韓国の卒業式はいつ?服装はどうする?日本との違いや定番スタイルを紹介

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服装

韓国ドラマやアイドルの影響で、韓国の学校文化に関心を持つ方が増えています。中でも「韓国の卒業式はいつ行われるのか」「どんな服装が定番なのか」は、とくに気になるポイントです。
この記事では、韓国の卒業式の日程から学年の区切り、日本との違い、男女別・年代別のおすすめコーデまで、最新の傾向を整理して詳しく解説します。渡韓して卒業式に参加する人や、韓国風の卒業フォトを撮りたい人にも役立つ内容です。

韓国 卒業式 いつ 服装の基本をまず押さえよう

韓国の卒業式について調べるとき、多くの人が知りたいのは「いつ行われるのか」と「どんな服装で参加するのが一般的か」という二点です。日本では3月下旬が卒業シーズンで、制服で出席するのが基本ですが、韓国では学年の区切りや学期制が異なるため、卒業式のタイミングも少し違います。
また、韓国の若者はファッションへの関心が高く、卒業式のコーディネートにもトレンドが反映されます。定番の制服スタイルに加えて、私服やガウンスタイル、撮影用のコスチュームなど、シーンによって服装の選び方も変わってきます。

この記事では、まず韓国の学校制度や卒業式の日程を整理し、そのうえで小学校から大学まで、それぞれの年代別にふさわしい服装とマナーを解説していきます。日本から韓国の卒業式に参列する場合や、韓国風の卒業写真を撮影したい場合の具体的なポイントも紹介しますので、全体像をイメージしながら読み進めてみてください。

韓国の卒業式を理解するための全体像

韓国の卒業式を正しくイメージするには、まず「学年の区切り」「学期」「進学スケジュール」の三つを押さえる必要があります。韓国では、学年は3月に始まり翌年2月に終わるサイクルで、2学期制が一般的です。そのため卒業式は2月上旬から中旬に集中し、卒業後すぐに春休みを経て3月から新生活が始まります。
また、小学校6年、中学校3年、高校3年、大学4年という構成は日本と近いですが、大学入試の日程や合格発表のタイミングなどが異なるため、高校卒業式の雰囲気も日本とは少し違います。制服で厳粛に行われる一方で、式後には友人同士で写真を撮影したり、カフェに移動したりと、若者らしい華やいだ雰囲気も特徴です。

服装面では、公立の小中高校では制服が基本ですが、学校によっては卒業式だけ私服参加を認めるケースもあり、韓国らしいトレンド感のあるスタイルが見られます。大学では黒のガウンと角帽が主流で、その下にはきれいめなスーツやワンピース、ブラウス×スラックスなど、フォーマル寄りの私服を合わせるのが一般的です。

日本の卒業式との大きな違い

日本との違いでまず押さえたいのが、卒業式のタイミングです。日本は3月に卒業式、4月に入学式という流れですが、韓国は2月に卒業式、3月に新学年スタートとなります。このため、キャンパス周辺のカフェやフォトスタジオでは、2月に卒業写真の撮影予約が集中します。
また、大学の卒業式では、日本だとスーツや袴が多いのに対し、韓国ではほぼ全員がガウンを着用します。ガウンは大学ごとにデザインや色のアクセントが異なり、学部ごとにカラーラインが入る場合もあります。写真映えを意識して、インナーに明るい色のブラウスやネクタイを合わせる学生が多いのも特徴です。

高校以下では、日本のような保護者参加型の厳粛な式に加え、友人同士の写真撮影文化がより強い印象があります。校門前や教室で、花束やぬいぐるみを抱えて記念写真を撮る姿が定番化しており、そのためメイクやヘアスタイルにもかなり力を入れる生徒が多い点も、日本との違いとして知っておくとイメージしやすいでしょう。

韓国の卒業式はいつ?学年の区切りとシーズンを解説

韓国の卒業式シーズンは、原則として2月上旬から中旬に集中しています。これは、韓国の学校年度が3月始まり・2月終わりで構成されているためです。小学校から大学まで、ほとんどの教育機関がこのスケジュールに沿っており、卒業式のあとに短い春休み期間を挟んで、3月初旬から新学年がスタートします。
日本から渡韓して卒業式に参加したい場合は、この2月前半〜中旬を目安に予定を立てるとよいでしょう。ただし、大学や地域によっては卒業式日程が前後することもあるため、具体的な日付は各学校ごとの公式アナウンスを確認する必要があります。

また、韓国の学校は2学期制が一般的で、1学期が3月〜7月、2学期が8月末〜翌年2月という構成です。その最終の区切りとして卒業式が行われるため、卒業生は式の前にすでにすべての授業や試験を終えており、進学先や就職先もほぼ決まっているケースが多いです。こうしたスケジュール感を理解しておくと、卒業式当日の雰囲気やその後の流れもイメージしやすくなります。

韓国の学期と年度の仕組み

韓国では、1年を二つの学期に分ける2学期制が主流です。1学期は3月の入学式・始業式からスタートし、7月中旬まで続きます。その後、夏休みを挟んで8月末または9月初旬から2学期が始まり、翌年2月までが在学期間となります。期末試験や成績評価もこのサイクルで行われ、最後の学年に在籍する生徒・学生は、2月の終了時点で卒業となります。
この年間スケジュールにより、卒業式は一般的に2月の上旬〜中旬に実施されますが、学校ごとに数日の差があります。特に大学の場合は、学部やキャンパスごとに日を分けて行うことも多く、一週間程度の幅が生じることもあります。最新の日程を知りたい場合は、該当大学や学校の公式サイトや案内文を確認するのが確実です。

なお、韓国の卒業式は平日に行われることが多く、午前中に式典を済ませて、午後はクラス単位やサークル単位で写真撮影や食事会をする流れが一般的です。社会人や保護者が参加する大学の卒業式では、時間帯によっては周辺の交通機関やレストランが混み合うため、事前の予約や移動計画も重要になります。

小学校・中学校・高校・大学での卒業時期

卒業のタイミングは、小学校から大学までほぼ共通して2月ですが、学年の構成と卒業学年は次のようになっています。

  • 小学校 6年制:1年〜6年、6年の2月に卒業
  • 中学校 3年制:1年〜3年、3年の2月に卒業
  • 高校 3年制:1年〜3年、3年の2月に卒業
  • 大学 多くは4年制:1年〜4年、4年の2月に卒業

このように、日本と同様に12歳前後で小学校卒業、15歳前後で中学校卒業、18歳前後で高校卒業という流れになっています。

ただし、一部の専門大学や短期大学、サイバー大学などでは在学年数や卒業時期が異なるケースがあります。また、大学院は学部卒業から進学するため、修士・博士の修了式が学部の卒業式と同じ日程または近い時期に行われることもあります。卒業式を訪問する場合は、対象となる学校種別と学年構成を押さえたうえで、具体的な日程を確認するようにしましょう。

卒業式当日の流れのイメージ

卒業式当日の基本的な流れは、小学校から大学までおおむね共通しています。午前中に学校の講堂や体育館で式典が行われ、校長・学長の挨拶、卒業証書授与、在校生代表や卒業生代表の挨拶、校歌・学歌斉唱などが進行します。日本と似た厳粛な雰囲気ですが、学校によっては照明や音響を工夫した演出を行う場合もあります。
式典が終わると、クラスごとに教室に戻って担任との最後の時間を過ごし、記念撮影やメッセージカードの交換などが行われます。その後、校門前やキャンパス内のフォトスポットで、家族や友人、先輩後輩と撮影タイムに移るのが一般的です。大学ではサークル単位の記念撮影や、キャンパス近くのカフェでの打ち上げなどもよく見られます。

服装の準備はこの撮影タイムを強く意識して行われます。特に高校生・大学生は、写真に写ることを前提にヘアメイクを整え、アクセサリーや小物までトータルコーディネートする傾向が強くなっています。そのため、服装を考える際には「式典用のフォーマルさ」と「写真映え」の両方をバランス良く意識することが重要です。

韓国の卒業式の服装マナーと基本ルール

韓国の卒業式に参加するときの服装は、学校の種別や立場によって最適解が変わります。学生本人であれば、小中高校は基本的に制服、大学はガウンがメインですが、その下に着るインナーや靴、アウターの選び方にマナーとトレンドが存在します。一方で、保護者や来賓として参加する場合は、過度にカジュアルにならず、式典にふさわしいきれいめなスタイルが求められます。
ここでは、韓国の卒業式の服装選びに共通するマナーや避けた方がよいポイントを整理し、日本から参加する人でも失礼にならない服装の考え方を紹介します。

特に、韓国は写真文化が発達しており、SNS投稿を前提としたスタイリングが重視されます。その一方で、学校や保護者世代は落ち着いた装いを望む傾向もあるため、「上品さ」と「自分らしさ」のバランスが重要です。服装マナーを理解しておけば、現地の友人や家族と一緒に参加しても安心して過ごせます。

学生本人の基本スタイル

学生本人の卒業式スタイルは、学校ごとの規定もありますが、おおまかには以下のような傾向があります。

  • 小中高校:学校指定の制服が基本。冬服またはブレザー・コートを着用。
  • 高校の一部・芸術高校など:制服の上にコートやマフラーでアレンジ。
  • 大学:黒いガウンと角帽がほぼ必須。学部カラーのストール付きの場合も。

小中高校では、式典の間はきちんと制服を着用し、シャツを出さない、ネクタイやリボンを正しく結ぶ、靴もローファーや黒いスニーカーでまとめるといった基本マナーが重視されます。

一方で式の後の写真撮影では、制服の上着を少し崩したり、ヘアメイクで個性を出したりすることも多く見られます。大学生はガウンを羽織る前提でインナーを選ぶため、白や淡色のブラウス、シンプルなニット、タイトすぎないスラックスやスカートといった、きちんと感のあるアイテムが好まれます。写真映えを意識するなら、ガウンの黒に映える明るめのトップスを選ぶとバランスが良くなります。

保護者の服装マナー

保護者として韓国の卒業式に参加する場合、日本の入学式・卒業式と同じくらい、もしくは少しだけカジュアル寄りのフォーマルスタイルが目安になります。母親の場合は、落ち着いた色味のスーツやセットアップ、ワンピースにジャケットを合わせるスタイルが一般的です。色はネイビー、グレー、ベージュ、クリームなどが好まれ、派手すぎる柄物は控えめにするのが無難です。
父親の場合は、ビジネススーツに近いスタイルが主流です。ネクタイは落ち着いたトーンで、式典の格を損なわないものを選びます。コートも黒やネイビーのシンプルなものが多く、靴は革靴が基本です。日本から参加する場合も、同様の感覚で準備すれば浮くことはありません。

一点注意したいのは、あくまで主役は卒業生であるという意識です。目立ちすぎる華美なドレスや、結婚式ゲストのようなきらびやかな装いは避け、上品で控えめな雰囲気を心掛ける方が、現地の雰囲気に合います。防寒も重要なため、フォーマル感を損なわないダウンコートやマフラーを上手に取り入れると快適に過ごせます。

避けた方がよいNGファッション

韓国の卒業式で避けた方がよい服装は、大きく分けて「カジュアルすぎるもの」と「派手すぎるもの」です。例えば、学生本人であっても、式典の最中にダメージジーンズや派手なロゴ入りパーカー、ビーチサンダルのようなサンダル履きはマナー違反と受け取られる可能性があります。撮影用に雰囲気の違う服を着る場合でも、式典中は制服やガウンなど学校指定のスタイルを守るのが前提です。
保護者に関しても、トレーナーやジーンズにスニーカーといった完全カジュアル、露出の多い服、光沢の強いパーティードレスなどは避けるのが安心です。また、全身真っ黒で喪服のように見えてしまうコーディネートも、式の雰囲気と合わない場合があります。黒をベースにする場合は、インナーやアクセサリー、コサージュ、バッグなどで少し明るさを足すと、卒業式らしい印象になります。

日本から参加する方は、「日本の卒業式より少しだけカジュアルでも大丈夫だが、写真に残る場なので最低限のフォーマル感は必要」とイメージすると失敗が少ないです。迷ったときは、シンプルで上品なスタイルにまとめることを優先すると良いでしょう。

年代別:韓国の卒業式での服装アイデア

同じ韓国の卒業式でも、小学生と大学生ではふさわしい服装が大きく異なります。ここでは、小学校・中学校・高校・大学の4つに分けて、学生本人の典型的なスタイルと、少しおしゃれを楽しみたい人向けのアレンジポイントを紹介します。
韓国の若者文化では、卒業式の写真が長くSNSやアルバムに残るため、ヘアメイクや小物使いにこだわる傾向があります。一方で、学校の規則もある程度存在するため、どこまでアレンジが許されるかは学校ごとの雰囲気次第です。あくまで基本は「清潔感」と「上品さ」を押さえつつ、その範囲内で韓国らしいトレンド感を取り入れていくのがポイントです。

また、日本で韓国風の卒業写真を撮りたい場合にも、ここで紹介するスタイルを参考にすれば、韓国っぽい雰囲気を再現しやすくなります。制服やガウンをレンタルするフォトスタジオも増えているため、撮影用のコーディネートを考えるときにも役立ちます。

小学校の卒業式スタイル

韓国の小学校では、学校ごとに制服の有無が分かれます。制服がある学校では、式典には冬服の制服を着用するのが基本です。男子はブレザーにシャツとネクタイ、女子はブレザーにスカートまたはスラックスというスタイルが多く、日本の私立小学校のようなイメージに近いケースもあります。
制服がない学校の場合、男の子はシャツにニットベストやジャケット、きれいめなチノパンやスラックス、女の子はワンピースやブラウス×スカートといった、少しおめかしした私服で参加することが一般的です。色味はネイビーやグレー、ホワイトなど落ち着いたトーンが好まれますが、子どもらしい明るい色を1点取り入れると華やかさが出せます。

靴はローファーや黒・ネイビーのスニーカーが無難で、動きやすさも考慮すると安心です。女の子のヘアスタイルは、きちんとまとめたポニーテールやハーフアップに、控えめなヘアアクセサリーを合わせるスタイルが人気です。保護者がコーディネートを考える際は、「子どもが動きやすく、長時間着ていても疲れない」ことも重視すると良いでしょう。

中学校・高校生の韓国制服コーデ

中高生の卒業式では、韓国らしい制服文化が最もよく表れます。多くの学校でブレザータイプの制服が採用されており、男子はシャツ+ネクタイ+スラックス、女子はシャツ+リボンまたはタイ+スカートが基本です。冬の卒業式では、ウールのコートやダッフルコート、チェスターコートを羽織る生徒も多く、マフラーや手袋を合わせて防寒します。
韓国の学生たちは、制服の着こなしにさりげないおしゃれを取り入れるのが上手です。例えば、女子は丈が短すぎない範囲でスカートの長さを調整し、足元はローファーにソックス、または黒タイツを合わせて脚のラインをきれいに見せる工夫をします。男子は、スラックスのシルエットを少しだけ細身にし、きれいめスニーカーでまとめるスタイルも人気です。

卒業式当日は、式典中はしっかりボタンを留めてネクタイも整え、記念撮影のときにだけ軽くジャケットを脱いだり、マフラーを巻いたりして変化をつける生徒も多いです。日本から韓国風制服コーデを取り入れたい場合は、細身のブレザー、すっきりしたネクタイやリボン、シンプルなローファーを軸にすると、韓国ドラマのような雰囲気を出しやすくなります。

大学生のガウンスタイルとインナーコーデ

大学の卒業式で最も象徴的なのが、黒いガウンと角帽です。韓国の大学では、多くの学部でこのガウンを着用して式典に参加します。ガウンは大学または外部のレンタル業者から借りる形が一般的で、インナーは各自の私服となります。
インナーの基本は、「きちんと感のある服」です。男性は白シャツにネクタイ、ジャケットとスラックス、またはシンプルなニット+スラックスという組み合わせが多く見られます。女性は、白や淡色のブラウスに膝丈〜ミモレ丈のスカート、もしくはワンピースやきれいめのセットアップが人気です。ガウンが黒で重くなりやすいため、インナーは明るめの色や柔らかい素材を選ぶと、写真映えと華やかさを両立できます。

足元は、男性は革靴またはシンプルなレザースニーカー、女性は低めのパンプスやフラットシューズが無難です。キャンパス内を歩き回ることを考えると、ヒールが高すぎないものを選んだ方が快適です。また、2月の韓国はまだ寒いため、ガウンの下に薄手のニットを重ねるなど、防寒対策も重要になります。ヘアメイクは、普段より少しだけフォーマル寄りに整えると、ガウンとのバランスが良くなります。

社会人大学院生や再入学者の場合

社会人大学院生や再入学者が卒業する場合の服装は、年齢や職業によって幅がありますが、共通して言えるのは「仕事でも通用するフォーマル寄りのきれいめスタイル」が安心だということです。
男性の場合は、ビジネススーツをそのまま活用するケースが多く、落ち着いた色味のスーツにネクタイを合わせれば、ガウンとの相性も良好です。女性の場合も、ビジネスシーンで使えるセットアップや、ジャケット+ワンピースの組み合わせがよく選ばれます。あまりにも華やかなパーティードレスよりも、控えめなオフィスフォーマルの延長線上のコーディネートの方が、周囲との調和が取れます。

年齢層が高い場合は、ガウンを羽織ったときに重たく見えすぎないよう、インナーの色を明るくしたり、ストールやアクセサリーで顔まわりに柔らかさを出すのもおすすめです。写真を撮る機会も多いため、眼鏡の反射やメイクのテカリ対策など、細かな準備をしておくと、当日の満足度が高まります。

日本と韓国の卒業式を徹底比較

日韓の卒業式は、学校年度の違いだけでなく、服装や進行、式後の過ごし方にもいくつかの差があります。これらを理解しておくと、韓国の卒業式文化をより立体的にイメージでき、日本から参加する際にも戸惑いが少なくなります。
ここでは、日程、服装、雰囲気やアフターの過ごし方といった要素を軸に、違いと共通点を整理します。特に服装面では、どの程度フォーマルを求められるのか、どこまでおしゃれをして良いのか、といった感覚の違いが表れやすいため、比較表も使いながら確認していきましょう。

なお、どちらの国でも「主役は卒業生」「式典には一定のフォーマルさが求められる」という大枠は共通しています。その上で、それぞれの国ならではの価値観や写真文化が、服装選びやヘアメイクに反映されていると考えると分かりやすいです。

時期とスケジュールの違い

まず、最も分かりやすい違いが「卒業式の時期」です。

項目 日本 韓国
学校年度 4月〜翌年3月 3月〜翌年2月
卒業式のシーズン 3月上旬〜下旬 2月上旬〜中旬
入学式の時期 4月 3月

このように、韓国は日本より約1か月早く卒業シーズンを迎えます。

また、高校生の進学スケジュールにも違いがあります。韓国では、大学入試の中心となる大学修学能力試験が11月に行われ、その後に個別試験や合格発表が続きます。そのため、多くの高校3年生は卒業式を迎える頃には進学先がほぼ決まっており、安心感と開放感のある雰囲気で式典に臨むことが多いです。一方、日本では3月の卒業式前後に入試結果が出るケースもあるため、少し緊張感が残る場合もあります。

服装とフォーマル度合いの違い

服装の違いを整理すると、次のような傾向があります。

項目 日本 韓国
小中高校生 制服中心、一部私服校 制服中心、一部私服校
高校卒業式の私服率 制服が圧倒的多数 制服が基本だが、一部で私服アレンジも
大学生 スーツ、袴も人気 ガウン+角帽が主流
保護者 母親はセミフォーマル、父親はスーツ 日本より少しカジュアル寄りのフォーマル

韓国では、大学卒業式のガウン文化が非常に強く、男女問わずほぼ全員がガウン姿になる点が、日本との大きな違いです。

一方で、フォーマル度合いそのものは日本と大きくは変わりません。学生はきちんとした制服やガウンを着用し、保護者も場にふさわしい服装を心掛けます。ただし韓国では、写真映えを重視してヘアメイクや小物で個性を出す傾向が強く、「きちんとしている中でどれだけおしゃれに見せるか」という意識がより高いといえます。

式の雰囲気やアフターの過ごし方

式典そのものの進行は、両国とも厳粛でフォーマルです。国歌・校歌斉唱、証書授与、挨拶や送辞・答辞といった流れは共通しており、雰囲気も似ています。ただし、韓国では学校によって、スライドショーや映像演出、合唱やパフォーマンスを盛り込むなど、少しエンターテインメント性のある構成にするケースも見られます。
アフターの過ごし方では、韓国の方が「写真撮影」と「カフェでの時間」が重要視される傾向があります。卒業生同士での撮影はもちろん、家族・親戚・恋人・友人と順番に写真を撮り、その後にカフェやレストランで食事をする流れが一般的です。花束やぬいぐるみ、メッセージボードなど、写真に写すための小物もよく用意されます。

日本でも写真撮影は行われますが、韓国ほど長時間をかけて撮影することは少ないかもしれません。韓国風に楽しみたい場合は、あらかじめフォトスポット候補やカフェをリサーチしておき、卒業式のあとにゆっくり時間をとる計画を立てると、現地流の雰囲気をより深く味わえます。

韓国トレンドを取り入れたおすすめ卒業式コーデ

ここからは、韓国のトレンドを意識した卒業式コーデの具体例を紹介します。韓国のファッションは、全体のシルエットをすっきり見せつつ、色や小物でさりげないポイントを作るのが特徴です。卒業式というフォーマルな場にふさわしいきちんと感を保ちながらも、「韓国っぽい」雰囲気を出したい人の参考になるよう、男女別・シーン別にアイデアをまとめました。
日本での卒業式や記念撮影で韓国風スタイルを取り入れたい場合にも応用できます。制服やスーツを大きく変えなくても、シャツの色、タイやリボンの形、ヘアメイクの方向性、小物の選び方を意識するだけで、印象は大きく変わります。

また、韓国のブランドアイテムに限定する必要はありません。手持ちのアイテムでも配色やシルエットの考え方を少し変えるだけで、十分に韓国風の雰囲気を演出できます。

女子学生の韓国風きれいめスタイル

女子学生の韓国風卒業式コーデのポイントは、「清楚」「すっきりシルエット」「淡色を上手に使う」の三つです。制服の場合は、ブレザーのサイズ感を少しだけジャストに近づけ、スカートは短すぎないひざ丈〜少し上くらいに調整すると、韓国ドラマに出てくるようなバランスになります。靴はローファーに白ソックス、または黒タイツで、足元をシンプルにまとめると全体が洗練されます。
私服やインナーを選べる場合は、白やアイボリーのブラウス、パステルカラーのニット、タイトすぎないプリーツスカートやAラインスカートが定番です。ワンピースを着る場合も、装飾の少ないシンプルなデザインを選ぶと、ガウンやコートと合わせやすくなります。アクセサリーは、小ぶりなパールピアスや華奢なネックレスなど、上品で控えめなものが韓国らしい雰囲気に合います。

ヘアスタイルは、自然なストレートやゆるいウェーブに、前髪を軽く流したスタイルが人気です。ヘアアクセサリーは細めのカチューシャやシンプルなピン程度にとどめ、メイクは肌の透明感とリップの血色感を重視したナチュラル系が、卒業式の場にも写真映えにも最適です。

男子学生のシンプルカジュアルフォーマル

男子学生が韓国風の雰囲気を出すには、「シルエット」と「色数の絞り方」が鍵になります。制服の場合、ブレザーとスラックスのサイズ感をすっきりさせ、だぶつきすぎないラインに整えるだけでも印象が大きく変わります。シャツはきちんとボタンを留め、ネクタイは細め〜標準幅でシンプルな柄を選ぶと、顔まわりがすっきり見えます。
私服やインナーを選べる高校・大学生の場合、白シャツにネイビーまたはグレーのジャケット、細身すぎないストレートのスラックスという組み合わせが鉄板です。ニットを合わせる場合は、無地のクルーネックやVネックを選び、色はブラック、ネイビー、ベージュなどを基本に、全身で使う色を3色までに抑えると洗練された印象になります。

靴は、黒またはダークブラウンのレザーシューズ、あるいは無地で装飾の少ないレザースニーカーが相性抜群です。ヘアスタイルは、短めのマッシュベースやナチュラルなツーブロックなど、韓国のアイドルや俳優に多いスタイルを参考に、清潔感のあるセットを意識すると良いでしょう。整髪料はツヤが出すぎないものを選ぶと、フォーマルな場に馴染みやすくなります。

ガウンに合うインナー・小物選び

大学のガウンスタイルでは、インナーと小物選びが全体の印象を大きく左右します。ガウンが黒でしっかりしたボリュームがあるため、インナーはシンプルかつ明るめの色を選ぶのが基本です。男性は白シャツにネクタイを合わせる場合、ネクタイの色を大学のスクールカラーや自分の好みに合わせて選ぶと、さりげない個性が出せます。女性は白や淡色のブラウスに膝丈スカート、もしくはワンピースを合わせると、ガウンの前を開けたときでもバランスが良くなります。
小物としては、花束やミニブーケ、ぬいぐるみ、記念のサッシュなどを持つのが韓国らしいスタイルです。バッグは写真ではあまり目立たない位置に置くことが多いため、実用性重視でも問題ありませんが、全身写真に写る可能性を考えると、あまりスポーティーすぎないシンプルなトートやショルダーを選ぶと安心です。

アクセサリーは、女性はイヤリングやネックレスを1〜2点に絞り、男性は腕時計程度に抑えると、ガウンとのバランスが良くなります。また、2月の寒さ対策として、インナーには薄手のヒートインナーやタイツを仕込み、外ではコートを羽織り、撮影の瞬間だけ脱ぐというスタイルも多く見られます。

卒業式のヘアメイク・持ち物・写真映えテクニック

韓国の卒業式では、服装だけでなく、ヘアメイクや持ち物、写真の撮られ方まで含めてトータルで準備するのが一般的です。特に若い世代ほど、SNSへの投稿を前提にした「写真映え」を強く意識しており、そのために当日の朝にヘアサロンやメイクサロンを予約するケースも少なくありません。
ここでは、男女問わず使える基本的なヘアメイクのポイントと、持っておくと便利なアイテム、きれいに写真を残すための実践的なテクニックを紹介します。これらを意識することで、後から見返した時に満足度の高い卒業写真を残すことができます。

もちろん、すべてを完璧に準備する必要はありませんが、最低限のポイントを押さえておくだけでも、当日の安心感と仕上がりが大きく変わります。

ナチュラルで上品な韓国メイクのコツ

卒業式のメイクは、「ナチュラル」「清潔感」「写真映え」の三つを両立させることが重要です。ベースメイクでは、厚塗りにならないようクッションファンデーションやリキッドファンデーションを薄く伸ばし、気になる部分だけコンシーラーで補正します。仕上げに軽くパウダーをのせることで、写真撮影時のテカリを抑えられます。
アイメイクは、ブラウンやモーヴ系の落ち着いたカラーを中心に、グラデーションで陰影をつけるのが韓国風です。アイラインは目のキワに細く引き、目尻を少しだけ延長して、自然に目力をアップさせます。マスカラはダマにならないように丁寧に塗り、必要に応じてビューラーでカールを整えます。ラメやカラーライナーは控えめにし、式典にふさわしい上品さを保つことが大切です。

リップは、血色感のあるコーラルピンクやローズ系が定番で、グラデーションリップにすることで韓国らしい雰囲気を出せます。ただし、写真では色が少し飛びやすいので、普段より少しだけしっかりめの発色を意識すると、ちょうどよいバランスになります。チークは入れすぎると幼く見えるため、頬の高い位置に軽く血色を足す程度に抑えましょう。

ヘアスタイルと簡単アレンジ

ヘアスタイルは、制服やガウンとのバランスを考えながら、「清潔感」「顔まわりの印象アップ」「帽子やフードとの相性」を意識して選びます。女子の場合、人気なのはナチュラルなゆる巻きダウンスタイル、ハーフアップ、低めのポニーテールなどです。顔まわりに適度に後れ毛を残しつつも、全体としてはまとまりのあるスタイルにすると、写真映えしやすくなります。
男子の場合も、自然な束感のあるショート〜ミディアムスタイルが好まれます。前髪を重すぎず軽すぎずに調整し、おでこを少しだけ見せることで、すっきりとした印象に仕上がります。ワックスやヘアオイルを使うときは、つけすぎに注意し、テカリすぎないナチュラルな質感を目指すとフォーマルな場にも合います。

大学の角帽をかぶる場合は、帽子をかぶっても崩れにくいスタイルを選ぶことが重要です。低めのポニーテールやストレート寄りのスタイルにしておくと、帽子の着脱がスムーズになります。また、当日は風が強い場合もあるため、ヘアスプレーやピンを用意しておくと安心です。

持ち物チェックと写真映えアイテム

卒業式に持っていくと便利な基本アイテムは、以下の通りです。

  • ハンカチ・ティッシュ
  • スマートフォン・モバイルバッテリー
  • 小さめのミラー・メイク直し用コスメ
  • ヘアピン・ヘアスプレー
  • 防寒用のコート・マフラー・手袋

これに加えて、韓国らしい写真映えを狙うなら、花束やミニブーケ、バルーン、メッセージ入りボードや手作りのカードなどを用意するのもおすすめです。

写真をきれいに撮るコツとしては、逆光を避けて顔に自然な光が当たる位置に立つこと、背景がごちゃごちゃしすぎない場所を選ぶこと、姿勢をまっすぐに保つことが挙げられます。全身写真では、足をそろえすぎず、片足を少し引くとスタイルよく見えます。集合写真では、背の高さや服装の色が偏らないように並び方を工夫すると、仕上がりが整います。

まとめ

韓国の卒業式は、2月上旬から中旬に行われることが多く、小学校から大学まで、学校年度の締めくくりとして位置付けられています。服装は、小中高校では制服が中心、大学ではガウンと角帽が主流で、その下にはきちんと感のある私服を合わせるのが基本です。保護者は、日本と同程度か、ややカジュアル寄りのフォーマルスタイルを意識すると、場の雰囲気に馴染みます。
日本との違いとしては、年度と卒業時期のずれに加え、写真撮影文化の強さや、ガウンスタイルの定着度合いが挙げられます。韓国の若者は、ヘアメイクや小物も含めてトータルコーディネートを楽しむ傾向があり、その中で「上品さ」と「写真映え」を両立させることが重視されています。

この記事で紹介した年代別の服装アイデアや、ヘアメイク・写真映えのコツを押さえておけば、韓国で実際に卒業式に参加する場合も、日本で韓国風の卒業写真を撮る場合も、安心して準備が進められるはずです。大切なのは、式典への敬意を忘れず、自分らしさを表現できるバランスを見つけることです。しっかりと準備をして、人生の節目となる卒業式を心から楽しんでください。

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