XXXX-XXXX」は「+86-21-XXXX-XXXX」です。
国際電話識別番号(001・002)の使い方
韓国内の主要キャリアでは、国際電話識別番号がいくつか用意されています。主に自分の携帯会社に対応した番号を使います。例えばKT回線の「001」、LG U+回線の「002」、SK Telecomプリペイドの「00365」や「00700」、音声通話向けの「00770」などがあります。通常「001」と「002」だけ覚えておけば、日本や欧米への一般通話には十分対応できますが、より安価な国際ダイヤル番号を使い分けると通話料を抑えられます。
韓国市外局番を使い電話番号ミスを防ぐコツ
市外局番の理解を深めることで、電話をかけ間違えるリスクを減らせます。以下では具体的な工夫や注意点を紹介します。
スマホ連絡先に市外局番を正確に登録する
スマートフォンの連絡先には、国内外の電話番号を含め正確に登録しましょう。韓国内向けの番号を登録するときは、市外局番から(または+82を付けて)入力すると便利です。例えば同じ韓国内であれば「032-123-4567」、海外にもかけやすいように「+82-32-123-4567」と登録するなど工夫します。日本からかける番号の場合は国番号も入れておくと、電話帳からタップするだけで正確にダイヤルできます。
メモやアプリで市外局番を管理する
韓国の友人やビジネス先の電話番号を控える際、市外局番を忘れずメモしておくことが大切です。また、翻訳アプリや旅行アプリには韓国の主要都市の市外局番が載っているものもあります。よく使う番号はメモ書きだけでなく、スマホのメモアプリやクラウド連絡先に保存しておくと安心です。例えば「ソウル(02)」「釜山(051)」のように地域名も併記しておけば、いざというときに迷わず入力できます。
よくあるダイヤルミスとその対処法
電話番号をかけ間違えやすいケースとして、韓国の市外局番を付け忘れる、日本の電話番号に誤って市外局番を付ける、国際電話で0の扱いを間違える、などがあります。対処法としては、必ずダイヤル前に番号を見直す習慣をつけることです。たとえば日本から韓国にかけるときは必ず「+82」を先頭に付け、市内電話の0を外しているか確認します。
同じ番号で何度も失敗する場合は、メモや履歴帳からきちんとコピー&ペーストして入力するのも効果的です。また、通話アプリを利用する場合は、連絡先を国際フォーマットで保存すれば自動的に正しいダイヤルになります。
まとめ
韓国の電話番号では、市外局番が重要な役割を担っています。韓国内での通話では固定電話は市外通話かどうかで番号入力が変わり、スマホからは必ず市外局番を使います。海外から電話をかける際には、国番号「+82」と市外局番(先頭の0を除く)を組み合わせてダイヤルします。これらのルールをおさえれば、正しく電話をかけることができます。
電話先の市外局番をメモや連絡先に正確に登録し、ダイヤル前に確認する習慣をつけることで、うっかりミスを防げます。この記事で紹介したポイントを参考に、市外局番を活用して安全・確実に韓国の電話番号を利用しましょう。