韓国ドラマやK-POPのバラエティを見ていると、何度も耳にするのが「もう一回」の韓国語表現です。日常会話では相手に聞き返したり、やり直しをお願いしたりと、使う場面がとても多いフレーズです。
本記事では、最も基本的な「もう一回」の言い方から、カジュアル・敬語・ビジネスでの使い分け、さらにネイティブがリアルに使うニュアンスまで、最新の用法を整理して解説します。
例文や会話フレーズも豊富に紹介しますので、この記事を読み終える頃には、自信をもって韓国語で「もう一回」と言えるようになります。
目次
もう一回 韓国語 の基本表現とニュアンス
まず押さえておきたいのは、「もう一回」を韓国語でどう言うかという基本表現です。代表的なのは「한 번 더(ハン ボン ド)」と「다시 한 번(タシ ハン ボン)」の2つです。どちらも頻出ですが、ニュアンスや使う場面に少し違いがあります。
また、若者ことばやバラエティ番組でよく耳にする省略表現も存在します。最初にしっかりと基礎を理解しておくことで、あとの応用表現がぐっと分かりやすくなりますので、一つずつ丁寧に確認していきましょう。
ここでは、辞書的な意味だけでなく、ネイティブが日常的にどう使っているかという実際の用法に重点を置いて解説します。似ているようで微妙に違う表現を整理することで、韓国語でのコミュニケーションがより自然に、そしてスムーズになります。
「もう一回」の代表表現:한 번 더 と 다시 한 번
「もう一回」の最も基本的な表現が「한 번 더」と「다시 한 번」です。
「한 번 더」は直訳すると「一度 もっと」で、「もう一度」「あと一回」というニュアンスになります。例えば「한 번 더 말해 주세요(もう一回言ってください)」のように使います。会話でも字幕でも非常によく出てくるフレーズです。
一方、「다시 한 번」は「もう一度、改めて」という少し落ち着いた響きがあります。「다시 한 번 생각해 보세요(もう一度考えてみてください)」のように、やり直しや再確認をていねいにお願いする時にぴったりです。
どちらも正しい表現ですが、場面によってニュアンスを使い分けると、より自然でこなれた韓国語になります。
意味の違いを整理:回数・やり直し・再挑戦
「もう一回」といっても、日本語でも微妙な意味の違いがあります。「あと一回だけ」という回数の話なのか、「やり直してほしい」というお願いなのか、「もう一度挑戦する」という前向きなニュアンスなのかで、韓国語の使い分けも変わってきます。
回数を強調する場合は、「한 번 더」「한 번만 더(あと一回だけ)」がよく使われます。やり直しのニュアンスをしっかり出したいなら、「다시」「다시 한 번」を用います。「また挑戦する」という意味合いをはっきりさせたい場合は、「다시 도전해 보다(もう一度挑戦してみる)」など、動詞と組み合わせて表現するのが自然です。
こうした違いを意識しておくと、自分のイメージ通りの韓国語を選びやすくなります。
会話でよく使うカジュアルな言い方
友だち同士や配信コメントなど、カジュアルな場面では、フルの文ではなく短いフレーズで「もう一回」を表現することが多いです。
例えばゲーム中に「야, 한 번 더!(おい、もう一回!)」と叫んだり、ダンス練習で「다시!(もう一回!)」とだけ言ったりする形です。文脈が共有されているときは、主語や動詞を省略しても十分に通じます。
また、イントネーションを上げて「한 번 더?」と語尾を上げると、「もう一回やる?」「もう一回見ようか?」といった提案の響きになります。このような短く崩した形は、ドラマやバラエティでも頻出なので、実際の音を意識しながら覚えておくと真似しやすくなります。
場面別「もう一回」韓国語フレーズ集

基本表現を押さえたら、次は実際によく使う場面ごとのフレーズを身につけましょう。聞き取りで聞き逃したとき、写真や動画の撮り直しをお願いするとき、ゲームやスポーツで「もう一回!」と盛り上がるときなど、日常のさまざまなシーンで「もう一回」は活躍します。
ここでは用途別に整理して紹介することで、状況にあったフレーズをすぐに引き出せるようになることを目指します。
同じ「もう一回」でも、語尾や一緒に使う動詞を変えることで、丁寧さや雰囲気が大きく変わります。場面ごとの定番フレーズを丸ごと覚えてしまうのが、実践的なマスターへの近道です。
聞き取れなかったときに使う「もう一回言って」
相手の言葉が聞き取れなかったときに使うフレーズは、日常会話で最頻出と言ってよいほどよく使います。代表的なのは「다시 한 번 말해 주세요(もう一回言ってください)」です。ていねいでどの場面でも使える便利な表現です。
カジュアルな場では、「다시 말해 줘(もう一回言って)」や、さらに崩して「다시?(え、もう一回?)」と短く言うことも多いです。聞き返すときに表情や声のトーンも大切なので、申し訳なさそうに、または笑顔で伝えると柔らかい印象になります。
聞き返すのが続くときは、「미안한데, 다시 한 번만 말해 줄래?(悪いけど、もう一回だけ言ってくれる?)」のように、クッション表現を足して丁寧さを保つのがポイントです。
写真・動画撮影での「もう一回撮ろう」
韓国旅行や推し活で、写真や動画を撮るときにも「もう一回」は欠かせません。よく使うのは「한 번 더 찍자(もう一回撮ろう)」というカジュアルな誘い文句です。友人同士ならこのままで十分自然です。
少し丁寧に言いたい場合は、「한 번만 더 찍을게요(もう一回だけ撮りますね)」と「-을게요」を使うと、自分側の意思をやわらかく伝えられます。
動画の撮り直しをお願いしたいときは、「방금 거 다시 한 번 찍어도 될까요?(さっきの、もう一回撮ってもいいですか)」のように、「되다」を使って許可を求める形がよく使われます。観光地で店員さんにお願いするときなどにも、そのまま使える実用フレーズです。
ゲームやスポーツでの「もう一回!」
ゲームやスポーツの場面では、テンション高めに「もう一回!」と言うことが多いです。韓国語では「한 번 더!」や「다시 한 번!」がそのまま使えます。
オンラインゲームや配信などでは、「한 판만 더!(もう一戦だけ!)」という言い方も非常にポピュラーです。「판」はゲームの「一試合」「一局」を表す単語で、ゲーマーならぜひ覚えておきたい表現です。
負けたあとに「다시 하자!(もう一回やろう!)」と誘うのもよくある会話です。スポーツでは「한 번 더 해 보자!(もう一回やってみよう)」と、チームを励ますフレーズとしても使われます。シチュエーションに合わせて、名詞を変えたり、動詞を足したりすると表現の幅が広がります。
丁寧・敬語で使う「もう一回」韓国語
目上の人や仕事の相手に対して「もう一回」を使うときは、カジュアルな表現のままでは失礼にあたることがあります。韓国語は敬語体系が発達しているため、語尾や語彙の選び方で丁寧さをしっかり表現する必要があります。
ここでは、ビジネスメールや接客、フォーマルな場面でも安心して使える「もう一回」の敬語フレーズを整理します。
単に「もう一回」と直接言うよりも、遠回しにお願いする形が好まれることも多いので、日本語との違いを意識しながら覚えていきましょう。適切な敬語表現を使えるかどうかは、相手からの印象を大きく左右する重要なポイントです。
目上の人にお願いするときの表現
上司や年上の人に「もう一回言ってください」とお願いする場合、基本形は「다시 한 번 말씀해 주세요」です。「말하다」の敬語「말씀하시다」を使うことで、相手への敬意を示します。
さらに丁寧にしたいときは、「죄송하지만, 다시 한 번만 말씀해 주시겠어요?(恐れ入りますが、もう一度だけおっしゃっていただけますか)」のように、前置きと「주시겠어요」を組み合わせると、非常にやわらかい丁寧表現になります。
オンライン会議などで音声が聞き取りにくいときは、「소리가 조금 끊겨서 그런데, 다시 한 번만 말씀해 주실 수 있을까요?(音が少し途切れてしまって、もう一度だけおっしゃっていただけますか)」という形もよく使われています。状況を一言添えることで、失礼なく聞き返すことができます。
ビジネスメールでの「もう一度ご確認ください」
ビジネスメールでは、口語とは違う定型的な言い回しが多く使われます。「もう一度ご確認ください」にあたる代表的な表現は、「다시 한 번 확인 부탁드립니다」です。「부탁드립니다」はビジネスシーンで非常によく見られる定番の結びです。
よりかしこまった文面にしたい場合は、「번거로우시겠지만, 첨부 파일을 다시 한 번 확인해 주시길 바랍니다(お手数ですが、添付ファイルをもう一度ご確認いただけますようお願いいたします)」のように、「-시길 바랍니다」を使うとフォーマルな印象になります。
また、相手に再送をお願いするときは、「메일을 다시 한 번 보내 주시면 감사하겠습니다(メールをもう一度お送りいただければ幸いです)」と書くのが自然です。メール特有の決まり文句として覚えておくと便利です。
接客・サービス場面での丁寧フレーズ
接客やサービスの場でも、「もう一度」はよく登場します。例えば、顧客にサインをお願いするときには、「여기에 다시 한 번만 서명해 주시겠어요?(こちらにもう一度だけご署名いただけますか)」のように言うと丁寧です。
説明を繰り返す場面では、「중요한 내용이어서 다시 한 번 설명드리겠습니다(重要な内容ですので、もう一度ご説明いたします)」という表現がよく使われています。「설명드리다」のように、自分の行為をへりくだる表現を使うのがポイントです。
聞き取りづらかったお客様の名前を確認するときは、「성함을 다시 한 번만 여쭤봐도 될까요?(お名前をもう一度だけお伺いしてもよろしいでしょうか)」と、「여쭐다」を使うと非常に丁寧な聞き方になります。接客業や観光業に関わる方は、こうしたフレーズを丸ごと覚えておくと安心です。
カジュアルな「もう一回」韓国語と若者表現
友達同士の会話やSNS、配信コメントなどでは、教科書にはあまり載っていないカジュアルでくだけた「もう一回」の言い方が多く使われています。
ここでは、若者の会話やネット上でよく目にする省略表現や、流行中の言い回しを中心に紹介します。実際のニュアンスや雰囲気を理解しておくことで、韓国語のリアルな温度感をつかむことができます。
ただし、どれも親しい間柄やフランクな場面に限定される表現です。ビジネスやフォーマルな場では使うべきではないので、TPOに応じた使い分けを意識しましょう。
友だちとの会話で使う砕けた言い方
友だち同士の会話では、「한 번 더 해 볼까?(もう一回やってみる?)」のように、「-까?」を使った提案形がよく使われます。また、「다시 하자(もう一回やろう)」のようにシンプルに誘う表現も定番です。
聞き返しのときには、「뭐라고? 다시 말해 봐(何て?もう一回言ってみて)」とかなりくだけた言い方もします。このような表現は、相手との距離感や場の雰囲気をよく見ながら使う必要があります。
仲の良い友人同士では、語尾を伸ばして「한 번 더~(もう一回〜)」と甘えるように言ったり、「한 번만 더~ 제발(もう一回だけ〜お願い)」と冗談っぽく使うこともあります。ドラマやバラエティでよく見かけるパターンなので、耳にしたときにニュアンスが分かると理解度がぐっと上がります。
チャット・SNSでの略し方とスタンプ表現
チャットやSNSでは、タイピングの手間を減らすために、色々な略し方が使われています。「もう一回」に関連するものでは、「다시 ㅋㅋ(もう一回w)」のように、文脈で「また」「もう一度」というニュアンスを込めるケースが多いです。
また、短く「한 번 더 ㅎㅎ」とだけ送って、ゲームや動画のおかわりを提案することもあります。実際には、テキストだけでなくスタンプや画像と一緒に送ることで、砕けた雰囲気やかわいらしさを表現することが一般的です。
「もう一回見よ」「もう一回聞こ」と言いたいときには、「한 번 더 보자」「한 번 더 듣자」をそのまま送るケースが多く、特別に決まった略語が使われているわけではありません。文脈依存の短縮が中心なので、「다시」「한 번 더」のニュアンスを理解していると読みやすくなります。
バラエティやオーディション番組での決まり文句
韓国のバラエティ番組やオーディション番組では、「もう一回」に相当するフレーズがよく登場します。審査員が「한 번만 더 보여 주세요(もう一度だけ見せてください)」と言って再パフォーマンスを頼んだり、出演者同士で「한 번 더 기회 주세요(もう一回チャンスください)」と懇願したりするシーンです。
ダンスや歌の練習場面では、「다시 한 번 해 볼게요(もう一回やってみます)」という自己宣言のようなフレーズも頻出です。視聴者としては字幕で意味が出ることが多いですが、韓国語の音をそのまま理解できると、感情の込め方や微妙なニュアンスがより鮮明に伝わってきます。
こうした番組の影響で、「한 번 더!」「다시 한 번!」という短いコールが、日常会話でもネタ的に使われることがあります。実際の視聴経験と結びつけて覚えると、フレーズが頭に残りやすく、真似もしやすくなります。
ニュアンス比較:「もう一回」に近い韓国語いろいろ
日本語の「もう一回」に近い韓国語表現は他にも多数存在します。例えば「또(また)」「다시(また・もう一度)」「한 번 더(もう一回)」は似ているようで、使い方やニュアンスに明確な違いがあります。
ここでは、それぞれの表現の意味と使い分けを整理し、混同しやすいポイントを分かりやすく比較します。実際のネイティブ会話では、これらを文脈に応じて使い分けているため、違いを知っておくことがとても重要です。
また、学習者が間違えやすい不自然な例も挙げながら、自然な言い換えを提示していきます。これにより、単に暗記するだけでなく、実際に使いこなせるレベルを目指します。
「다시」「또」「한 번 더」の違い
まず押さえておきたいのは、「다시」「또」「한 번 더」の基本的な違いです。
「다시」は「もう一度」「再び」という意味で、行為のやり直しや再開に焦点があります。「다시 시작하다(もう一度始める)」のように、ゼロからやり直すイメージです。
「또」は「また」「再び」という意味で、回数よりも「繰り返し」「同じことが再度起こる」というニュアンスがあります。「또 만났네(また会ったね)」のように、日常でよく使われます。「한 번 더」は「もう一回」「あと一回」と、具体的な回数「一回」を強調する表現です。
表に整理すると次のようになります。
| 表現 | 直訳・基本イメージ | よくある使い方 |
| 다시 | 再び・やり直し | 다시 시작하다 / 다시 해 보다 |
| 또 | また・再度 | 또 만나다 / 또 왔어? |
| 한 번 더 | 一回 もっと | 한 번 더 해 보자 / 한 번만 더 |
この違いを意識すれば、「また来てね」は「또 와(ト ワ)」、「もう一回来て」は「한 번 더 와(ハン ボン ド ワ)」と自然に使い分けることができます。
「もうちょっと」「もう少し」との違い
「もう一回」と混同されやすい表現に、「もうちょっと」「もう少し」があります。韓国語では主に「조금 더」「좀 더」という形で表現します。これらは「回数」ではなく「量」や「程度」に焦点が当たります。
例えば、「もう少しだけ見せて」は「조금만 더 보여 줘」、「もう少し頑張ろう」は「조금만 더 힘내자」となります。ここで「한 번 더」を使うと、「もう一回だけ見せて」「もう一回だけ頑張ろう」という、回数の話になってしまいニュアンスが変わります。
逆に、「もう一回だけ聞かせて」と回数を強調したい場合は、「한 번만 더 들려 줘」が自然で、「조금만 더」は不自然になります。
このように、日本語の「もう〜」という曖昧な部分を、韓国語では「回数なのか、量・程度なのか」を明確に分けて表現する必要があると理解しておきましょう。
「やり直す」「再挑戦する」と言いたいとき
「もう一回やろう」の中でも、「単に回数を増やす」のではなく、「やり直す」「再挑戦する」という意味を強く出したい場合があります。このときは、「다시」を軸にした表現が中心になります。
例えば、「もう一回やり直そう」は「다시 하자」、「もう一度挑戦してみる」は「다시 도전해 볼게」です。試験に落ちたあとに「また受けるつもり」は「다시 볼 거야」と言います。「보다」は試験を受けるという意味でも使われるため、文脈で判断します。
より前向きなニュアンスを出したいときは、「다시 시작해 보자(もう一度始めてみよう)」「다시 한 번만 믿어 줘(もう一度だけ信じて)」のように、「始める」「信じる」といった動詞と組み合わせると、感情が伝わる自然な表現になります。単なる回数ではなく、気持ちの切り替えや決意を伝えたい場面では、「다시」を上手く使うのがポイントです。
今日から使える!「もう一回」韓国語フレーズ暗記帳
最後に、これまで学んだ内容を実際の会話で使える形にまとめます。ここで紹介するフレーズをそのまま覚えておけば、旅行・留学・オンライン交流など、さまざまな場面で即戦力として使うことができます。
また、微妙な丁寧さの違いや、相手との関係性に応じた選び方も一緒に整理します。場面ごとにいくつかのバリエーションを用意しておくことで、より自然な韓国語コミュニケーションが可能になります。
覚える際は、韓国語だけでなく日本語訳と使用シーンもセットで意識すると、記憶に定着しやすくなります。自分が実際によく使いそうなフレーズから優先して暗記していきましょう。
絶対覚えたい基本フレーズ10選
まずは、どんなレベルの学習者にもおすすめできる「これだけは押さえておきたい」基本フレーズを10個に絞って紹介します。
どれも日常会話で頻出のものばかりなので、「発音」「イントネーション」「場面」をセットで覚えると実践で活きてきます。
| 韓国語 | 読み方 | 意味 |
| 한 번 더 | ハン ボン ド | もう一回 |
| 한 번만 더 | ハン ボンマン ド | もう一回だけ |
| 다시 한 번 | タシ ハン ボン | もう一度 |
| 다시 한 번 말해 주세요 | タシ ハン ボン マレ ジュセヨ | もう一回言ってください |
| 다시 말해 줘 | タシ マレ ジュォ | もう一回言って(タメ口) |
| 한 번 더 해 보자 | ハン ボン ド ヘ ボジャ | もう一回やってみよう |
| 다시 하자 | タシ ハジャ | もう一回やろう / やり直そう |
| 한 번 더 찍자 | ハン ボン ド チクジャ | もう一回撮ろう |
| 한 번만 더 기회 주세요 | ハン ボンマン ド キフェ ジュセヨ | もう一回だけチャンスください |
| 다시 한 번만 확인 부탁드립니다 | タシ ハン ボンマン ファギン ブタットゥリムニダ | もう一度だけご確認お願いします |
赤字の部分にあたる「한 번 더」「다시 한 번」「다시」などを入れ替えながら、自分なりのフレーズも作ってみると、理解がさらに深まります。
敬語・タメ口の切り替えパターン
同じ意味でも、相手との距離感によって敬語とタメ口を使い分ける必要があります。ここでは、「もう一回言って」の代表パターンを比較してみましょう。
| レベル | 韓国語 | ニュアンス |
| タメ口 | 다시 말해 줘 | 親しい相手にフランクに |
| やや丁寧 | 다시 한 번 말해 주세요 | 一般的な丁寧語、無難 |
| 敬語 | 다시 한 번 말씀해 주세요 | 目上の人にも安心 |
| 最敬語クッション付き | 죄송하지만, 다시 한 번만 말씀해 주시겠어요? | 非常に丁寧で柔らかい |
まずは中間の「다시 한 번 말해 주세요」を基準に覚え、状況に応じて上下のレベルに言い換えられるようにしておくと、表現の幅がぐっと広がります。敬語レベルを意識して選ぶ習慣をつけると、韓国語全体の運用力が向上します。
暗記のコツと発音のポイント
「もう一回」関連フレーズを暗記する際は、単語単位ではなく「音のかたまり」として覚えるのがおすすめです。例えば、「다시 한 번」を「ダ」「シ」「ハン」「ボン」と分解するのではなく、「タシハンボン」という一つの音として口に出して練習すると、会話でスムーズに出てきます。
また、「한 번 더」は実際の会話では「함 번 더」に近い発音になります。「ㄴ+ㄷ」が連音化して濁るためです。音声教材やドラマのセリフを真似しながら、耳と口を使って覚えると発音も自然になります。
暗記の際には、次のような手順が効果的です。
- 日本語訳とセットで10個程度のフレーズを選ぶ
- 声に出しながら3回ずつ読む
- 日本語だけ見て韓国語を言えるか確認する
- 実際の会話シーンを想像しながら使ってみる
このサイクルを繰り返すことで、「もう一回」の韓国語フレーズが自然と口から出てくるようになります。
まとめ
「もう一回 韓国語」というテーマで見てきたように、一見シンプルな表現の裏には、「回数」「やり直し」「再挑戦」など、さまざまなニュアンスが隠れています。基本となるのは「한 번 더」と「다시 한 번」で、ここに動詞や語尾を組み合わせることで、丁寧さや場面に応じた表現が作られます。
また、「다시」「또」「조금 더」など、似ている表現との違いを理解することで、自分の意図にぴったり合った韓国語を選べるようになります。
カジュアルな会話では、「다시 말해 줘」「한 번 더 하자」といった砕けた言い方が、ビジネスや目上の人に対しては、「다시 한 번 말씀해 주세요」「다시 한 번 확인 부탁드립니다」といった敬語表現が適しています。
まずはこの記事で紹介した基本フレーズを暗記帳として活用し、ドラマやバラエティで耳にしたときに意味がすぐに分かる状態を目指してみてください。そうすれば、韓国語で「もう一回」と自然に言い返せる瞬間が、必ず近づいてきます。