韓国語を学んでいるとき、「どの代名詞を使えばいいか迷う」ことは少なくないです。敬語・親しい表現・指示代名詞・疑問詞など、幅広い種類があり、使い分けがコミュニケーションの質を左右します。この記事では、「韓国語 代名詞 一覧」をテーマに、個人代名詞・指示代名詞・疑問詞・再帰代名詞などの種類ごとに例文や使い分けを整理し、自然で丁寧な表現ができるように指南します。学習者すべての層に役立つよう、読みやすく実践的な内容にしています。
韓国語 代名詞 一覧:個人代名詞と敬語/タメ語の使い分け
個人代名詞は「私・あなた・彼・彼女・私たち・彼ら」など、話者・聞き手・第三者を指す語です。韓国語では敬語表現や話し手と聞き手の関係・年齢差に強く影響され、親しい表現(タメ語)と丁寧・敬語表現(존댓말)が存在します。
以下の表で、主格・目的格・所有格での使い分けを示し、さらに敬語・タメ語の間のニュアンスも比較します。
| 人称 | タメ語(カジュアル) | 敬語/フォーマル |
|---|---|---|
| 一人称(私/私たち) | 主格:나(na) 目的格:나를/날(nareul/nal) 所有格:나의/내(naui/nae) 私たち:우리(uri)/우리들(urideul) |
主格:저(jeo) 目的格:저를/절(jeoreul/jeol) 所有格:저의/제(jeoui/je) 私たち:저희(jeohui)/저희들 |
| 二人称(あなた/あなたたち) | 主格:너(neo) 目的格:너를/널(neoreul/neol) 所有格:너의/네(neoui/ne) あなたたち:너희(neohui)/너네(neone) |
あなた:당신(dangsin) あなたたち:여러분(yeoreobun) |
| 三人称(彼/彼女/彼ら) | 彼・彼女:그(geu)/걔(gyae) 彼ら・彼女たち:그들(geudeul)/걔들(gyaedeul) |
敬意を込めた三人称:그분(geubun)/그분들(geubundeul) |
敬語とタメ語の使い分けのポイント
敬語を使う場面は、目上の人・ビジネス・初対面などです。タメ語は友人・同年代・非公式な場面で使われます。二人称の「너」は非常に親しい間柄でのみ使われ、目上の人には不適切です。敬語の「당신」は夫婦や文学・歌詞など特定の状況で主に使用され、日常会話では名前や役職などを使った呼びかけが好まれます。
一人称「나」はカジュアルな自己表現に使い、「저」は丁寧さや謙譲を込めたい時に用います。同様に、一人称複数「우리」は親しい雰囲気を出すのに適し、「저희」はフォーマルな場面で使われます。
目的格・所有格での変化
韓国語代名詞は、主格以外でも形を変えるか、助詞や接辞の付け方で文中での役割を示します。例えば「私」を目的語にすると「나를/날」となり、「私の〇〇」の所有格には「나의/내」。目的格や所有格になるとき、敬語形は「저를/절」「저의/제」など。
所有格「내(nae)」は話し言葉で「나의」が短縮された形であり、フォーマルでは「제(je)」が使われます。対照的に「너의/네」はややカジュアルで、他者や目上の人に対しては避けた方が安全です。
代名詞の種類別一覧:指示・疑問・不定代名詞など

代名詞には個人代名詞以外にも、対象を指示する指示代名詞・疑問詞として使われる疑問代名詞・所有を表す不定代名詞などの種類があります。それぞれの種類を理解することで、文章や会話での表現力が大きくアップします。
指示代名詞(場所・物・人を指す言葉)
指示代名詞は「この・その・あの」のように位置関係や話者・聞き手との距離で使い分けます。例として「これ」は 이것(igeot)、「それ(聞き手近く)」は 그것(geugeot)、「あれ(遠く)」は 저것(jeogeot)。人を指す場合にも 이 사람/그 사람/저 사람 のように使われます。
場所を指す場合は 여기(yeogi)/거기(geogi)/저기(jeogi)で、「ここ・そこ・あそこ」に対応します。自然な会話では、これらの指示代名詞は話の流れで省略されることが多いですが、明確に指示する時には重要です。
疑問詞・不定代名詞(質問/曖昧な対象を表す)
誰・何・どこ・いつ・どの・どんなものかなどを表す語が疑問詞です。主なものには 누구(nugu:誰)、 뭐/무엇(mwo/mueot:何)、 어디(eodi:どこ)、 언제(eonje:いつ)、 어떤(eotteon:どの/どんな)などがあります。不定代名詞的に「ある人」や「何か」を意味する場合には 아무(amu)/어떤 사람(eotteon saram)などが使われます。
疑問詞は会話や文法練習で頻出するため、正しく使えるように覚えておくことが重要です。たとえば「何をする?」は 뭐 할 거예요?(mwo hal geoyeyo)で、「何を」が列挙や所有の場合と異なることが多いです。
再帰代名詞(自己や自身を強調する表現)
再帰代名詞は自己を対象とする動作や状態を強調する場合に使います。韓国語では 자기(jagi)、자신(jasin)、また 자기 자신/저 자신 のように複数語で構成される形が一般的です。動詞との組み合わせで「自分」「自身」という意味になります。
たとえば 自己紹介で「私自身」「あなた自身」を言いたい時、「저 자신」「너 자신」などを使います。カジュアル場面では 자기 を、そのまままたは 들(deul)で複数形にして用いますが、フォーマルでは 자신 を使った表現がより適切です。
代名詞を使うときの注意点:省略・適切な呼びかけ・文化的背景
韓国語では、代名詞を必ず使うとは限りません。特に主語や目的語は文脈で明らかな場合によく省略されます。人間関係・年齢・身分によって「あなた」「彼」などを名前+役職・呼び名で代替することがあり、直接代名詞を使うことが無礼になるケースもあります。最新情報でもこの傾向は強く観察されています。
また、敬語表現では動詞語尾との組み合わせが重要です。「저です」でも「저는です」とは言わず、「저は~です」「저는 ~합니다」など文脈に合った形式が必要です。タメ語では語尾の簡略化や略式表現が入りやすいため、相手を選んで使うことが礼儀になります。
実践例で学ぶ:代名詞を使った例文集
代名詞の種類ごとに、実際の文脈で使われる例文を見てみましょう。文章の構造とともに代名詞の形・敬語度合いが分かる例を複数掲載します。
一人称/二人称の例文
カジュアルな場面: 나는 오늘 영화를 볼 거야(ナヌン オヌル ヨンファル ボル ゴヤ):私は今日映画を観るよ。
フォーマルな場面: 저는 오늘 발표를 합니다(ジョヌン オヌル パルピョルル ハムニダ):私は今日発表します。
親しい友人に対して: 너 뭐 해?(ノ モ ヘ):あなた何してるの?
先生や上司に対して: 당신은 어떻게 지내세요?(タンシヌン オットケ チネセヨ):あなたはどう過ごしていますか?
指示代名詞の例文
このものをください: 이것 주세요(イゴ ジュセヨ)
その人はどなたですか: 그 사람 누구예요?(グ サラム ヌグエヨ)
あちらにあります: 저기 있어요(チョギ イッソヨ)
それを持ってきて: 그것을 가져와 주세요(グゴスル カジョワ ジュセヨ)
疑問詞・不定代名詞の例文
誰が来ますか?: 누가 옵니까?(ヌガ オムニカ)
何を食べますか?: 뭐 먹어요?(モ モゴヨ)
どの本?: 어느 책?(オヌ チェク)
いつ帰る?: 언제 돌아가요?(オンジェ トラガヨ)
再帰代名詞の例文
私は自分を信じます: 저는 자신을 믿습니다(ジョヌン ジャシヌル ミッスムニダ)
彼自身でやりました: 그는 자기 자신이 했어요(グヌン ジャギ ジャシニ ヘッソヨ)
皆さん自身: 여러분 자신(ヨロブン ジャシン)
自分たち自身: 우리 자신(ウリ ジャシン)/자기들 자신(ジャギドゥル ジャシン)
その他の代名詞:所有・集合・代名詞を伴う表現など
所有を表す代名詞は、代名詞+所有格の形で作られ、話し言葉では短縮形が多く使われます。集合を表す表現では複数形や集団を示す言葉が加わります。こうした表現は「誰のものか」「みんなで」「それぞれ」のような意味を表すのに役立ちます。
このタイプの代名詞表現を使う際には、文法的な一致や助詞の使い方に注意が必要です。「誰の~」などの形では「의」が使われます。また、「すべて」「各自」などを意味する代名詞的な集合表現もあり、場面によってはそこに自己や他者を含めるかどうかでニュアンスが変わります。
所有代名詞の表現
私の~: 내 친구/제 친구(nae chingu / je chingu)
彼の/彼女の~: 그의 책/그녀의 친구(geu ui chaek / geunyeo ui chingu)
あなたの~(親しい): 네 책(ne chaek)
皆さんの~: 여러분의 의견(yeoreobun ui uigyeon)
集合・分配を含む表現
私たち全員: 우리 모두(uri modu)/저희 모두(jeohui modu)
それぞれの自分自身: 각자 자신(gakja jasin)
互いに: 서로(seoro)を使う表現も代名詞的に働く例があり、たとえば 서로 이야기하다(セロ イヤギハダ):互いに話す。
まとめ
韓国語の代名詞は多くの種類があり、敬語・親しい表現・指示・疑問・再帰など、場面によって適切な形を選ぶことが重要です。特に「私」「あなた」「彼/彼女」「彼ら」などの個人代名詞では敬語度合いと相手との関係性で大きく変わります。
また、指示代名詞・疑問詞・所有代名詞・再帰代名詞なども覚えておくことで、会話や文章での表現の幅が広がります。文脈で省略されることが多い韓国語ですが、省略できるのは相手と話題が分かっているときだけです。
日常会話やドラマ・ニュースなどで頻出する代名詞をまず押さえて、お気に入りの例文を声に出して練習してみて下さい。使い続けることで自然に体に染み付き、韓国語の理解力と表現力が確実に伸びます。