韓国ブームが日本にも広がりつつあり、韓国で日本の俳優やアイドル、スポーツ選手が話題になることが増えています。特にドラマや映画、K-POPのつながりで注目を集めた日本人スターは、韓国のファンの間でも名前がよく挙がります。この記事では、俳優・歌手・スポーツ選手といったジャンル別に「韓国で有名な日本人」をピックアップし、その活躍ぶりや注目される理由を最新の動向を交えて解説します。
目次
韓国で有名な日本人俳優・女優
最近では日韓合作のドラマや次世代型コンテンツを通じて、日本の俳優が韓国でも知られる機会が増えています。特に若手俳優は見た目や演技が韓国の人気俳優に似ているとして話題になることがよくあります。例えば坂口健太郎は、ドラマ『シグナル』日本版の主演を務め、BTSが主題歌を歌ったことも追い風となって韓国でも認知が拡大。2025年にはソウルでファンミーティングを開催するほどの人気を博しました。
山崎賢人も、Netflixドラマ『今際の国のアリス』や実写映画『キングダム』で韓国でも知名度を得た俳優です。多彩な役柄で若者に人気を集め、韓国の視聴者からは「可愛いからかっこいいまで魅力的」と注目されています。また岡田将生は、日本国内でも高い評価の演技派ですが、韓国でも映画やドラマで韓国との縁が深い役を演じてきました。Disney+の韓国ドラマにキャスティングされ、主演デビューすることが発表されており、韓国ファンの関心を集めています。
韓国で人気の日本人俳優・女優
韓国で支持される日本の俳優には坂口健太郎や山崎賢人、岡田将生、菅田将暉、横浜流星などがいます。坂口健太郎は韓国雑誌や番組でも紹介され、岡田将生は韓国でロケをした映画への出演歴があり、話題を呼びました。山崎賢人はドラマや映画で多くの実写化作品に出演し、韓国でも原作ファンから注目されています。さらに、人気俳優が集う映画祭（例えば釜山映画祭）に映画出演作と共に招待される機会も増え、日本人俳優の認知向上につながっています。＜br />
日本人女優では、最近は韓国ドラマに日本人役で出演した例も増えつつあります。例えば、話題の作品に日本人女優が起用されることで、韓国でも興味を持つ視聴者が増えています。日本の大物女優ではなくとも、中堅や若手の女優陣も韓国メディアに登場し、業界内外から注目されています。
日韓ドラマや映画で活躍する日本人俳優
日韓の共同制作ドラマや映画で日本人俳優が活躍するケースが増えています。最近では韓国ドラマの日本リメイク版にも日本人俳優が主演したり、韓国側で制作されたドラマに日本人俳優が出演したりする例が話題になっています。坂口健太郎は韓国ドラマ『愛のあとにくるもの』で韓国の人気女優イ・セヨンと共演し、きれいな日韓ラブストーリーを演じ話題に。岡田将生も韓国制作のドラマ『殺し屋たちの店』シーズン2でイ・ドンウクと共演が決まり、制作発表で大きな反響を呼びました。こうした国境を超えた制作プロジェクトに携わることで、日本人俳優は韓国の視聴者にも広く名前が知られるようになっています。
また、アジア映画祭にも目立つ来場で注目を集めています。菅田将暉は2017年の釜山国際映画祭に出演作『あゝ、荒野』が正式出品された際に参加し、一躍韓国のメディアで取り上げられました。横浜流星はソウルドラマアワードでアジアスター賞を受賞し、韓国ファンにも“花より美しい男”として称賛されました。このように映画祭での受賞歴や正式出品によって、出演作と合わせて日本人俳優への注目度が高まっています。
韓国映画祭で注目された日本人俳優
日本人俳優は韓国国内の映画祭でも度々取り上げられています。特に釜山国際映画祭やソウルで開催されるイベントには、日本の話題作の上映に合わせて俳優が招かれることがあります。横浜流星が「きみの瞳が問いかけている」のロサンゼルスプレミアでソウルまで取材されたり、劇場版作品で主演男優賞を獲得した松坂桃李が韓国メディアで大きく報じられたりした例があります。こうしてメディア露出が増えることで、映画ファンの間で「この日本人誰？」と名前が広まり、知られざる名優たちが新たに認知されるきっかけになっています。
韓国で有名な日本人アイドル・歌手
韓国ではK-POPブームの影響もあり、日本出身のアイドルや歌手が注目を集めるようになっています。特に日本人メンバーを含むK-POPグループでは、韓国ファンが日本出身メンバーを自国の「推し」として応援するケースが増加。こうしたアイドルを通じて、韓国でも日本の芸能人への関心が高まっています。また、日本のJ-POPアーティストを韓国の歌番組やSNSで目にする機会も増え、SNSや動画サイトでの拡散で人気に火がつくことも多いです。韓国側の音楽メディアで紹介されることで、日本人歌手のリリース曲が韓国でも広行する現象が見られます。
さらに、アニメやドラマ的な要素を持つ日本の楽曲が韓国アイドルによってカバーされる例も増えており、それがきっかけで原曲の歌手にも注目が集まる状況。同じく日本発のアーティストの楽曲が韓国の配信チャートにランクインすることもあり、歌手本人が韓国の音楽番組に招かれたり、コラボレーション企画でK-POPアイドルと共演するケースも増えてきました。
韓国で活躍する日本人K-POPアイドル
K-POPグループに所属する日本人アイドルは、韓国でも特に人気が高いです。宮脇咲良（旧IZ*ONE、現LE SSERAFIM）はその代表格で、韓国でもトップクラスの知名度を誇ります。彼女は韓国のテレビ番組や広告にも度々登場し、ファンミーティングも開催されました。TWICEのもも、愛子…、およびイム・ナヨンら、日本出身のメンバーも多くの韓国ファンに愛されています。NCT127の日本人メンバー・YUTA（ユウタ）は韓国のバラエティ番組に出演し、日本語と韓国語を交えたトークで人気を博しました。これらのアイドルは韓国語でコミュニケーションを取れるため、韓国のファンからも“身近な存在”として支持されています。
日本のアイドルグループも韓国に進出しており、日本デビューしているグループの韓国公演が話題になることがあります。さらに2024年以降、日韓合同オーディション番組から生まれたグローバルアイドルKAIA（カイア）には日本人メンバーがおり、注目されています。韓国の音楽フェスやKCONなどで日本人アーティストがパフォーマンスする機会も増え、日本側からも知名度が急上昇しています。
韓国音楽番組で注目された日本人歌手
日本人アーティストの楽曲が韓国の音楽チャートで上位にランクインするケースが増えています。例えばOfficial髭男dismの楽曲やYOASOBIの曲が韓国のSNSで話題になり、韓国のリスナーにも知られるようになりました。特にアニメ『呪術廻戦』の主題歌となったOfficial髭男dismの「Mixed Nuts」は、K-POPと日本のポップスの両方を愛する若者の間でヒットし、MVが韓国でも視聴されるなど大きな反響を呼びました。
また、日本人歌手のカバー曲をK-POPアイドルが発表し、それをきっかけに原曲歌手への関心が高まる例もあります。韓国のラジオや動画配信で日本のJ-POPが紹介されることで、「初めて聴いたがいい曲だ」と口コミで人気が広がるケースも増えており、音楽を通じた文化交流が進んでいます。
J-POPが韓国でも注目される理由
韓国で日本人歌手が注目される背景には、音楽ライブ配信やSNSの普及があります。日韓の間ではカバーし合う文化が古くからあり、K-POPアーティストが日本の楽曲を歌ったり、日本のアイドルが韓国風の楽曲を取り入れたりする流れが後押ししているのです。さらには、TikTokなどのショート動画で日本語のキャッチーな音楽が使われて海外でも注目されることも多く、韓国の若者にも日本の曲が広く浸透するようになりました。こうした現象が、韓国人にとって「知っている日本人歌手」を増やすきっかけとなっています。
韓国で有名な日本人スポーツ選手
スポーツの分野でも、日本人選手が韓国で高い人気を誇る例がいくつもあります。特にサッカーや野球といった競技では、実力と人柄で韓国のファンを魅了する選手が知られています。メジャーリーグで活躍する野球選手や、アジアの舞台で活躍する格闘家など、国境を超えて尊敬されるアスリートが話題になります。
韓国では日本と対戦する機会が多い野球やサッカーでは、選手個人の活躍がニュースになります。また、武道や総合格闘技の分野でも日本人の強さが注目され、メディアで特集されることがあります。こうしたスポーツ交流を通じて、日本人選手の名前が韓国で知られるようになっています。
韓国で人気の日本人野球選手
やはり野球界では、大リーグで二刀流として活躍する大谷翔平選手が韓国でも圧倒的な知名度を誇ります。2021年の二刀流成功や2023年のワールドシリーズ制覇により、韓国の野球ファンも大谷選手の動向に注目。実際に若者からも“オオタニ・ショヘイ”という名は知られており、結婚などプライベートな話題でも韓国メディアが大きく報じました。ソン・フンミン選手がサッカー界の顔なら、大谷選手は野球界の顔として韓国でも一目置かれる存在です。
他にも、質の高いピッチャーや打者が注目されます。たとえば日本の若手左腕投手や、日本プロ野球で活躍する主砲は、MLBや台湾リーグといった第3国で韓国メディアにも取り上げられることがあります。また、ソフトバンクホークスのように日韓ともに人気のチームで活躍する選手については韓国スポーツニュースで名前が出ることも少なくありません。
韓国で有名な日本人格闘家
総合格闘技や格闘イベントの分野では、在日韓国人4世の秋山成勲選手（韓国名：チュ・サンフン）が有名です。彼は日本では修斗などで活躍し、韓国ではテレビ番組『スーパーマンが帰ってきた』で子どもとのほほえましい日常が人気となりました。韓国料理紹介番組やバラエティにも夫婦で度々出演しており、その明るい人柄も相まって高い人気を得ています。また、過去にはK-1や初期のUFCに参戦した岸本泰義、堀口恭司らも韓国ファイト文化とのつながりから話題になりました。
さらに女性格闘家にも注目が集まっています。プロレスラーの木村響子さん（旧姓：神取忍）は韓国の歴史ドラマにも出演経験があり、日本と韓国双方で知られた往年のスターです。最近では女子総合格闘家として吉田沙保里さん（※日本のレスリング選手）が韓国に招聘されたケースなど、格闘技の世界での日韓交流が日本人選手の認知向上に寄与しています。
その他の日本人アスリート
韓国で人気のスポーツは野球やサッカー以外でも多岐にわたります。日本人バレーボール選手（例：元日本代表の木村沙織や久光重佳）やバスケットボール選手、あるいはゴルフ界では渋野日向子選手らが、韓国ツアーや試合出場で話題になると韓国メディアで注目されます。オリンピックやアジア大会で日韓が対戦する際には、卓球・水泳・体操など多くの種目でも両国の選手が紹介されるため、名前が広く知られるようになります。スポーツは国境を越えて共感を呼ぶコンテンツであり、日本人アスリートが大舞台で見せる活躍は、韓国のスポーツファンにも良い印象を与えています。
韓国で有名な日本人モデル・タレント
日本人タレントやモデルも、韓国のエンタメに登場することがあります。具体的な有名人ではありませんが、韓国では日本のファッションやトレンドに敏感な層が多く、ファッション誌やライフスタイル番組では日本人モデル・タレントがゲスト出演することがあります。例えば、韓国の女性ファッション誌に日本人モデルが掲載されたり、日本のライフスタイル研究家が韓国番組に招かれたりして、徐々に知名度を上げています。
また、日韓両国で活動する芸能人も存在します。韓国語が堪能な日本人俳優や、韓国系日本人タレントがバラエティに出演する例もあります。インフルエンサーに関しては、韓国で人気のSNS上では日本の美食・旅行系YouTuberやブロガーが話題になることがあり、韓国人ユーザーが日本の最新トレンド情報をチェックしています。このように、K-POPや映画以外でも、広義の「日本人タレント」が韓国のメディアで注目されるケースが増えています。
まとめ
この記事では「韓国で有名な日本人」というキーワードに応え、俳優、アイドル、スポーツ選手などジャンル別に注目の日本人を紹介しました。最近の日韓の文化交流ブームにより、日本のエンタメやスポーツ選手は韓国でも高い注目度を得ています。例えば、坂口健太郎や宮脇咲良のような俳優・アイドルから、野球の大谷翔平や格闘家の秋山成勲まで、多彩な分野で日韓の間に架け橋となる存在が増えています。今後も日韓両国の交流が進む中で、さらなる日本人タレントの活躍が期待されます。最新の情報をキャッチしながら、韓国で名を馳せる日本人たちの動向に注目してみてください。