韓国ドラマやK-POPの会話の中で、欲しいという表現がたくさん出てきますが、日本語の欲しいをそのまま韓国語に直訳しようとして戸惑った経験はありませんか。
韓国語では、欲しいを表す文法や単語が日本語と大きく異なります。
この記事では、韓国語学習者がつまずきやすい欲しいの言い方を、会話でそのまま使える例文付きで体系的に解説します。
恋人との会話から韓国旅行中のショッピング、推し活での使い方まで、幅広くカバーしますので、最後まで読むことで自然な欲しい韓国語表現がしっかり身につきます。
目次
欲しい 韓国語で どう言う?まずは基本表現を整理
日本語の欲しいは一語で済みますが、韓国語では文型やニュアンスによって使い分けが必要です。
欲しい 韓国語で という検索をする方の多くは、物が欲しい、人にしてほしい、願望として欲しいなど、複数の場面をまとめて理解したいケースがほとんどです。
そこでまず、韓国語で欲しいを表す代表的な表現を整理し、全体像をつかんでおくことが重要です。
韓国語では、名詞が欲しいに近い表現として 원하다、갖고 싶다、필요하다 などがあり、動詞に対して何々してほしいを表す 〜아/어 주셨으면 좋겠다、〜해 줘、〜했으면 좋겠다 などもよく使われます。
このように、欲しいは一対一で訳せる単語ではなく、文脈ごとにベストな言い方を選ぶ必要があります。ここでは、その土台となる考え方や代表パターンを確認していきます。
日本語の欲しいと韓国語の発想の違い
日本語では、名詞に直接欲しいを付けてパソコンが欲しい、時間が欲しいのように表現できます。
一方、韓国語では、欲しいにあたる一語の形容詞は日常会話では基本的に用いず、ある行為をしたい、持ちたい、必要だなど、より具体的な動作や状態で表現します。
この発想の違いを押さえておくと、直訳に頼らない自然な表現が作りやすくなります。
例えば、日本語でお金が欲しいと言う時、韓国語では 단순に 돈이 원해요 とは言いません。
一般的には 돈이 필요해요(お金が必要です)や 돈을 많이 벌고 싶어요(お金をたくさん稼ぎたいです)など、何のために欲しいのか、どのように手に入れたいのかを具体化して表現します。
日本語話者が不自然な韓国語になりやすいのは、この考え方のギャップが原因だと理解しておきましょう。
代表的な欲しい系表現の全体マップ
韓国語の欲しいを体系的に整理すると、次のようなカテゴリーに分けられます。
- 物や状態が欲しい:갖고 싶다、필요하다、있었으면 좋겠다
- 何かをしたい:〜고 싶다
- 相手にしてほしい:〜해 줬으면 좋겠다、〜해 줘
- 控えめに希望を伝える:〜하면 좋겠는데요、〜해 주시면 좋겠습니다
これらを状況に応じて使い分けることで、日本語の欲しいにあたる幅広いニュアンスをカバーできます。
また、会話では感情の込め方も重要です。
例えば、絶対に欲しいという強い願望なら 너무 갖고 싶어요、ちょっと欲しいな程度なら 있으면 좋겠네요 など、強さによって修飾語を変えます。
この記事では、それぞれのパターンを例文付きで詳しく見ていきますので、必要な場面で正しい韓国語が選べるようになります。
「〜が欲しい」を韓国語で言う基本パターン

まず最初に押さえたいのが、物や状態に対する欲しいの表現です。
日本語のこれが欲しい、時間が欲しいなどに相当する言い方は、韓国語ではいくつかの定番パターンがあります。
中でも、갖고 싶다 と 필요하다、そして 있으면 좋겠다 は頻出なので、しっかり使い分けを覚えておくと会話の幅が一気に広がります。
ここでは、それぞれの表現がどんな場面に向いているのか、ニュアンスの違いは何かを比較しながら解説します。
後半では実際の例文も紹介しますので、単語だけでなくフレーズとして丸ごと覚えると、韓国ドラマやバラエティのセリフも聞き取りやすくなります。
갖고 싶다:物を自分のものにしたい欲求
갖고 싶다 は、直訳すると持ちたいで、物や相手との関係などを自分のものにしたいという欲求を表します。
基本形は 名詞 + 을/를 갖고 싶어요 で、話し言葉では 갖고 싶어 というカジュアルな形もよく使われます。
例えば、スマホが欲しいなら 휴대폰을 갖고 싶어요、新しいバッグが欲しいなら 새 가방을 갖고 싶어요 と言えます。
少し感情を込めたい時は 너무를付けて 너무 갖고 싶어요(すごく欲しいです)と表現します。
恋愛文脈で あなたが欲しい のように強い感情を伝える場合、너를 갖고 싶어 といったフレーズが歌詞などに登場することもあり、ドラマやK-POPで耳にすることがあります。
필요하다:必要としている、実務的な欲しい
필요하다 は必要だにあたる動詞で、日本語の欲しいの中でも、実務的なニュアンスに近い表現です。
構文は 名詞 + 이/가 필요해요 で、丁寧体の基本形になります。
例えば、書類が必要ですは 서류가 필요해요、韓国語の勉強時間がもっと欲しいですなら 한국어 공부 시간이 더 필요해요 と言えます。
필요하다 は感情よりも客観的な必要性に焦点を当てるため、ビジネスメールやフォーマルな会話で特に使いやすい表現です。
また、필요 없다(必要ない)と否定形にして、これは必要ありません(이건 필요 없어요)といった言い方も頻繁に登場します。
日本語のこれ欲しい?に近い問いかけを、実務的にこれ必要?と聞きたい場合も 이거 필요해? のように表現します。
있으면 좋겠다:あればいいなという控えめな欲しい
名詞 + 이/가 있으면 좋겠다 は、あればいいな、あったらうれしいなという控えめな欲求を表す時に便利です。
直接的に欲しいと言わず、柔らかく希望を伝えたい場面で活躍します。
例えば、時間がもっと欲しいなあなら 시간이 더 있으면 좋겠어요、休みがあればいいのになら 휴가가 있으면 좋겠어요 となります。
また、ないものを想像して言う場合、もしこんなサービスがあればいいのになどのニュアンスにも対応できます。
이런 서비스가 있으면 좋겠네요 のように 말尾を 네요 に変えると、独り言的な自然さが出て、SNSや会話でよく使われる言い回しになります。
ストレートな欲しい表現に抵抗がある人は、この 있으면 좋겠다 を軸にして慣れていくとよいでしょう。
動詞に対する「〜してほしい」を韓国語で表す
日本語の欲しいは、物だけでなく人の行動にも使われます。
手伝ってほしい、連絡してほしいなど、人に何かをしてほしい時、韓国語では専用の言い方があります。
ここを直訳しようとして、多くの学習者が 잘 해 줬으면 좋겠어요 のパターンを知らずに戸惑ってしまいます。
韓国語では、動詞 + 아/어 줬으면 좋겠다、あるいは 〜해 줘、〜해 주세요 などを使って、相手への依頼や願望を表現します。
敬語のレベルや距離感によって適切なフレーズが変わるため、状況に応じた使い分けを押さえることが重要です。
〜아/어 줬으면 좋겠다:控えめで丁寧な「〜してほしい」
動詞語幹 + 아/어 줬으면 좋겠다 は、〜してくれたらうれしいです、〜してほしいですに当たる表現です。
例えば、明日連絡してほしいなら 내일 연락해 줬으면 좋겠어요、手伝ってほしいなら 도와줬으면 좋겠어요 と言います。
会話では 조금 일찍 와 줬으면 좋겠어(もう少し早く来てほしい)など、親しい間柄でもよく使われます。
この表現は、相手へのお願いを願望の形でやわらかく包み込む働きがあります。
日本語の〜してくれたらうれしいなあというニュアンスで、直接命令形を避けたい時に非常に便利です。
フォーマルにしたい場合は、〜해 주시면 좋겠습니다 のように 하다 の敬語形を用いて、ビジネスメールやお知らせ文でも違和感なく使えます。
〜해 줘 / 〜해 주세요:カジュアル〜丁寧のストレートな依頼
より直接的にしてほしいを言いたい場合は、動詞語幹 + 해 줘 がカジュアルな基本形になります。
친구야, 사진 좀 보내 줘(ねえ、写真ちょっと送って)など、友達同士の会話で頻出です。
少し丁寧にするなら 해 주세요 を使い、가르쳐 주세요(教えてください)、도와주세요(助けてください)のように依頼全般を表現します。
해 줘 は命令形に近いので、相手や状況を選ぶ必要があります。
上司や初対面の人に対しては、해 주세요 や 아/어 주시겠어요? など、敬語を添えた形が無難です。
なお、日本語のして欲しいんだけど…のような前置きをしたい時は、〜해 줬으면 하는데요 のように、願望と依頼を組み合わせて柔らかく表現することもできます。
〜했으면 좋겠다:行動そのものへの願望
아/어 줬으면 좋겠다 は誰かが誰かに何かをしてあげるイメージですが、単にその行動が起こることを願う時は、動詞語幹 + 했으면 좋겠다 を用います。
例えば、雨がやんでほしいなら 비가 그쳤으면 좋겠어요、試験が早く終わってほしいなら 시험이 빨리 끝났으면 좋겠어요 となります。
このパターンは、特定の相手に依頼するというより、状況・状態に対する願望を述べる表現です。
日本語でも、もっと暖かくなってほしいなあのように訳せますし、日常会話やSNSで頻繁に登場します。
主語を自分にして 빨리 집에 갔으면 좋겠어요(早く家に帰れたらいいのに)といった使い方もでき、欲しいの一種として押さえておきたい表現です。
名詞に対する「〜が欲しい」のバリエーション比較
ここまで見てきた 갖고 싶다、필요하다、있으면 좋겠다 などは、日本語の〜が欲しいを状況に応じて言い分けたものと言えます。
とはいえ、実際の会話でどれを選べばよいか迷う方も多いため、ここでは代表的なフレーズを表で整理し、意味と使い分けを分かりやすく比較します。
特に、同じものが欲しいという内容であっても、主観的な欲望を表すのか、客観的な必要性を伝えるのかで、韓国語の選択は変わります。
微妙なニュアンスの違いを理解することで、韓国人からも自然だと感じられる表現を選べるようになります。
代表フレーズの比較表
まずは、よく使うパターンを一覧で確認してみましょう。
| 日本語 | 韓国語 | ニュアンス |
|---|---|---|
| 新しい靴が欲しい | 새 신발을 갖고 싶어요 | 自分の物として持ちたい、感情強め |
| 資料が欲しい(必要だ) | 자료가 필요해요 | 実務的に必要としている |
| 時間がもっと欲しい | 시간이 더 있으면 좋겠어요 | あればいいなという願望 |
| お金が欲しい | 돈이 필요해요 / 돈을 많이 벌고 싶어요 | 状況により必要性・願望を選ぶ |
このように、日本語では一律に欲しいを使うところを、韓国語では欲望・必要性・願望といった軸で細かく表現します。
特に、갖고 싶다は感情寄り、필요하다は客観寄り、있으면 좋겠다は控えめな希望と覚えておくと整理しやすくなります。
感情の強さによる言い換え
欲しいの強さは、副詞や文末表現によって調整できます。
とても欲しいなら、너무、진짜、정말 などをつけて 너무 갖고 싶어요、정말 필요해요 のように感情を強調します。
一方で、軽く言いたい時は 있으면 좋겠네요、있으면 좋을 것 같아요 のように曖昧な表現を使うと柔らかく聞こえます。
また、語尾を変えることでも印象が大きく変わります。
-요 体は丁寧、요 を省いて 갖고 싶어 は親しい対等な関係、갖고 싶다 は独り言や書き言葉寄りです。
丁寧さと感情の強さの両方を調整しながら、場面に合うベストな欲しい表現を選んでいきましょう。
ネイティブがよく使う自然な例文
実際の会話っぽさを意識して、いくつかの代表例を挙げます。
- 요즘 시간이 좀 더 있으면 좋겠어요
(最近、時間がもう少しあったらいいのに) - 이 가방, 진짜 갖고 싶어
(このバッグ、本当に欲しい) - 이번 프로젝트에 사람이 더 필요해요
(今回のプロジェクトには人手がもっと必要です)
これらは、ドラマやバラエティ、SNSでもよく耳にする自然なフレーズです。
特に会話では、文脈の中で主語を省略しがちです。
例えば、돈 좀 필요해(お金ちょっと欲しい)とだけ言っても、前後の流れで何に対してかが伝わります。
教科書的な完全な文にこだわりすぎず、ネイティブの使い方を真似することで、より自然な韓国語に近づけます。
K-POP・ドラマでよく聞く「欲しい」表現
韓国語学習者の多くは、K-POPや韓国ドラマを通して欲しい系の表現に触れています。
しかし、歌詞や台詞は感情表現が誇張されていたり、文語的な言い回しも混ざっているため、そのまま会話で使うと浮いてしまう場合があります。
ここでは、エンタメ作品で頻出する欲しい関連のフレーズと、日常会話での使い方の違いを押さえておきましょう。
特に、恋愛ソングでよく出てくる 너를 갖고 싶어、너만 있으면 돼 などは、日本語の君が欲しい、君さえいればいいにあたる強い表現です。
こうしたフレーズを理解できると、歌詞の意味が深く味わえるだけでなく、文型の応用としても役立ちます。
歌詞に多い強い願望表現
K-POPの歌詞では、日常会話以上に強い欲望や執着を描くため、갖고 싶어 죽겠어(欲しくてたまらない)、너밖에 없어(君しかいない)などの表現が多用されます。
これらは、現実の会話でそのまま使うとかなりドラマチックな印象になるため、場面を選ぶ必要があります。
例えば、너를 갖고 싶어 は直訳すれば君が欲しいで、恋愛関係の相手に向けたとても強い表現です。
日常会話では、似た感情を 조금 더 순하게 말して 보고 싶어(会いたい)、너랑 있고 싶어(君と一緒にいたい)など、距離感を和らげた言い方にする方が一般的です。
歌詞を学習素材にする時は、このようなリアル会話との差を意識しておきましょう。
ドラマで出てくる自然な「欲しい」セリフ
一方、ドラマの会話シーンでは、実際の口語に近い欲しい表現がたくさん登場します。
- 나도 그런 사랑 한 번 해 보고 싶어
(私もそんな恋、1回してみたい) - 지금 내가 제일 갖고 싶은 건 자유야
(今、私が一番欲しいのは自由だ) - 그냥 네가 행복했으면 좋겠어
(ただ、お前が幸せであってほしい)
これらは、文型としてもそのまま応用しやすく、会話練習にも適しています。
特に 마지막 の 〜했으면 좋겠어 は、相手の幸せを願う時などに頻出するやさしい表現です。
한국ドラマの名セリフ集などを活用して、欲しいに関連するフレーズをストックしておくと、感情表現の幅が大きく広がります。
歌詞・ドラマ表現を日常会話に取り入れるコツ
エンタメ作品の表現をそのまま真似るのではなく、丁寧さや誇張度合いを調整して日常的に使える形に落とし込むことが大切です。
例えば、너를 갖고 싶어 を普段使いする代わりに、너랑 더 있고 싶어(君ともっと一緒にいたい)、너랑 계속 얘기하고 싶어(君とずっと話していたい)といったフレーズに変えると、自然で使いやすくなります。
また、終止形の 다 体は歌詞やナレーションで多く見られますが、会話では 요 体か해体(반말)にするのが基本です。
갖고 싶다 → 갖고 싶어요 / 갖고 싶어 のような変換を常に意識しておくと、作品から拾ったフレーズを自分の会話にも活かせます。
欲しいに関する表現は感情の核となる部分なので、エンタメを教材にしつつ、実用的な形にアレンジしていきましょう。
買い物・旅行で使える「欲しい」韓国語フレーズ集
韓国旅行やオンラインショッピングで、これが欲しい、これくださいを韓国語で言えると、コミュニケーションの幅が一気に広がります。
ここでは、現地のショップやカフェでそのまま使える実用度の高い欲しいフレーズをまとめます。
特に、韓国では英語も通じる場面が多いですが、簡単な韓国語で欲しいを伝えられるだけで、相手の反応や距離感がぐっと近くなります。
覚えやすく、丁寧で安全な表現を中心に紹介しますので、フレーズごと暗記しておくと安心です。
これが欲しい・くださいの基本表現
お店でこれが欲しい、これくださいと言う時の定番は、이거 주세요 です。
指差しながら 이거 하나 주세요(これ一つください)、이거 두 개 주세요(これ二つください)のように数を付けて言えば、基本的な買い物は問題なくこなせます。
少し丁寧にしたい場合は、이거 좀 보여 주세요(これ、ちょっと見せてください)、이 제품에 대해 설명 좀 해 주세요(この商品について説明してほしいです)など、해 주세요 型を使うとよいでしょう。
欲しい気持ちをやわらかく伝えたい時は, 이거 갖고 싶은데요(これ、欲しいんですけど)と前置き的に使うこともできますが、実際の購入場面では 주세요 を使う方がシンプルで伝わりやすいです。
色やサイズなど条件付きの「欲しい」
買い物では、色やサイズなどの条件を付けて欲しいを伝える場面が多くなります。
例えば、この服の黒色が欲しいなら 이 옷 검은색으로 갖고 싶어요 よりも、お店では 보다具体的に 검은색 있어요?(黒色ありますか)と聞く方が自然です。
そのうえで、네, 이걸로 주세요(はい、それをください)と続けます。
サイズについても同様で, 이거 M 사이즈 있어요?(これ、Mサイズありますか)と在庫を確認し、あれば 그걸로 주세요 とまとめれば問題ありません。
韓国語では、너무 작아요(小さすぎます)、좀 더 큰 거 없어요?(もう少し大きいのはありませんか)など、欲しい物に近づけていくための表現も重要です。
欲しいそのものより、조건을伝えることでスムーズにやりとりできます。
値段交渉や希望をやんわり伝えるフレーズ
市場やフリーマーケットなど、値段交渉が可能な場面では、欲しいけれど少し安くならないかなというニュアンスを伝えたいことがあります。
その際、무척 갖고 싶긴 한데요, 조금만 깎아 주시면 좋겠어요(とても欲しいんですけど、少しだけ値引きしていただけると嬉しいです)のように、欲しいを起点にやわらかくお願いするのがコツです。
また、迷っている時には, 갖고 싶긴 한데 좀 더 생각해 볼게요(欲しいには欲しいんですけど、もう少し考えてみます)と伝えると、押し売りもしにくくなります。
欲しい気持ちを率直に見せつつ、自分のペースを保てるので、覚えておくと便利なフレーズです。
恋愛・人間関係での「あなたが欲しい」「こうしてほしい」の言い方
恋愛や親しい人間関係では、物よりも相手の気持ちや行動に対して欲しいを使うことが多くなります。
しかし、ここで日本語の感覚のまま直訳すると、韓国語では重すぎたり、不自然に聞こえることがあります。
相手との距離感や関係性に応じて、適切な強さの表現を選ぶことが大切です。
この章では、あなたが欲しい系の強い言葉から、もっと連絡してほしい、そばにいてほしいといった日常的な願望まで、実用度の高いフレーズを整理します。
特に、柔らかく、でも正直に気持ちを伝えるための表現に注目して解説します。
「あなたが欲しい」に近い表現の注意点
日本語のあなたが欲しいを直訳して 너를 갖고 싶어 と言うと、韓国語ではかなり強く、支配的なニュアンスを含みます。
歌詞やドラマではあり得ますが、現実の日常会話で多用すると重く感じられる可能性が高いです。
そのため、実際には会いたい、そばにいたい、一緒にいたいといった形で気持ちを表現するほうが自然です。
例えば、너랑 함께 있고 싶어(君と一緒にいたい)、너 없이는 안 될 것 같아(君なしでは無理な気がする)などは、欲しいに近い感情を、柔らかく、かつロマンチックに伝える表現です。
また、너만 있으면 돼(君さえいればいい)は、歌詞にもよく登場するフレーズで、恋人同士の親しい会話なら使えるレベルの強さです。
ストレートな欲しいではなく、自分にとっての大切さを言い換えるイメージで表現すると、韓国語としても自然になります。
「もっと連絡してほしい」「会ってほしい」などの実用フレーズ
恋人や友人に対して、〜してほしいを伝える場面では、前述の 〜아/어 줬으면 좋겠다 や 〜해 줬으면 좋겠어 がよく使われます。
例えば、もっと連絡してほしいなら, 연락 좀 자주 해 줬으면 좋겠어(もう少し頻繁に連絡してほしい)と表現できます。
会ってほしいという場合は, 자주 만나 줬으면 좋겠어(よく会ってくれたらうれしい)や, 이번 주말에 꼭 만나고 싶어(今週末はどうしても会いたい)など、감정の強さに応じて言い方を調整します。
한국語では、相手を責めるニュアンスに聞こえないよう에 좀, 자주, 꼭 などの副詞や、좋겠어 をうまく組み合わせて柔らかく伝えるのがポイントです。
重くなりすぎない、かわいい「欲しい」表現
韓国語には、欲しい気持ちをかわいく伝えるための語尾や副詞も豊富です。
例えば、ちょっと甘えるようなニュアンスで、오늘은 나랑 있어 주라(今日は私といてよ)と 라 를使うと、親しい間柄にしか使えない反面、可愛らしい印象になります。
また、〜해 주면 안 돼?(〜してくれない?)という形で、お願いと欲しいを組み合わせると、상대에게選択の余地を残しつつも、気持ちを伝えられます。
예를 들어, 오늘은 좀 빨리 와 주면 안 돼?(今日はちょっと早く来てくれない?)のような言い回しです。
恋愛場面では、あえて直接 너를 원해 などと言わず、こうした柔らかい欲しい表現を組み合わせることが、自然で大人なコミュニケーションにつながります。
韓国語の「欲しい」を使いこなすための学習ポイント
ここまで紹介してきたように、韓国語の欲しいは一つの単語で片付くものではなく、複数の文型と語彙を組み合わせて表現する必要があります。
最後に、学習者が効率よくこれらの表現を身につけるための学習戦略や、よくある間違いを避けるポイントをまとめます。
特に、日本語母語話者が混同しやすい 원하다 と 갖고 싶다 の使い分け、そして必要性と欲望の線引きを意識することは重要です。
日常の会話やSNS投稿で実際に使いながら、自分の中の感覚を調整していくことが、使いこなす近道になります。
直訳を避けるための思考プロセス
日本語から韓国語に訳す時、まず欲しいという語を頭の中から一度外し、何がどうなってほしいのかを具体的に分解して考える癖をつけましょう。
例えば、お金が欲しいなら、お金が必要だと言いたいのか、お金を稼ぎたいのか、単に今手元に現金が欲しいのかによって、韓国語は変わります。
このプロセスを踏むことで、필요하다、갖고 싶다、벌고 싶다、생겼으면 좋겠다 など、適切な動詞や文型が見えてきます。
直訳ではなく、状況を一度イメージ化してから韓国語にするというステップを意識すれば、不自然な表現を大幅に減らすことができます。
欲しいという日本語に引きずられないことが、自然な韓国語への第一歩です。
よくある間違いとその修正
学習者が特によく犯すミスとして、すべての欲しいを 원하다 で表現しようとするケースがあります。
例えば、시간을 원해요 と言うと文法的に大きな誤りではありませんが、実際の会話としてはかなり不自然です。
時間が欲しいと言いたいなら、시간이 더 필요해요、시간이 있었으면 좋겠어요 のほうが適切です。
원하다 は、願望というよりも、객관的な「求める」「要請する」に近い場面で使われることが多く、契約書や説明文など、やや固い文脈で使われがちです。
日常会話の欲しいは、갖고 싶다・필요하다・〜고 싶다・〜했으면 좋겠다 あたりでほぼカバーできると考えておきましょう。
間違いやすい表現を自覚しておくだけでも、実際の会話でとっさに正しいフレーズを選びやすくなります。
ドラマ・SNSを活用した実践的なインプット法
欲しい表現を定着させるには、教科書の例文だけでなく、ドラマやSNSなどの生きた韓国語からインプットを増やすことが効果的です。
特に、台詞や投稿の中から 〜고 싶어、있으면 좋겠다、해 줘 などのフレーズを見つけたら、文全体をメモして、自分の状況に当てはめて言い換えてみる練習が有効です。
例えば、드라마에서 나도 그런 사랑 한 번 해 보고 싶어 というセリフを聞いたら、사랑 の部分を 여행、공연、유학 などに変えて、自分のやりたいことに合わせて応用してみましょう。
SNSでは、ハッシュタグで 갖고 싶다、필요해 などを検索すると、多様な実例が大量に得られます。
信頼できるネイティブの用例を蓄積し、自分でも真似して投稿してみることで、欲しい関連の表現は自然と口をついて出るようになります。
まとめ
日本語の欲しいは一語で済みますが、韓国語では状況に応じて 갖고 싶다、필요하다、있으면 좋겠다、〜고 싶다、〜해 줬으면 좋겠다 など、複数の表現を使い分ける必要があります。
直訳しようとするのではなく、何をどの程度、どのような形で欲しているのかを具体的にイメージし、それに合った文型を選ぶことがポイントです。
買い物や旅行では 이거 주세요、이거 보여 주세요 などの定番フレーズ、恋愛や人間関係では 〜해 줬으면 좋겠어、너랑 있고 싶어 など、距離感に合った言い方を押さえておくと安心です。
ドラマやK-POPの歌詞から欲しい関連の表現を拾いつつ、現実の会話で使える形に調整する習慣を持てば、自然な韓国語が身についていきます。
欲しい 韓国語で と迷った時は、本記事で紹介した考え方とフレーズに立ち戻り、自分の伝えたいニュアンスに最も近い表現を選んでみてください。