韓国の電話番号、正しい書き方をマスターしよう！

韓国の電話番号を書き方がわからなくて迷ったことはありませんか。韓国内では「0」で始まる市外局番や携帯の「010」から始まりますが、国際電話で使うときは国番号「+82」の扱い方も押さえておきたいポイントです。

この記事では韓国の電話番号の基本構造から、国内・海外での正しい書き方や記入例まで、初心者にもわかりやすく解説します。旅行者やビジネスシーンで役立つ情報も紹介しているので、韓国の電話番号の書き方をマスターしましょう。

韓国 電話番号 書き方：基礎知識と国際通話のポイント

韓国の電話番号は国内通話用と国際通話用で書き方が異なります。国内で使う際は市外局番または携帯番号に「0」をつけて表記し、国際通話の場合は先頭の「0」を外し、代わりに「+82」を付けます。例えばソウルの固定電話番号「02-123-4567」は国内向け、同じ番号を海外から使うときは「+82-2-123-4567」と書きます。

多くの場合、電話番号は3桁・4桁・4桁など、ハイフンで区切って見やすく表記します。韓国のスマートフォンでは登録時に「+」キーをオンにし、国番号82と続けて入力すると、自動的に国際番号として認識される仕組みです。この記事では、韓国の電話番号を正しく書く基礎ルールを押さえていきましょう。

国番号「+82」と始める理由

「+82」は韓国の国番号（国際電話番号）です。海外から韓国に電話をかけるとき、国番号の前に「+」をつけることで電話回線が韓国を指していることがわかります。国内で使うときと違い、書き出しが国番号になる点に注意してください。国番号の後には市外局番や携帯番号から始まる桁を続け、最初の「0」は取り除きます。

例えば韓国の携帯電話番号「010-1234-5678」を海外からかける場合は「+82-10-1234-5678」とします。韓国国内ではこの「0」が必要ですが、国際電話用の表記では国番号「+82」を先頭につけることで同等の意味を持たせます。

電話番号のハイフン・区切りの位置

韓国の電話番号は通常、固定・携帯ともにハイフンで区切って書きます。固定電話では市外局番の後に4桁、携帯電話では「010」の後に4桁と4桁で区切る例が一般的です。たとえばソウル市の固定電話「02-123-4567」、韓国携帯「010-1234-5678」のようになります。

ハイフンを付けることで長い数字列が見やすくなり、読み飛ばしを防ぎます。日本のように携帯番号が3桁・4桁・4桁で区切られるのと同じ形式です。表記によってはスペースで区切る場合もありますが、一般的には「-（ハイフン）」を使うのが標準的です。

国内通話と国際通話の違い

韓国国内で電話する場合は、電話番号に含まれる「0」から始めます。市外局番を使う場合は「0」で始まる3桁・4桁の番号を含めてダイヤルします。この「0」は国際電話用の書き方では省略する点に注意します。国際電話で書くときは先頭の「0」を消し、代わりに国番号「+82」を加えます。

たとえば国内では「010-1234-5678」、国際電話では「+82-10-1234-5678」となります。同様にソウル「02-123-4567」は国内用表記で、海外からの発信では「+82-2-123-4567」と表記します。まとめると、国内向けは「0」から始め、国際向けは「+82」に置き換えるルールです。

韓国の電話番号の基本構造

韓国の電話番号は、固定電話と携帯電話で特徴的な違いがあります。固定電話では市外局番から始まり、携帯電話では「010」という専用の番号から始まります。どちらも「0」から始まる点では共通ですが、その後に続く番号の数や形式が異なります。

電話番号の桁数は固定電話と携帯電話で少し異なります。固定電話は市外局番と加入者番号をあわせて全体で9桁～10桁になることが多く、携帯電話は「010」の後に8桁を続けて11桁です。このような基本構造を押さえると、番号の書き方が理解しやすくなります。

韓国の市外局番の長さ

韓国の固定電話の場合、市外局番の長さは地域によって異なります。ソウルは「02」の2桁、市外では「031」「032」「051」「053」など3桁になっています。番号全体は市外局番＋加入者番号で成り立ち、たとえばソウル「02-123-4567」では市外局番「02」＋加入者番号「123-4567」、釜山「051-234-5678」では「051」＋「234-5678」という構成です。

• ソウル（Seoul）：02
• 京畿（Gyeonggi）：031
• 釜山（Busan）：051
• 大邱（Daegu）：053
• 仁川（Incheon）：032
• 大田（Daejeon）：042
• 光州（Gwangju）：062
• 蔚山（Ulsan）：052

このように地域によって市外局番の桁数が異なるため、書き方も 「02-XXX-XXXX」「051-XXXX-XXXX」など少し変わる点を理解しておきましょう。

携帯電話番号「010」の意味

韓国の携帯電話番号はすべて「010」で始まります。以前は「011」や「016」など複数ありましたが、現在は統一されて「010」のみとなっています。その後に4桁＋4桁の計8桁が続き、合計で11桁の番号です。たとえば「010-2345-6789」が国内用の一般的な携帯番号です。

国際電話の場合は、この「010」の先頭0を省略し、「10-2345-6789」部分を「+82-10-2345-6789」と書きます。まとめると、韓国の携帯は常に010から始まることが構造上のポイントです。

番号の桁数と形式

韓国の固定電話は市外局番を含めて9～10桁、携帯電話は11桁です。表記例を見ると分かりやすくなります。固定電話では「市外局番（0から始まる2～3桁）」＋「市内番号（7～8桁）」、携帯電話では「010」＋「4桁＋4桁」の形です。番号を正しく書くためには、この桁数を守ることが大切です。

書類や予約フォームに記入する場合は、桁数を正確に反映するためにハイフンで区切っても良いでしょう。例えば釜山の番号「0512345678」と書かれていたら、国内では「051-234-5678」と読みやすい位置で区切ります。

韓国内での電話発信と番号フォーマット

韓国国内で電話をかける場合、固定電話か携帯電話かでかけ方に少し違いがあります。共通するのは、市外局番が必要な場合と不要な場合がある点です。市外へかけるときは市外局番を付け、同じ市内や携帯どうしの通話では市外局番を省略してダイヤルすることもできます。

固定電話への発信方法

固定電話から固定電話にかける際、同じ市内であれば市外局番の「0＋市外局番」の代わりに、加入者番号だけでかけられることがあります。たとえばソウル「123-4567」にソウルからかける場合、「02-123-4567」の代わりに「123-4567」とダイヤルできます。ただし他の地域からかける際は必ず市外局番全体を付ける必要があります。

固定電話から携帯電話にかける場合は、常に「010から始まる携帯番号」をダイヤルします。市外局番を意識せずに、たとえば「010-1234-5678」のように直接全番号をかければ通話できます。

携帯電話への発信方法

携帯電話同士での発信は、市外局番が不要です。韓国国内であれば、すべての携帯番号が「010」から始まるため、「010-XXXX-XXXX」の形式でダイヤルすれば通じます。市外局番は自動的に携帯会社のネットワーク内で処理されるため、市内・市外の区別は気にしなくてOKです。

固定電話から携帯電話、携帯から固定電話、携帯から携帯、いずれの場合も「010-XXXX-XXXX」と「市外局番と加入者番号」の組み合わせで発信すればかかります。韓国では固定・携帯の分類ひとつずつ覚えておくと安心です。

緊急通報の番号

旅行中に覚えておきたい番号もあります。韓国の緊急番号は日本と少し違うので、いざというときのためにチェックしておきましょう。例えば、警察への緊急通報は「112」、消防や救急は「119」です。観光客向けには多言語対応の観光ホットライン「1330」も用意されています。

• 警察（Police）：112
• 消防・救急（Fire/Ambulance）：119
• 観光案内（Tourist Hotline）：1330

これらの番号は韓国国内どこからでもダイヤルできる統一番号です。国内用なので電話番号を書くときには「112」「119」「1330」と単純に書きます。

海外から韓国への国際電話のかけ方

海外から韓国に電話をかけるには、始めにその国の国際電話会社識別番号（IDD）を入力し、次に韓国の国番号「82」を付けて、最後に韓国の電話番号（最初の0を省いたもの）を入力します。日本からかける場合を例に説明します。

携帯電話や固定電話から日本で国際電話をするときは、NTTの「001」やKDDIの「010」などの識別番号を押し、その後に82をつなげます。たとえば韓国の携帯「010-1234-5678」に電話する場合、発信窓口を「001」選んで「001-82-10-1234-5678」とダイヤルします。携帯の国際番号入力機能で「+821012345678」と入力すれば、自動的に「001-82-10-1234-5678」相当で発信されます。

日本から韓国への発信

日本から韓国へ電話をかけるには、まず日本の国際電話識別番号（001や0061など）を入力し、「+82（または82）」、そして市外局番の「0」を外した韓国側の電話番号を続けます。日本の携帯電話では「+82-10-1234-5678」のように「+」キーを使って直接入力する方法が簡単です。

例として、ソウルの番号「02-234-5678」にかける場合は、日本から「001-82-2-234-5678」とダイヤルします。携帯（スマホ）では「+82-2-234-5678」と入力することで同じ効果が得られます。

他国から韓国への電話

日本以外の国から韓国にかける場合も基本的には同じ考え方です。各国の国際電話識別番号（多くは国によって「00」など）＋「82」＋韓国の市外局番（0なし）＋加入者番号の順に入力します。たとえばアメリカからなら「011-82-10-1234-5678」、イギリスからなら「00-82-10-1234-5678」のようになります。

スマホでは「+82-10-1234-5678」のように国番号を先頭にしてダイヤルすると、自動的にその国のID番号が付く場合がほとんどです。国際電話をかける際は、まず「+82」を意識しておくとスムーズです。

固定電話と携帯への発信例

海外からかける場合、固定電話も携帯電話も同様のルールでダイヤルしますが、韓国の固定電話は市外局番に注意が必要です。ソウル（02）や釜山（051）など市外局番付きの番号は、日本から「001-82-2-…」「001-82-51-…」という形でダイヤルします。一方、携帯は常に「010」が使われるため「001-82-10-…」となります。

韓国から他国への電話のかけ方

韓国内から日本やその他の国へ電話をかけるときは、最初に韓国の国際電話識別番号（0678などではなく韓国特有の001, 002など）を入力し、次に相手国の国番号、そして相手国の市外局番や番号という順番になります。主な国際電話識別番号は以下の通りです。

• 001：SKテレコムの国際通話サービス
• 002：KT（韓国電気通信公社）の国際通話サービス
• 0055：LG U+の国際通話サービス

携帯電話でも加入するサービスやSIMによって使う識別番号が変わる場合がありますが、スマートフォンでは番号の先頭に「+」を付ける方法が簡単です。

韓国から日本への電話

韓国から日本に電話をかけるときは、上記の識別番号に続けて「81」（日本の国番号）と日本の市外局番（0を外したもの）、加入者番号をダイヤルします。たとえば韓国から東京（03）の番号「03-1234-5678」にかける場合、「001-81-3-1234-5678」となります。携帯電話では「+81-3-1234-5678」と入力して発信できます。

韓国の知人にかける際には、相手がどのキャリア（SKT・KT・LGなど）かを聞いておくと、よりスムーズに通話できる場合があります。

韓国内から海外へのかけ方

一般国際電話と同じで、最初に国際識別番号（例：001、002）、次に国番号、残りをダイヤルします。携帯からなら「+」（プラス）キーの長押しで「+」が出せるので、「+81-7012345678」のように書くと自動的に国際発信となります。主要国への国番号は81（日本）、1（アメリカ）、86（中国）など、相手国の国番号を押さえておきましょう。

たとえば韓国からアメリカ（国番号1）に電話する場合、「001-1-212-123-4567」やスマホでは「+1-212-123-4567」といった形式になります。

入国手続き時の韓国電話番号の書き方

韓国旅行で入国カードや電子渡航認証「K-ETA」を記入するとき、現地での連絡先（電話番号）を尋ねられる項目があります。日本人はまだ任意のこともありますが、宿泊先の連絡先（ホテルの電話番号）を記入するのが一般的です。この際の書き方について説明します。

K-ETA・入国カードへの記入方法

K-ETAやe-Arrivalカードなど公式書類では、国番号から書くか「0から始めるか」が不明なことが多いですが、近年は国番号を使うのが推奨されています。たとえばホテルの電話番号が「02-1234-5678」の場合、国番号を記入できる欄なら「+82-2-1234-5678」と書きます。もし「+」が使えない場合は「82212345678」のように書く例もあります。

「+82」と書かない方法では、国内用表記(0付き)をそのまま記入することもできます。その場合、海外からのかけ方を意識しやすいように、最初の「0」を取らないで書く（例：0212345678形式）ことを確認しておきましょう。

滞在先の電話番号の書き方

滞在先の連絡先としてホテルや勤務先の電話番号を書くときは、そのまま事前にホテルに問い合わせて現地番号を確認しておきます。公式サイトや予約サイトには+82付きで表示されていることも多く、例：+82-51-123-4567（釜山）などです。

もし入国フォームに「国番号」と「市外局番」「電話番号」を別に記入する欄がある場合は、国番号「82」、市外局番の「2」または「51」など、電話番号本体「1234567」のように分けて書くケースもあります。記入例がある場合はそれに従いましょう。

携帯電話の有無による対応

現地で携帯番号がない場合や、入国カードで携帯を書く欄がない場合は「滞在先」の欄にホテルの電話番号を書きます。自分の携帯電話番号を使う場合は「010-XXXX-XXXX」形式（国内用）か「+82-10-XXXX-XXXX」と表記することになりますが、宿泊先の番号が一般的なので心配は要りません。

また、K-ETAでは宿泊先の住所と電話番号登録がルールになっており、2024年以降は日本人旅行者にも必須化されています。正確に記入しましょう。

電話番号の具体例と書き方

具体的な例をもとに、国内用と国際用の書き方を比較します。以下の表のように固定電話と携帯電話それぞれの例を書いてみましょう。

例えば、韓国の携帯「010-1234-5678」は国内ではそのまま表記し、海外から読むときは「+82-10-1234-5678」とします。固定電話でも同様に、ソウルでは「02」釜山では「051」をそれぞれ前につけ、海外では頭の「0」を外して「+82-」に置き換えます。

国内での表記例

固定電話・携帯電話ともに国内用は「0」で始まる番号全体を記入します。表にある「02-123-4567」「010-1234-5678」はそのまま韓国内で使う書式です。入国カードや予約フォームでも「滞在先電話：02-123-4567」と記載する場合があります。

ただし、ビジネスや公式文書で書くときはハイフンを外して「0212345678」のように連続した数字で記入することもあり得ます。どちらにも対応できるよう、最低桁数を間違えないことが大切です。

国際電話での表記例

海外から韓国の番号を書く場合は、表の右列のように「+82」で始めます。ホテルの連絡先や海外からの案内で見かける形式で、電話帳に外国番号を書くときと同様です。スマホで登録すれば自動で+表記になります。

韓国から海外にかける時も、逆に相手国の国番号を使うので同様の考え方です。ここで紹介した例を参考に、実際の状況に当てはめてみると理解が深まるでしょう。

まとめ

韓国の電話番号の書き方は、国内用と国際用で「0→+82」の扱いがポイントです。国内では市外局番を含めて「0」から始まる番号を書き、海外からかける際は「+82」に置き換えます。また、携帯電話は全て「010」から始まることを覚えておきましょう。入国カードやK-ETAなど書類では滞在先の連絡先を正確に記入する必要がありますので、ホテル番号は+82付きでメモしておくと安心です。

以上の基礎知識と例を参考にすれば、韓国の電話番号の書き方に迷うことはなくなります。状況に応じて適切な形式を使い分け、トラブルなくスムーズにコミュニケーションをとりましょう。